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クリスマスローズ 花言葉

クリスマスローズの花言葉の意味が怖い?名前の由来や誕生花について解説!

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首をもたげた様子がどこか儚げなクリスマスローズは、冬に咲く珍しい花であることから、『冬の女王』とも呼ばれています。今回は、そんなクリスマスローズの花言葉や怖い意味があるのかなどを解説し、名前の由来や誕生花も解説していきます。

目次

1.クリスマスローズの花言葉の意味と由来

クリスマスローズの花言葉は
・『私の不安を和らげて』
・『慰め』
・『私を忘れないで』
・『追憶』
・『合格』
・『中傷』
の6つあります。
ここでは、そんなクリスマスローズの花言葉の由来を解説します。

1-1.『私の不安を和らげて』『慰め』

原種のクリスマスローズには清らかな芳香があり、古代ヨーロッパでは人々の疲れた心を癒してくれる効果があるとされていました。
これが由来となり、『私の不安を和らげて』『慰め』の花言葉が与えられたといわれています。

1-2.『私を忘れないで』『追憶』

中世ヨーロッパでは、恋人が戦場へと向かう騎士に、『私を忘れないで』の願いを込めてクリスマスローズを贈っていたのだとか。
これが由来となり、『私を忘れないで』『追憶』の花言葉が託されました。

1-3.『合格』

クリスマスローズは、花に見える部分が実は花びらではなく『ガク』といわれる部位。
基本的にガクは散って落ちることはないので、『ガク(学)が落ちない』の意味と5枚のガク『ゴーガク』をかけ合わせ、ゲン担ぎとして『合格』の花言葉が付けられました。

1-4.『中傷』

『中傷』はややネガティブな意味合いの花言葉ですが、これはクリスマスローズが持つ毒が由来。
昔は戦争の際に、クリスマス・ニゲルの毒を矢の先に塗って敵の兵士を襲撃したり、ひそかに飲み水に加えて敵国の兵力を削いだりしたのだとか。
これが由来となり、クリスマスローズに『中傷』の花言葉が付きました。

2.クリスマスローズの花言葉にまつわる噂は本当?

クリスマスローズの花言葉にはいくつかの噂があるといわれていますが、そんなクリスマスローズの花言葉にまつわる噂の真偽を解説していきます。

2-1.色別の花言葉はない?

白が原種のクリスマスローズは品種改良を重ね、現在では20種類以上の色があるとされています。
そのため、色別の花言葉がありそうですが、残念ながら今のところ存在しません。
クリスマスローズを贈り物やギフトとしてプレゼントする際は、基本の6つの花言葉から利用するのがいいでしょう。

2-2.クリスマスローズの花言葉に『結婚しない』はない?

2012年に放送されたTVドラマ『結婚しない』の第3話が『クリスマスローズ』だったことから、「もしかして『結婚しない』という花言葉があるのでは?」と気になっている人も多いのではないでしょうか。
しかし実際は、単にTVドラマのタイトルになっただけで、クリスマスローズの花言葉とは無関係です。

2-3.クリスマスローズの花言葉は怖い?

クリスマスローズには『中傷』の花言葉があり、ネガティブなイメージなため怖い意味があると考える人が多いです。
これは、海外でクリスマスローズと認識されている『ヘレボルス・ニゲル』が由来。
『ヘレボルス』は『死の食べ物』、『ニゲル』は『黒』という意味があり、その名の通り黒い根っこには毒が含まれているのだとか。
昔の戦争では、ヘレボルス・ニゲルの使い方が多くの死を呼んだことから、『中傷』の花言葉が付いたとされています。
なお、品種改良を重ねてさまざまな種類が存在するクリスマスローズですが、現在でも毒性のある植物として認識されています。

3.【基本情報】クリスマスローズはどんな花?

