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イー・ラーニング研究所はこのほど、子どもがいる親を対象に「夏休みの家庭での過ごし方に関する調査」を実施しました。
「夏休みの期間、お子さまは何をして過ごすことが多いですか<MA>」と聞いたところ、「友達と遊ぶ」(245)と回答した人が最も多く、次いで「学校の宿題」(176)、「自身で趣味などを楽しむ時間」(175)と続く結果となりました。
また、「夏休みの期間、親の共働きなどにより、子どもがひとりでいる時間がありますか<SA>」の問いには、「ほとんど毎日ある」(129)、「毎日ではないが、少しある」(160)と答えた人があわせて約7割となりました。
「子どもの夏休みの過ごし方で課題に感じることはなんですか<MA>」では、第1位に「生活リズムが狂ってしまうこと」(268)、第2位「自主的に宿題などを行わないこと」(144)、第3位「学習意欲が下がってしまうこと」(118)の順に回答する結果となりました。
スマートフォンやゲームなどの誘惑があることで夜更かしをしたり、勉強をせずにだらけてしまったりすることに課題に感じている親が多いことがうかがえます。
一方で、「今年の夏休みに新たな取り組みを行うとしたら、どのような体験をさせたいと思いますか<MA>」と尋ねたところ、「机の上ではなく、体験を通した学習」(260)に回答が多く集まりました。
その他、「家族の思い出がつくれる旅行」(218)、「考え方や育った環境が異なる人との交流」(212)、「身体を使ったアクティビティ」(204)といった、子どもの好奇心や感性が養えるようなアクティブな過ごし方をしたい人がいることがわかりました。
「今年の夏休みに特に体験させたいことは何ですか<MA>」と聞いたところ、第1位は「金融教育関連」(186)、第2位は「英語・英会話スクール」(165)、第3位は「スポーツ系」(144)となりました。
同社で2023年12月に調査を行った「年末年始の学習と過ごし方に関する調査( https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000227.000013831.html )」では、保護者間で話題になった習い事・子どもにさせたい習い事として英語とプログラミングが上位に選ばれていますが、それ以上に2024年1月から開始された新NISAや7月から新紙幣が20年ぶりに発行されたことを受けて、金融関連の関心が高まっていることがうかがえます。
「夏休みの体験や習い事はどこから情報を収集しますか?<MA>」と尋ねたところ、「インターネット」(207)が多いものの「学校や地域からの情報」(187)や「親のコミュニティによる口コミ」(166)が上位にランクインしました。
各メディアやSNSで多く情報が飛び交う昨今でも、夏休みの体験や習い事は、より身近なところからも情報を収集していることが判明しました。
最後に、「新しい取り組みや習い事を行うことで、子どもにどのような力を身につけてほしいと思いますか?<MA>」と質問したところ、「自分で考え解決する問題解決力」(292)、「自ら進んで行動する自立の力」(252)を選ぶ親が多くいました。
PCやスマートフォンによる検索で、子どもが膨大な量の情報を簡単に得られる時代になっていることも、考える力や自発的な行動を身につけてほしいと感じる要因の一つと考えられます。
今回の調査では、夏休みは親の共働きなどが理由で、子どもがひとりで過ごしたり、友だちと遊んで過ごすと回答した親が多いことがわかりました。
また、勉強をせず生活リズムが狂ってしまうことを課題に感じており、体験型の学習を通して、問題解決能力や自主性、コミュニケーション能力を養ってほしいと考えていることがうかがえました。
イー・ラーニング研究所調べ「夏休みの家庭での過ごし方に関する調査」調査方法:紙回答調査期間:2024年6月20日〜6月27日調査対象:子どもを持つ親、親族に子どもがいる人計429人
イー・ラーニング研究所https://e-ll.co.jp/
(マイナビ子育て編集部)
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