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料理研究家・調理師・食育インストラクター・野菜ソムリエのsachiです。冬の代表的なお野菜、大根が美味しい季節になりました。今回は、大根を使った、ほっこりする煮物、『大根のそぼろ煮』をご紹介します。
冬の代表的なお野菜、大根が美味しい季節になりました。冬の大根は、昼と夜の寒暖の差で、ますます甘味を増します。今回は、大根を使った、ほっこりする煮物、『大根のそぼろ煮』をご紹介します。
大根は、部位によって味が異なります。葉元部分は甘みが強く生食向き。真ん中は肉質が均一なので、今回のような煮物向き。根先部分はピリッと辛いため、おろし向きです。
そして大根の葉は、根とは別の野菜であるかのように、大量の栄養素を含んでます。スーパーでは、カットされたものが主流ですが、ぜひ1本買いして、いろんな味を楽しんで下さい。エコ&節約にもつながりますよ。
今回は丁寧な調理法で、大根のポテンシャルを引き出します。
まずは面取りから、面取りをする事で、煮崩れを防ぎます。
続いて下茹で。大根は、米の研ぎ汁で下茹でする事で、お米に含まれるでんぷん質が大根の苦味やアクを取り除き、甘味が増します。
最後は加熱後、火を止めてそのまま放置する事で、冷めていく過程で味が大根に染み込みます。
やってみると意外と簡単なことばかりなので、3つのポイントを抑えて、調理してみて下さいね。
大根 1/2本
鶏ひき肉 100g
米の研ぎ汁or水+米 適量
出汁 200ml
醤油 大さじ2杯
酒 大さじ1杯
砂糖 大さじ1杯
みりん 大さじ1杯
■水溶き片栗粉(混ぜ合わせておきます)
水 大さじ1杯
片栗粉 大さじ1杯
① 大根の皮を厚めに剥いて2cm幅の半月切り(細い部分は輪切り、逆に太い場合はいちょう切り)にし、面取りをします。
※大根の皮を剥く時、皮の2〜3mm内側にある筋は硬いので、厚めに皮を剥きます。皮はきんぴらにしても美味しいです。
※面取り:切り口の角を取って形を整え、さらに煮崩れを防ぎます。
② ①の大根を下茹でします。①を鍋に入れ、お米の研ぎ汁をかぶるくらいに注ぎます。米のとぎ汁がない場合は、お茶っ葉パックに大さじ1杯位の米を入れて鍋に入れ、水をかぶるくらいに注ぎます。
鍋にフタをして火にかけ、沸騰したら弱火にして大根が柔らかくなるまで茹でます。
③ 深めのフライパンに鶏ひき肉・出汁・調味料を入れ、鶏ひき肉をパラパラにほぐしてから火にかけ、沸騰したらアクを取り除きます。
④ ③に②の大根を入れます。
⑤ 落とし蓋をして加熱し、再び沸騰したらフタをして弱火で5分ほど煮込んで火を止め、そのまま冷まします。
※あれば、落とし蓋を使用して下さい。クッキングシートを代用してもOKです。
※加熱した大根を冷ます時に、味が染み込みます。
⑥ ⑤を温め直し、沸騰したら水溶き片栗粉を少しずつ加えてとろみを付け、1分ほど加熱します。
器に盛り付けたら、完成です。
味染み染みでしっとり柔らかく炊き上げられた大根に、旨味たっぷりのとろぉ~りそぼろあんが絡んで、止まらない美味しさです。
ごはんのおかずにもぴったりですし、時間をおく事で、より味が染み込んで美味しくなるので、作り置きにもぴったりのお惣菜です。ぜひ今冬は、大根のそぼろ煮を作って、ほっこりしてみませんか?
この記事のライター
野菜ソムリエ
sachi
19835
料理研究家・野菜ソムリエ・料理ブロガー(LINE公式ブロガー)・クックパッドレシピエール。レシピ開発、メディア出演・掲載など。健康的で体にもお財布にも優しい、簡単に作れるお料理をブログにて紹介しています。
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