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美容ライター、コスメコンシェルジュの斎藤明子です。ファンデーションやアイシャドウはシーズンごとに新作をチェックしていても、眉毛のトレンドまではあまり意識していないという方が多いかもしれません。実は、眉毛メイクのトレンドも、短いスパンで変化しています。そこで今回は、ちょい古眉毛と今っぽ眉毛の違いをご紹介します。
マスク着用が必須だった数年間は、顔の上部分だけでメイクの変化を楽しむことが多かったですよね。
アイメイクで個性を出すことが大事だったので、眉毛の存在感も強めの傾向がありました。
でも今は、全顔でメイクのバランスをみるので、強すぎる眉毛はそれだけで不自然な印象に見えてしまいます。
太めの平行眉は、若々しく見えるのと抜け感とモードを同時に演出できることから長い間人気が続いていました。
もちろん、顔タイプにもよるのですが、顔全体をリフトアップして見せてくれることも人気の秘密だったようです。
でも、今は太く短い平行眉だと眉毛だけ浮いて見えてしまいやすいので注意してください。
また、逆に、細すぎる眉毛も、眉の存在感が高くなってしまい、バランスが悪くなってしまうのでNGです。
カラーのアイブロウパウダーや眉マスカラの人気が続いています。
垢抜けた印象づくりにはぜひ取り入れたいメイクプロセスですが、主張の強すぎる色の眉毛は少し古い印象に見えてしまいます。
また、薄眉にし過ぎて存在感がなくなり過ぎても今っぽ眉毛には見えないので注意してくださいね。
眉の印象を和らげる眉メイクの傾向が強くなっています。とくに、眉の存在感ニュアンスを通り過ぎて、儚く感じられるほどトーンを落とす眉毛が10代・20代前半の女子に人気です。
大人女性も、エッジの効いたモードなメイクを目指すときは、眉コンシーラーで眉を消したり、明るいベージュトーンの眉マスカラで眉を髪色よりも明るくしたりする方法もおすすめですが、デイリーなナチュラルメイクには少しやり過ぎ感が出てしまうことも…。
目指すべきは、眉そのものの存在感をふんわりと自然に和らげる眉メイクです。眉だけが浮かないさじ加減を目指すと、誰でも今っぽい印象の眉毛になります。
NG眉毛として挙げたように、短く太い平行眉が少し古い印象に見えてしまうのは、眉だけが浮いて見えてしまうからです。とはいえ、アーチ眉をしっかり描くのもまた、眉の主張が強まり古い印象に見えてしまいます。
おすすめは、目のカーブに自然になじむ眉毛です。眉尻は、弓のように強い弧を描きながら細くきれいに描いてまとめるのではなく、あくまでも目の形にあわせながら眉尻の先端をすっきりさせるときれいにまとまります。
眉のカラーはどうでしょう。優秀な眉マスカラが増えて、眉毛のカラーリングを手軽に取り入れる人が多くなってきました。でも今、トレンド眉として求められているのは、NG眉毛のような主張の強い色を感じさせる眉色ではありません。
パウダーで眉全体に色付けするうちに、どんどん眉色が濃くなってしまうこともあるかもしれませんね。そんな時は、仕上げに、柔らかなニュアンスカラーの眉マスカラを使うのがおすすめです。
眉毛の存在感を消し去るのではなく、ニュアンスで和らげることで今っぽ眉毛を装うことができるので、人気の眉マスカラやアイブロウパウダーの新色も、アイシャドウの新作と一緒にぜひチェックしてみて下さいね。
眉毛を、ほんのちょっとアップデートするだけで、ぱっと見の印象がだんぜん垢抜けるのでぜひやってみてくださいね。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
斎藤明子
4004
美容ライター。広告代理店、編集プロダクションを経てフリーランスに。現在は、日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュ、AEAJアロマテラピー検定1級、ヘルスフードカウンセラーの資格を活かしweb・雑誌等にて執筆。メイクからインナービューティまで、美容法を提案&発信しています。記事内イラスト制作:suzuka(https://profile.hatena.ne.jp/cosme_suzuka/)
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