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今回ご紹介するのは、イタリアの伝統菓子、「チョコレートサラミ」のレシピです。サラミのように細長い円柱形にかたちを作りスライスして食べることからこの名前がつけられました。トリュフのような濃厚な味わいとビスケットとナッツの食感が楽しめる個性的なお菓子です。混ぜて冷やすだけなので型もオーブンも必要ない簡単なレシピです。
チョコレートサラミとはココアパウダー、ビスケット、バター、卵、ラム酒などの蒸留酒から作られるイタリアのお菓子です。サラミのように細長い円柱形にかたちを作り、スライスして食べることからこの名前がつけられました。(もちろんお肉は入っていません!)
柔らかくとろけるチョコレートトリュフのような濃厚な口当たりと、ビスケットのサクサク、チョコレートとナッツのカリカリ食感がクセになる独特の味わいです。
ビスケット(市販のもの) 200g
溶かしバター(無塩) 120g
卵 1個
粉糖 100g
ココアパウダー 50g
チョコレートチップ 50g
ピスタチオ 50g
ラム酒 30ml
バターをレンジまたは湯煎で溶かし、常温まで冷ましておきます。
ピスタチオを粗く刻んでおきます。
① ビスケットをジッパーバッグに入れてめん棒で叩き、粗く砕きます(ビスケットの食感を残したいので、粉状にはしてしまわず細かい破片になるように砕きます。 )
② 砕いたビスケットをボールに移し、ふるった粉糖とカカオパウダー、チョコレートチップ、ピスタチオ、卵、溶かしバターを加え混ぜ合わせます。
③ ラム酒を加え、まとまるまで混ぜます。
④ まとまった生地を2~3等分し、ラップに包んで転がしながらサラミ型に整えます。ラップの両端をきっちりと閉じて、出来るだけ生地に空気が入らないように密着させます。 (夏の暑い時期など、生地が柔らかすぎて作業しにくいときは10分ほど冷蔵庫に入れて作業しやすくして下さい)冷蔵庫で2時間以上冷やします。
⑤ お好みで粉糖(分量外)をまぶし、スライスして召し上がってください。
混ぜるだけの簡単レシピですが、溶かしバターを必ず常温まで下げてから加えてください。熱いまま混ぜてしまうとビスケットがふやける原因になり、チョコレートも溶けてしまうのでせっかくの食感が楽しめなくなります。
夏の暑い時期など生の卵を使うのが心配という方は、卵(1個分=約50g)を溶かしバターに置き換えて作ってください。その場合少し固めに仕上がるので、スライスするときは常温に15分ほど置いてからスライスしてください。
中に入れるナッツはピスタチオ以外にもアーモンド、ヘーゼルナッツなどおうちにあるお好みのものに変えても作ることができます。個性的なお菓子ですが身近にある材料を混ぜるだけでできる簡単なお菓子なので、ぜひいろいろアレンジしてお楽しみください。
この記事のライター
Chicca Food
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パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
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