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ナチュラルフード・コーディネーターの茂木奈央美です。新じゃがの季節がやってきました。色白で、みずみずしい新じゃがは、柔らかくてホクホク。栄養の高い薄皮まで丸ごと美味しく食べられます。そんな新じゃがが香ばしく食べられるハッセルバックポテトとマッシュした中身がホクホクのローデットポテトをご紹介します。
3月から6月くらいまでが、新じゃがの旬です。冬に植え付けされたじゃがいもの収穫がこの時期で、地域によって差があるので、春から初夏にかけて新じゃがが出回ります。
新じゃがは、水分が多いので火の通りが早く、また栄養豊富な皮も薄くて食べやすいので、ぜひこの時期に食べたいですね。
取れたての元気の良い新じゃがは、保管場所に注意です。日の当たる場所だと、すぐに芽が出てしまいます。この芽は毒性なので食べないようにしましょう。日にあたって緑色がかってしまった場合も同じです。
アコーディオンのように切れ込みを入れたスウェーデン料理です。
そのままでも、付け合わせにもなるようなシンプルなレシピで作ります。食べやすい大きさの小玉を使います。
・新じゃが(小玉)…6~7個
・バター…15~20g
・ハーブソルト…小さじ1/2~1(無い場合は、塩、胡椒、ガーリックパウダー、パセリなどを混ぜても可)
・オリーブオイル…大さじ1.5~2
・タイムの枝…2~3本(あれば)
① 割りばしを平行に2本置き、その間にじゃがいもを置いて、2~3mm間隔で切れ込みを入れる。
(割りばしに包丁があたるまで切れ込みを入れます。この割りばしが、下まで切れるのを防ぎ、つながった状態を作るガイドになります。)
② ボウルに入れ、オリーブオイルを回しかける。切れ込みの間にもオイルが入るようにかけたら、転がしながら全体にコーティングする。
③ 耐熱容器に移し替え、220度に熱したオーブンで25~30分焼く。
④ 焼いている間に、常温にしたバターにハーブソルトを混ぜておく。
⑤ 残り10分ほどになったら、一旦オーブンから取り出して④を上に塗り、再びオーブンに入れる。
⑥ 残り1~2分になったら、タイムを上に乗せ香りを移す。
⑦ 中心まで火が通り、柔らかくなったら出来上がり。
中身をくりぬいたじゃがいもの中には、マッシュしたじゃがいも。とろ~りチーズとサワークリームとの相性もピッタリのアメリカ料理です。
食べ応えのある、中玉を使い、オーブンに入れる前に一度蒸してから調理します。
・新じゃが(中玉)…4個
・チェダーチーズ(レッド)…50~60g
・サワークリーム…大さじ3
・ベーコン…40~50g
・コーンスターチ…小さじ1
・牛乳…大さじ2~2.5
・塩コショウ…適量
・オリーブオイル…適量
・青ねぎ…適量
① 新じゃがは、蒸し器で約20分ほど、または柔らかくなるまで皮ごと蒸しておく。
(または丸ごと茹でておく。)
② ①を横に置き、上1/4ほどを切り落とす。
③ スプーンを使って、切り落としたところから中身を出し、くりぬく。皮の表面にオリーブオイルを塗っておく。
④ ボウルに切り落とした部分とくりぬいた中身を入れ、塩コショウをしてフォーク等で粗く潰したら、③に詰め直す。
⑤ 別のボウルに細かくしたチェダーチーズにコーンスターチをまぶし和えたら、牛乳を入れ、電子レンジ600wで30秒ほど温めて、良くかき混ぜる。
⑥ ④の上に⑤と5mmの角切りにしたベーコンを乗せ、180度に熱したオーブンで10分ほど焼く。
⑦ 皿に盛り、サワークリームを乗せ、青ネギを散らしたら出来上がり。
香ばしく焼けたハッセルバックポテト、ほくほくで柔らかいローデットポテト、ぜひ、この季節に作ってみて下さいね!
この記事のライター
ナチュラルフード・コーディネーター
茂木奈央美
8051
海外生活を経て、インドアグリーンスタイリストに。現在は、「日常と非日常を楽しむ食事」をテーマにナチュラルフード・コーディネーター、環境アレルギーアドバイザーとしてレシピ作成、カフェメニューのプロデュース、スタイリング、セミナー等を中心に活動中。自身が撮る写真が評価され、ニューヨークやロンドンで展示の経歴あり。料理を通して、毎日の生活シーンを心豊かに暮らせるヒントとレシピをお届けします。
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