チューリップの花言葉を色別（白・黄色・ピンク・赤など）＆本数別に解説

1．チューリップ全般の花言葉は『思いやり』

チューリップ全般の花言葉は『思いやり』『博愛』です。

『思いやり』という花言葉の由来は、オランダの昔話からきています。その一部を紹介しましょう！

昔、世にも美しい女性に心奪われた3人の騎士がいました。

しかし、博愛主義者で心優しい女性は、騎士の中から誰かひとりを選ぶことがどうしてもできませんでした。

誰ひとり傷つけたくなかった女性は、花の女神に「どうか私を花に変えてください」と懇願します。女神はその願いを聞き入れ、女性をチューリップの花に変えました。

物語の内容から分かるように、チューリップの花言葉は、なによりも平等を愛する女性の優しさから生まれた言葉なのです。ちなみに、チューリップの球根は、騎士のひとりが女性にプレゼントした『金塊』が変化したものだといわれています。

1-1．チューリップの花言葉には怖い意味がある？

チューリップ全般の花言葉である『思いやり』には怖い意味はありません。

しかし、色や本数によっては否定的なニュアンスの花言葉が含まれているものがあります。

「相手を喜ばせようとしたのに、逆に悲しい気持ちにさせてしまった…」とならないために、花言葉は事前にチェックしておきましょう。

2．【色別】チューリップの花言葉

はじめに、チューリップの色ごとの花言葉を紹介します。チューリップの童謡で有名な『赤・白・黄色』以外にも、チューリップにはたくさんの色があります。

ここでは、7色のチューリップの花言葉についてみていきましょう。

2-1．白いチューリップの花言葉は『純粋』『失恋』

白のチューリップの花言葉は『純粋』『失恋』です。

白には『白紙に戻す』『まっさらにする』などの意味があります。花言葉にも『失恋』が含まれているので、恋愛中やパートナーがいる方へ白いチューリップを贈るのは避けた方が良いでしょう。

2-2．赤いチューリップの花言葉は『愛の告白』『真実の愛』

赤のチューリップの花言葉は『愛の告白』『真実の愛』です。

赤色は『愛』を伝えるプロポーズや告白などに人気の、情熱の色。オランダでは男性が女性へ告白するときに赤いチューリップを贈るのが定番だったことから、この花言葉になったといわれています。

「赤いバラはちょっと大げさかな」と感じる方にも、さりげないイメージのチューリップはおすすめです。

2-3．黄色いチューリップの花言葉『正直』『希望のない恋』

黄色のチューリップの花言葉は『正直』『希望のない恋』です。

黄色は、国によって意味合いが変わる色。とくに西洋では『裏切り者の色』とされています。花言葉にも『希望のない恋』と否定的なニュアンスがあるので、プレゼントには避けたほうが無難でしょう。

それでも黄色は人気があり、好きな方も多い色ですよね。プレゼントするときは、相手が前向きな気持ちになれるような、ポジティブなメッセージカードを添えるのがおすすめです。

2-4．ピンク色のチューリップの花言葉は『愛の芽生え』『誠実な愛』

ピンクのチューリップの花言葉は『愛の芽生え』『誠実な愛』です。

オランダ伝説の中で、騎士たちが女性に好意をもったときの様子から、この花言葉がつきました。恋心を抱き、一途に思う気持ちを伝えるのにぴったりですね。

またピンクは多くの女性に人気があり、女性らしさを象徴する色です。「赤は主張が強くて苦手」と感じる方にもピンクは喜ばれる色でしょう。

2-5．オレンジ色のチューリップの花言葉は『照れ屋』

オレンジのチューリップの花言葉は『照れ屋』です。

恥ずかしさで、ほんのり頬がオレンジに染まる様子から、この花言葉がつきました。

普段は気恥ずかしくて言葉にできない想いも、オレンジ色のチューリップと一緒に渡せば伝えられそうですね。

また『ユリ咲きチューリップ』のオレンジ色は、良い香りがするめずらしい品種といわれています。明るいオレンジ色とともに、良い匂いに癒されるのも素敵でしょう。

2-6．紫色のチューリップの花言葉は『永遠の愛』

紫のチューリップの花言葉は『永遠の愛』です。

紫は古くから『最高位の色』として扱われ、クレオパトラやローマ帝王も魅了するほどの最高級品でした。『紫の衣服を身にまとえば永遠に繁栄する』と言い伝えられたことが花言葉の由来です。

