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可愛らしい形と甘い香りで、多くの人に親しまれているスイートピー。華やかな見た目から、プレゼントで贈ろうと考えている人も多いのではないのでしょうか。この記事では、スイートピーの花言葉の意味や由来、スイートピーの品種について解説します。プレゼントに贈ろうと検討している人は参考にしてくださいね。
スイートピーの基本的な花言葉は『門出』です。
『門出』とは旅立ち、新生活の始まりを意味します。その他にも『別離』『やさしい思い出』『永遠の喜び』『蝶のように飛翔する』などの花言葉があります。
これらは、花びらの形が飛んでいく蝶に似ていることや春先にかけて花が出回ることに由来しています。
多くは希望に満ちた意味が込められているので、新しい門出をはじめ、誕生日や結婚式などのお祝い事に喜ばれる花です。
スイートピーの花言葉に怖い意味は含まれません。
ただし、前述した意味の中で『別離』は別れを意味するので、少しネガティブなニュアンスがあります。
ですが、『別離』の言葉の由来は悲しい別れではなく、花としての役目を終え、新たな命を築くための前向きな別れからくるものなので、特に気にすることはないでしょう。
古来より花や木などの植物には、神秘的な力が宿ると考えられていました。そのため、誕生月と花を結びつけて占う『誕生花』という言葉が古くからあります。
スイートピーは1月の誕生花です。その中でも1月21日は、スイートピーの日と呼ばれています。花びらが左右対称に1枚2枚1枚と並んでひとつになっていることからその名が付けられました。
スイートピーは、世界に約100種類あるといわれ、日本で自生しているのはその中の4種類です。
また、品種を大きく分けると『春咲き』『夏咲き』『冬咲き』の3つになり、最もポピュラーなのは春咲きです。しかし、多く出回っているのは冬咲きの品種で、切り花用として、プロの生産者が温室栽培をしています。
今日は数ある種類から、プレゼントに喜ばれる5つを紹介します。
【ロイヤルホワイト】
ドイツで開催されたIPM(国際花メッセ)で最優秀賞を獲得した、日本産のスイートピーです。純白な大きい花びらが特徴で、広く愛されている品種です。
【ダイアナ】
イギリスの王妃・ダイアナから名づけられたこのスイートピーは、特に人気です。2種類のピンク色があり、花びらも大きいため存在感を与えてくれます。
【式部】
スイートピーの生産量日本一である、宮崎県で開発されました。鮮やかな赤紫と青紫が特徴で、国内外で高い人気を誇ります。日持ち性にも優れているのが特徴です。
【ステラ】
白系統のスイートピーでは、最も多く市場に出回っています。淡いクリーム色の花びらが特徴で、香りがとても良いです。
【ハニーレモン】
淡い色が多いスイートピーの中で、鮮やかな黄色が特徴の品種です。明るく目をひく色味なので、室内外ともに華やかにしてくれます。黄色いバラと組みあわせてアレンジされることも多いです。
松田聖子さんの歌に『赤いスイートピー』とあるように、スイートピーといえば『赤』を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
スイートピーは色によって意味が異なるので、プレゼントをする際は気をつけた方が無難です。
ここからは「シーンに合ったスイートピーをプレゼントしたい」と思っている人向けに、色別の花言葉を紹介していきます。
ピンクのスイートピーの花言葉は『繊細』『優美』です。可愛らしい見た目からつけられましたが『恋の愉しみ』という淡い意味も含まれています。花びらの形が、妖精が踊っているように見えたことが由来となっているようです。
白いスイートピーの花言葉は『ほのかな喜び』です。白は控えめで、謙虚な印象を与えてくれるので、門出のひとつである結婚式に人気があります。
日々の小ロさな喜びを大事にできるように、普段から部屋ろなゆ飾るのも良いでしょう。
紫のスイートピーの花言葉は『永遠の喜び』です。
紫のスイートピーには人生の門出を祝って、喜びが永遠に続くようにと思いが込められています。大人っぽく品のある紫色は、ロマンティックな雰囲気を出してくれますよ。
