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フラップジャックはシリアルバーのようなイギリスの伝統的なお菓子。たった4つの材料を混ぜてオーブンで焼くだけで手軽に作れる家庭菓子です。シンプルながらも焼き立てのバターの香りが漂い、カリカリの食感が口の中で広がる、後を引くおいしさが特徴です。ぜひおうちで手作りしてみてください!
フラップジャックは、シリアルバーに似たイギリスの伝統的な菓子です。生地を四角い天板などに平らに広げて焼き、冷め切らないうちに一口サイズに切り分けて食べる、手軽でラフな家庭菓子です。
このお菓子は1600年代には既に存在していたようで、シェイクスピアの作品にもその名前が登場しますが、現在のような意味で使われるようになったのは1935年頃からと言われています。
フラップジャックという少し変わった名前の由来には複数の説がありますが、フラップがパンケーキをひっくり返す動作(flip)を表し、ジャックが当時一般的だった名前で「ありふれたもの」を指すことからきているという説が有力なようです。
材料はわずか4つで、オーツ麦、バター、ブラウンシュガー、そしてゴールデンシロップだけです。今回はゴールデンシロップを手に入りやすいはちみつで代用して作ってみました。
オートミール(インスタント) 120g
無塩バター 80g
はちみつ 大さじ1(21g)
ブラウンシュガー 20g
・型にオーブンシートを敷いておきます。
・オーブンを使う10分前に180度に予熱しておきます。
① 小鍋にバター、ブラウンシュガー、はちみつを入れて火にかけて溶かします。全て溶けたら火からおろします。
② オートミールを加えて混ぜ合わせます。
③ 型に入れて、スプーンの背などでしっかりおさえて平らにします。
④ 予熱した180度に予熱したオーブンで20分ほど、表面に焼き色がきれいにつくまで焼きます。
⑤ 焼けたらオーブンから取り出します。焼き上がりは柔らかいので、型のまま冷まします。
⑥ 切れる固さまで冷えたら包丁で好きな大きさにカットします。
チョコレートやドライフルーツ、ナッツ、マシュマロなどを加えて焼いても味にバリエーションが出ておいしいです。はちみつはメープルシロップでも代用できます。
生地にはちみつを加えているので、湿気を吸いやすく焼いてしばらくするとサクサク・カリカリ感が失われてしまいます。翌日などに食べる場合はトースターなどで一度温めてから食べるとサクサク感がもどります。
伝統的な作り方であるゴールデンシロップを使うとサクサク感が長持ちするので、手に入った場合はゴールデンシロップを使って作ってみてくださいね。
この記事のライター
Chicca Food
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パティシエ、イタリアソムリエ協会認定ソムリエです。イタリア ローマ・フィレンツェ 、フランス ボルドーを経て現在パリ在住。フランスやイタリアのお菓子を中心に、チョコレートやフルーツを使ったお菓子や焼き菓子、お惣菜のレシピを紹介します。
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