紫は格式高く大人の色なので、目上の方や、長い間苦楽をともに乗り越えてきた両親へのプレゼントにも喜ばれるでしょう。

2-7．黒いチューリップの花言葉は『私を忘れて』

黒のチューリップの花言葉は『私を忘れて』です。

黒は、死や別れを彷彿させる色であるため、このような花言葉がついたといわれています。黒いチューリップを贈られた相手が、悲しい気持ちになることは明白なので、プレゼントするのは避けた方が良いでしょう。

なお、黒いチューリップはまっ黒ではなく、実際はやや赤みがかった色をしているので、選ぶときは注意してください。

3．本数によって意味が変わる！チューリップの花言葉

チューリップは、本数によっても花言葉が変わります。ここでは『おすすめの本数』と『注意したい本数』をまとめました。花束をプレゼントをする際は、参考に選んでみてください。

パートナーへの愛を伝えるなら、『3本・99本』のチューリップをプレゼントするのがおすすめです。

また『12』は幸せになれる数字といわれているので、幸せになってほしい相手にプレゼントすると喜ばれるでしょう。

反対に、『15本・16本・17本』は否定的な意味が含まれています。花束のボリュームとしてはちょうどいい数かもしれませんが、いずれもプレゼントには適さない本数なので注意が必要です。

4．【シーン別】プレゼントに最適なチューリップ！おすすめの色＆花束の本数

最後に『シーンに合わせて贈りたい』と考えている方に向けて、おすすめのチューリップの花束4例を紹介します。

『思いやり』は恋人だけでなく、家族や友人にも伝えていきたい温かみのある言葉。大切な方に優しい気持ちを伝えるために、ぜひ参考にしてください。

4-1．誕生日プレゼント『ピンク色のチューリップ＆13本（友情）』

男女問わず人気の高いチューリップは、誕生日祝いのプレゼントに贈る方が多いそうです。

13本の花言葉は『永遠の友情』。柔らかなピンク色でまとめると、どの部屋に飾ってもマッチして喜ばれるでしょう。

また、チューリップは2月〜5月の誕生花なので、春生まれの方への誕生日フラワーギフトとしてもおすすめですよ。

4-2．父の日・母の日『紫色のチューリップ＆8本（感謝）』

紫色のチューリップは、ずっと愛情を注いで見守ってくれる両親へのフラワーギフトに最適です。

8本の花言葉は『思いやりに感謝』。紫色の『永遠』と組みあわせることで、長年の感謝の気持ちを伝えられるのではないでしょうか。

母の日といえば『赤いカーネーション』が定番ですが、紫のチューリップを贈ると意外性があり喜ばれるかもしれません。

4-3．入学・卒業祝い『オレンジ色のチューリップ＆22本（幸運）』

チューリップは、春のイベント時に贈るのにもぴったりな花。

22本の花言葉は『幸運を祈る』です。オレンジ色とあわせることで成長の一歩を祝い、新しい環境へと明るく送り出すことができそうですね。

新入生・新社会人の不安と期待が入り混じった複雑な気持ちも、オレンジ色のチューリップを見ることで癒されるでしょう。

4-4．恋人へのプレゼント『赤いチューリップ＆40本（永遠の愛）』

赤色は、プロポーズ・告白シーンにぴったりの情熱的なカラーです。

40本の花言葉は『永遠の愛を誓う』。渡すときにこの花言葉を一緒に伝えると、恋人に喜ばれること間違いないでしょう！

相手の記憶に残るような、ロマンチックな贈り物におすすめです。

優しい花言葉をもつチューリップをプレゼントして愛情を伝えよう

チューリップは、思いやりや愛情を伝えるのにぴったりの花です。

花束以外にも、他の花と組みあわせたアレンジメントフラワーをプレゼントしても喜ばれるでしょう。チューリップは枯れやすいため、長く楽しんでもらえるように、つぼみを混ぜたアレンジメントにするのがおすすめです。

またガーデニングが好きな方には、育てる楽しさを感じられる鉢植えのチューリップを贈るのがおすすめ。その際は、手入れの仕方も一緒に伝えると気配りができて良いですね。

「愛情を言葉に出すのはちょっと恥ずかしい」と感じる方はぜひチューリップの花束と一緒に想いを伝えてみてくださいね！

まとめ

・チューリップの花言葉全般は『思いやり』。恋人だけでなく、家族や友人に贈るのもおすすめできる花！
・老若男女問わず親しまれている花なので、プレゼントにも最適。
・色や本数によってはネガティブな花言葉になるので、選ぶときは注意が必要。
・贈りたい方やシーンにあわせたアレンジメントを楽しめる。
・花言葉をマスターすることで、一歩上の喜ばれるプレゼントができる。