黄色いスイートピーの花言葉は『分別』『判断力』です。
職場の上司の昇進祝いにプレゼントすると喜ばれるでしょう。
実は赤いスイートピーには、花言葉はありません。
前述したように、松田聖子さんの曲で有名になりましたが、当時赤色の販売はほとんどされていませんでした。曲がヒットした影響で、1982年以降に急速に品種改良が進んだといわれていますが、未だ花言葉はないようです。
それでは最後にスイートピーのおすすめの選び方を紹介します。
スイートピーには、つるがよく伸びる『高性系』の品種と鉢植えに向いている『矮性系』の品種があります。
【高性系】
同じくらいの茎の長さを持つ花と組み合わせるとバランスが良いでしょう。またロイヤルシリーズは、花径が4cmほどの巨大輪が咲きます。花びらの大きさを目安に種類を選ぶようにしましょう。
【矮性系】
つるがあまり伸びないので、花びらが溢れるように咲いて美しいです。茎の長い花とあわせても、花丈の低いスイートピーが引き立ちバランスが良くなるでしょう。
スイートピーは葉の脇から20cmくらいの花茎を出し花びらをつけます。1本1本はそれほど大きくないので、束ねるなら10本以上あると良いでしょう。ボリュームのあるブーケは50本以上が目安です。贈り物用としては、50本から販売しているところが多いです。
スイートピーはカラーバリエーションが豊富です。自分で育てるなら自分の好みの色から選ぶと良いでしょう。逆に、贈り物であれば、相手の好きな色から選びましょう。また先程紹介した花言葉から色を決めるのもひとつの手です。
特にピンク系と紫系は、微妙な色の違いがあるので、あらかじめ組みあわせたい色を決めておくとスムーズに選ぶことができます。
スイートピーは他の花とあわせても相性が良く、花束やフラワーアレンジにも向いてる花です。
最後に、スイートピーと相性がよいとされている花を紹介します。
これから購入する人は参考にしてみてください。
【チューリップ】
同じ春(3〜5月)に咲くチューリップは、誰からも愛される花です。赤いチューリップに、ピンクや白のスイートピーを一緒にあわせると色がきれいにまとまります。
【カスミソウ】
白い小さな花をたくさん咲かせるカスミソウ。スイートピーの花びらの間にカスミソウがあわさることで、柔らかい雰囲気を作ってくれます。
【ユキヤナギ】
ユキと聞くと冬の花を思われるかもしれませんが、ユキヤナギは白い小さな花びらをつけた春の花です。
ユキヤナギの動きのある花茎をドライフラワーにしても可愛いです。
【ガーベラ】
たくさんの花を咲かせ、色も豊富なガーベラ。色味がはっきりしているので間にスイートピーを組みあわせると色のバランスが取れ、それぞれの花の良さが引き立ちます。【バラ】
花の女王とも呼ばれるバラはそれだけで存在感があります。淡く控えめなスイートピーと組みあわせると、より一層魅力的になります。
スイートピーは、新しい門出を祝うのに最適な花です。
色ごとに花言葉の意味が異なるので、贈りたい相手やシーンにあわせて選ぶことをおすすめします。
卒業や入学などの春先のイベントはもちろん、結婚式やひなまつりなど大きなイベント時にもぴったりのスイートピー。他の花と組みあわせてアレンジをしても喜ばれること間違いなしです。これからスイートピーを購入したいと考えている人は、今回の記事を参考に花を選んでみてくださいね。
・スイートピーの花言葉は『門出』。
・花言葉に怖い意味はないので、シーンを問わず贈り物に最適
・色ごとの花言葉を知ると、より目的にあわせて選ぶことができる。
・一年を通して手に入りやすいので、色や種類を変えていつでも楽しめる。
この記事のライター
michill トレンド
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ファッション、ビューティー、ネイル、ヘアスタイルなど、幅広いカテゴリのトレンドに敏感なアラサー女子です。話題のアイテムの情報や気になる商品のレビューを紹介します。
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