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e-ラーニングに関するサービスの様々なコンテンツを提供するイー・ラーニング研究所は、子どもがいる親を対象に「小中学校での授業時間短縮に対する意識調査」を実施しました。
イー・ラーニング研究所調べ
現在、文部科学省によって小中学校の授業時間の短縮が検討されています。
「時間短縮によって、創出された時間で、各学校の裁量での取り組みが拡大されることを知っていますか<SA>」と尋ねたところ、「知っている」(95)と回答した人は約2割にとどまりました。※現段階で文部科学省は小中とも5分短縮して小学校40分、中学校45分に変更することなどを視野に入れています。
イー・ラーニング研究所調べ
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さらに「文部科学省の方針についてどう思いますか<SA>」と聞いたところ、約4割が「賛成」と回答。「探求学習などのプラスαの取り組みが増えること」(148)や「最後まで集中して授業が受けられること」(106)、「各学校に適した授業環境が整うこと」(100)に期待していることがわかりました。
イー・ラーニング研究所調べ
一方で、約1割の「反対」と回答した人に「授業時間短縮により不安を感じる部分は何ですか<MA>」と聞くと、「詰め込み教育により、授業についていけない子どもが増えること」(45)に最も回答が集まりました。
授業時間の短縮により新たに創出された時間が、子どもにとってポジティブな影響があると考える親が多い一方で、授業内容のボリューム増加やスピード感に不安を感じていることがうかがえます。
イー・ラーニング研究所調べ
「授業時間短縮によってできた時間で、学校でどのような学習をすることが理想であると思いますか<MA>」では、「協調性や社会性などのコミュニケーション能力を育む教育」(389)と「資産形成や投資などの金融教育」(382)があげられました。
イー・ラーニング研究所調べ
さらに、「教育現場の変革により、子どもに身につけてほしい能力は何ですか<MA>」と質問したところ、「他者とのコミュニケーションを円滑に行う能力」(424)が選ばれました。
外国語やプログラミング学習以上に、子どものコミュニケーション能力の向上や金融教育など、現代社会を生き抜くために必要なスキル向上に力を入れてほしいと考えていることがわかります。
「社会で役立つ能力を育む授業を増やしていくべきだと思いますか<SA>」との問いでは、9割以上の親が「思う」(479)と答えました。
イー・ラーニング研究所調べ
「その他、今後教育現場においてどのような授業が行われることを期待しますか<MA>」では、「実践的な体験型の授業の増加」(285)が最も多く、次いで「他の人と意見を交わしながら考える時間の増加」(281)となりました。
この結果から、前問のコミュニケーション能力向上と同様、他の人との意見交流を通して子どもの思考時間の増加や実践的な体験学習の増加に期待する親が多いことがわかりました。
イー・ラーニング研究所調べ「小中学校での授業時間短縮に対する意識調査」調査方法:紙回答調査期間:2024年4月3日(水)〜4月26日(金)調査対象:子どもを持つ親、親族に子どもがいる人計506人
イー・ラーニング研究所https://e-ll.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)
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