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才賀紀左衛門さんのパートナー・絵莉さんが、10月に産まれた長男を育てる中でメンタルの不調を感じていると明かしています。
(※画像は才賀紀左衛門さんオフィシャルブログより)
才賀紀左衛門さんと絵莉さんは、入籍せずに事実婚という形をとっており、10月11日に男の子を出産。11月下旬の数日間は、母子で産後ケア施設に滞在していたといいます。
絵莉さんは最終日に「あと1週間くらいいたい」と感じるほど、産後ケア施設で快適な日々を過ごせたそうですが、帰宅した途端、現実に引き戻されます。家ではやらねばならないことが山積みで、「帰ってきたらやることありすぎて胃が痛い。もう見なかったことにしたい。そうしよう」「夜ごはんを任されたのでとりあえずお米を炊こう。部屋の片付けは明日にしよう」とブログに綴りました。
家事代行サービスも利用しているものの、毎日来てくれるわけではありません。赤ちゃんの授乳をし、おむつを替えて、泣けばあやし、掃除や洗濯をし、料理を作って……。おまけに体には産後のダメージも残っています。絵莉さんは出産からほとんどまとめて眠れておらず、産後ケア施設でも母子同室で、いつもより夜泣きがひどく「夜は逆に寝れなかった」そうです。
ブログでは「なんか産後メンタルクライシスガルガル期全部コンプリートしちゃってる」と、精神的な落ち込みを告白。「約2ヶ月夜から朝までまとめて寝れてないってことをわかってほしいっていうのは難しいか。わたしが求めすぎなのかな〜」と、ともに暮らすパートナーへの本音を漏らしています。
また、ブログ読者からの「実家に頼ってみては」というコメントに答えるかたちで「うちはなんと、実家は受け入れ拒否です」と、実家には頼れない状況であることも明かしました。
絵莉さんは今の情緒不安定な状態に自己嫌悪を感じており、「ここ数ヶ月のわたしは怒りっぽいし、攻撃的だし(とくにパートナーに対して)言っていることは数分で変わるし情緒は不安定だしまるで女子高生のようなメンタルだしほんとうに自分が自分でやんなる」と吐露。
そのうえで、「何よりパートナーさん、ごめんなさい」と才賀さんに申し訳なさを感じていることを明かしつつ、「そのうち余裕ができて数年後とかに笑い話にできればいいな〜」と綴っています。
一方の才賀さんは「絵莉はチビと家いつでもチビ見るよって言うてんのに預けない笑」と、自分が長男の世話をすると言っても絵莉さんが預けようとしないのだと明かしています。
才賀さんは「パパ何回してる思ってんねん笑」と育児に対する余裕も見せていますが、絵莉さんにとっては初めての育児。すでに子育て経験のある才賀さんとは心の持ちようが違って当然かもしれません。
(※画像は才賀紀左衛門さんオフィシャルブログより)
(※画像は才賀紀左衛門さんオフィシャルブログより)
妊娠前は気にならなかった、夫のあんなことやこんなことが、産後はいちいち気になって仕方がない。それは決して珍しいことではありません。
産後の女性は、急激なホルモン分泌の変化などの影響で、感情のコントロールがうまくいかないことが多いもの。パートナーにイライラするのは、本来の自分の感情ではなく、そうした産後の体の影響による一時的なものともいえます。
ただし、だからといってパートナーが「ホルモンのせいなら仕方ないな」と放置していいものではないでしょう。
子どもが生まれてからの夫婦の関係は「家庭という場で子育てを協力して行っていくべきユニット」と言い表すこともできます。しかし、具体的にどうやって協力していくか、十分に話し合っているという夫婦はどれほどいるでしょうか。そこから夫婦関係にすれ違いが生じ、産後クライシスを生じさせる一因になっている可能性があります。
産後クライシスの続く期間については諸説ありますが、厚生労働省の「全国ひとり親世帯等調査結果報告(2016年)」によると、全体(死別を除く)の約4割が、子ども(末子)が0〜2歳の時に離婚をしています。「産後2年以内」に離婚を決意している夫婦が少なくないということです。子どもが3~5歳の時に離婚した家庭を含めると、その数は全体の6割に達しています[*1]。こうした離婚の状況から見ると、産後クライシスは産後5年ほど続き、家庭の維持に影響を与える可能性もあります。
参考文献[*1]厚生労働省平成28年度全国ひとり親世帯等調査結果報告「2 ひとり親世帯になった時の親及び末子の年齢」
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