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整理収納アドバイザーむらさきすいこです。片付けには、必ずと言っていいほど「捨てられない」という悩みがつきもの。私たちは、「高かった」「いつか使うかも」「まだ使える」と、無意識のうちに捨てない理由を探してしまいます。今回はそんな「どうしても捨てられない!」時の対処法を5つお伝えします。
例えばキッチン。
ジューサーやホットサンドメーカーなど、出番の減った小型調理家電は判断に迷う物の1つではないでしょうか。
まずは「捨てる・捨てない」の判断をする前に、キッチンカウンターの上や引き出しの最上段など、より使いやすい収納場所に変えてみるという方法があります。
取り出しにくく戻しにくい収納は、使用頻度が低くなる原因の1つ。
出し入れがスムーズにできると使用頻度が増えて、1軍の家電に昇格することもあるかもしれません。
使いやすい収納場所に変えても出番がない場合は、いよいよ「捨ててもいい」と、納得できるようになります。
クローゼットの洋服やバッグは「高かった」という理由で捨てられない物の多い場所です。
判断に迷うときは、「捨てなきゃ」と悩まなくても大丈夫。
「保留ボックス」を設けて、迷う服はそちらで保管しましょう。
「保留ボックス」は、1シーズンあるいは1年など自分で保管期限を設けることが大切です。
取り置いたけれども結局着なかった服は、捨てやすくなります。
雑誌や本などは、つい増えてしまう物の1つ。
油断するとすぐに収納スペースのキャパシティーを超えてしまいます。
そこで、雑誌は3か月、本は1年というように「所有する期限」を自分で決めてみましょう。
期限がきたらチェックして、雑誌の読み返したいページは、携帯電話の写真に撮ったり該当ページをスクラップしたりするのもおすすめ。
本は手元に置いておきたいものだけに厳選しましょう。
期限を設けることで、「捨てるハードル」が下がりますよ。
食器は壊れていないので、捨てる勇気が出ないもの。
そのような時のおすすめの対処法は、食器棚の食器をすべて出して、「使っている食器」「好きな食器」だけを選んで食器棚に戻します。
そして「使っていない食器」「好きじゃない食器」は段ボールへ移して別の場所で保管してみましょう。
2~3ヵ月ほどその状態で生活をしてみると、食器棚のあまりの使いやすさに驚くと思います。
いつも同じ食器ばかりを使っていて、必要としている数は意外と少ないことに気が付くかもしれません。
これは実際に私が実践した方法ですが、一度快適で使いやすい状態を体験すると、段ボールの保留食器を元に戻したいと思えなくなり、スムーズに手放すことができました。
明らかに収納スペースのキャパシティーを超えている場合は別ですが、迷う物は無理に捨てる必要はありません。
気持ちの整理がつくまで保管しておきましょう。
捨てることにこだわりすぎると、ダイエットと同じくリバウンドを起こす原因になります。
今、家にある物は1日で増えているわけではありませんよね?
一気に捨てるよりも、1年~1年半ほどの時間をかけて少しずつ物と向き合いながら片付けを進めてみましょう。
いかがでしたか?
どうしても捨てられないと悩んだ時は、ご紹介した5つの方法を試してみて下さいね。
片付けは短期戦より長期戦。自分にとって心地よい物を選び取り、物ではなく「人が主役」の住まいを作っていきましょう。
この記事のライター
整理収納アドバイザー
むらさき すいこ
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横浜市の整理収納アドバイザー。マンションで夫と息子2人の4人で暮らしています。片づけ苦手な家族がいても、すっきりシンプルに暮らすコツをブログ・Instagramで発信中。収納公開自宅セミナー・訪問片づけサポート・コラム執筆などの活動を行っています。
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