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フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。桜の季節になりましたね。きれいな桜を眺めてお花見もいいけれど、花より団子、舌で味わう桜はいかがですか?桜の風味を加えたお菓子は、作るのも食べるのも楽しい気分に。ほんのり桜色のさくらスイーツで春を味わいましょう!
さくらスイーツ作りで重宝するのが、桜の花の塩漬け。塩抜きをしてそのまま飾ると見た目も可愛らしく、また、トッピングしたり刻んで材料に混ぜて使ったり、桜の風味を楽しむことも出来ます。
製菓材料店では、桜あんや、桜のリキュール、フリーズドライの桜のパウダー、桜の葉など、桜のお菓子作りに便利な材料がいろいろ販売されています。
いつものお菓子や料理にちょっと加えれば、手軽に春の彩りを添えられます。製菓材料を扱うお店や通信販売の他、スーパーに置いてあるものもありますので、ぜひ、チェックしてみてください。
桜の葉を刻んで入れたスコーンは、焼いていると、桜のいい香りがキッチンに漂います。桜の花は彩と味のアクセント。朝ごはんにも、おやつにもぴったりです。
作るときは、粉もバターも冷たく冷やし、カットしたら、切り口を触らないようにします。
また、桜の花は水分を切りすぎると焦げてしまうので、ぎゅっとしぼらず少し水分がのこっている状態で使うようにして下さい。
・薄力粉 100g
・ベーキングパウダー 小さじ1
・砂糖 大さじ1
・無塩バター 25g
・牛乳 大さじ3
・桜の葉の塩漬け 5枚
・桜の花の塩漬け 6個
① 桜の葉は洗って真ん中の堅い軸を切り、細かく刻む。桜の花は塩を洗い、水に30分くらいつけて塩抜きをする。
② 薄力粉とベーキングパウダー、砂糖をボウルに入れて、1cm角に切ったバターを入れ、フォークやスケッパーなどで切り混ぜる。バターが米粒くらいになったら、手で擦り混ぜたら、牛乳を入れてまとめる(こねない)。
③ ボウルの中で半分に切って重ねて押し、また半分に切って押すという作業を数回繰り返したら、ラップをして、冷蔵庫で30分以上生地を寝かせる。
④ ひらたく伸ばして包丁で四角にカットし、うえに牛乳を塗り、さくらの花をのせる。
⑤ 170度のオーブンで25分くらい焼く。
チーズケーキの生地に桜の風味をつけ、桜の花をちょこんと乗せて焼きました。スティック状にカットすると食べやすく、プレゼントなどにもぴったりです。
・クリームチーズ 200g
・サワークリーム 100cc
・グラニュー糖 60g
・卵 1個
・薄力粉 大さじ1
・桜の花の塩漬け 20個くらい
・グラハムクラッカー(またはビスケット) 50g
・無塩バター 30g
① 桜の花は塩を洗い、水に30分くらいつけて塩抜きをする。飾りの分を取り分けてみじん切りにする。
② グラハムクラッカーは袋に入れて砕き、バターを混ぜる。バットにオーブンシートを敷き、押すようにして全体に敷き詰める。
③ 室温に戻したクリームチーズとサワークリーム、グラニュー糖をよく混ぜる。
④ 卵と刻んだ桜の花を入れて混ぜ、薄力粉を加えて混ぜる。
⑤ クラッカーを敷いたバットに流し、飾り用の桜の花をのせ、170度のオーブンで25分くらい焼き、冷めてからカットする。
市販の桜あんを使用したミルクプリンは、混ぜるだけで手軽に作れます。桜あんを使っているので、ちょっと和菓子のような風味です。
材料をあわせてそのまま冷やすと分離するので、氷水につけて、少しとろみがついてから型に流すのがポイントです。
・桜あん(市販品) 200g
・牛乳 300cc
・生クリーム 50cc
・粉ゼラチン 5g
① ゼラチンは水大さじ2に振り入れてふやかす。
② 桜あんに生クリームと、牛乳を加えて混ぜる。
③ 牛乳の半量をレンジで軽く湯気が出る程度に加熱し、ゼラチンを入れて溶かす。
④ 桜あんのボウルにゼラチンを溶かした牛乳を混ぜる。
⑤ 材料の入ったボウルを氷水につけ、混ぜながらとろみがつくまで冷やす。
⑥ 器に流して冷やす。
⑦ お好みでクリームを絞って塩抜きをした桜の花の塩漬けをのせる(分量外)。
春のわくわく気分が盛り上がるさくらスイーツ。ぜひ楽しみながら作ってくださいね。
この記事のライター
笠原知子
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IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
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