クリスマスローズの基本情報は以下の通りです。

3-1.クリスマスローズの特徴

ヨーロッパ中部から南部を原産地とするクリスマスローズは、12月~2月を開花時期としている冬の植物。
日本ではヘレボルス属を総称してクリスマスローズといいますが、欧米ではヘレボルスと呼びます。
一般的に、市場に流通しはじめる時期はクリスマス後ですが、原種の品種名であるノイガーはクリスマスが開花時期。
品種改良が進んでいるため種類や色が豊富で、植物が育ちにくい冬を華やかに彩ります。
そのため『冬の女王』とも呼ばれています。

3-2.クリスマスローズの開花時期

クリスマスローズの開花時期は12月~2月で、流通の最盛期は1月とされています。
開花時期からわかるように寒さに強く、雪の間から花をのぞかせるほどたくましいです。
花持ち日数は約7日で、切り花や鉢植え、ガーデニングの花として親しまれています。

3-3.クリスマスローズはいつの誕生花?

クリスマスローズの誕生花は11月16日、12月13日、12月26日。
やはり『クリスマスローズ』という名前だけあり、クリスマス前後に集中していますね。

3-4.クリスマスローズの名前の由来

クリスマスローズの花名は、クリスマス時期にバラによく似た花を咲かせることが由来。
そのため名前にローズと付いているものの、実際はバラ科ではなくキンポウゲ科の植物です。
学名の『ヘレボルス(Helleborus)』は、『Helenin(殺す)』と『bora(食べ物)』のギリシャ語が語源。
毒性のあるクリスマスローズを狩りに用いていたのが由来です。
また、クリスマスローズには『寒芍薬(カンシャクヤク)』『初雪起し(はつゆきおこし)』の別名があります。

4.クリスマスローズはなぜ人気?

冬に咲くという珍しさだけではなく、クリスマスローズには人気の特徴がいくつかあります。
ここでは、そんなクリスマスローズの魅力を紹介していきます。

4-1.魅力①育てやすい

開花時期から予想できるように、クリスマスローズは大変寒さに強いです。
日向でもいいですが、明るめの日陰や半日陰の環境を好むので、育てやすい植物として知られています。
鉢植えやガーデニングでも育てることが可能で、大抵は適度な肥料やりと古い葉の剪定程度のお手入れで十分。
耐寒性に優れているので雪の降る地域でも枯れることはなく、雪解け後には元気な花姿を見せてくれます。

4-2.魅力②同じ花が咲かない

クリスマスローズは株分けができず種で増やすので、同じ花を咲かすことがありません。
色や花びらの形が微妙に違い、ひとつひとつに個性があるのもクリスマスローズの魅力です。
この特性を利用し、気に入った花を見つけて新たに交配する楽しみがあるのも、クリスマスローズの醍醐味でしょう。

4-3.魅力③多様性のある花姿

前述した通り、クリスマスローズは同じ花は咲きません。
そのため一重咲きや八重咲きの種類が多く、多様性のある花姿が魅力といってもいいでしょう。
同じ株でも花弁の色や模様、咲く向きまで違うので、さまざまな表情を楽しめる花でもあるのです。

冬に咲く美しいクリスマスローズの花を楽しもう!

バラのように可憐で華やかでありつつ、うつむいた花姿がほんのり切ないクリスマスローズ。
品種改良によって色とりどりで鮮やかな種類があり、切り花やガーデンニングの植物としても親しまれています。
使い所によっては自分のメッセージにしっかりハマった花言葉にもなるので、プレゼントや贈り物などのギフトにぴったりなのではないでしょうか。
見た目とは裏腹に耐寒性が強く冬に咲く数少ない花なので、開花時期にはクリスマスローズを華やかに飾ってみるのもいいですね。

まとめ

・クリスマスローズの花言葉は『私の不安を和らげて』『慰め』『私を忘れないで』『追憶』『合格』
・『中傷』はややネガティブな意味がある
・クリスマスローズは冬に咲く花
・多種多様な花を咲かせるのが魅力
・育てやすいのでガーデニングや鉢植えにおすすめ



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