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フランス語でクレームパティシエール=パティシエのクリームと呼ばれるカスタードクリーム。ミルクや卵のコク、甘いバニラの香りがたまらなく美味しいですよね。今回は基本のカスタードクリームのレシピと、カスタードをたっぷり詰めたシュークリームのレシピをご紹介します。
【カスタードクリーム】
・牛乳 300g
・バニラビーンズ 5cm
・卵黄 3個
・グラニュー糖 75g
・薄力粉 30g
・生クリーム 120g
【シュー生地】
・牛乳 45g
・水 45g
・塩 2g
・グラニュー糖 2g
・無塩バター 40g
・薄力粉 55g
・全卵 2~3個
・アーモンドダイス 20g
【仕上げ】
・粉糖 適量
・シュー生地用の全卵は常温に戻しておき、薄力粉はふるっておく。
【カスタードクリームを作る】
① 鍋に牛乳・バニラのサヤと種を入れて、フツフツしてくるまで温める。
② ボウルに卵黄・グラニュー糖・薄力粉を入れ、ホイッパーで混ぜる。少しづつ温めた牛乳を入れて、よく混ぜる。
③ ザルで漉しながら鍋に移す。中火にかけて、絶えずかき混ぜながら炊く。
④ 徐々に固くなってもったりとしてくる。固くなってきてもすぐに火を止めず、さらに混ぜながら炊いていく。
⑤ もったり固かったクリームが、ホイッパーを持ち上げるとトロっと柔らかくなったら炊きあがり。
⑥ 清潔なバットに広げ、ピタッとラップをする。氷水の入ったポリ袋を上に置いて、急冷する。ある程度冷えたら冷蔵庫へ移し、中まで完全に冷やす。
⑦ 網とカードで、一度裏ごしする。
⑧ ボウルに入れ、ハンドミキサーの羽根を1本つけてほぐす。
基本のカスタードクリームの出来上がり。お好みでバターを10g足すとコクが増します。
このクリームに生クリームを合わせるとクレームディプロマット、バターを加えるとクレームムースリーヌ、アーモンドクリームを合わせるとクレームフランジパーヌになります。
美味しく作るポイントは、ダマにならないよう絶えず混ぜ続ける事と、しっかり炊き上げる事です。トロッとゆるむまでしっかり炊き上げて下さいね。
基本となるクリームなので、ぜひ美味しく作れるように何度もトライしてみて下さい。
【シュー生地を作る】
カスタードを一番美味しく頂けるお菓子と言えば、やっぱりシュークリーム!ザクっと香ばしいシュー生地に、生クリーム入りのカスタードを詰めていきます。
① 鍋に牛乳・水・塩・グラニュー糖・無塩バターを入れ、沸騰させる。
② 薄力粉を加え、手早く混ぜる。ひとまとまりになったら中火にかけ、1~2分間火にかけながらゴムベラでしっかり混ぜて、粉に完全に火を通す。
③ ボウルに移し、全卵を溶きほぐして少しずつ加え混ぜる。
④ ゴムベラですくうとポテっと落ち、ヘラに残った生地が三角形状になるまで卵を加える。
⑤ 丸口金を付けた絞り袋で、一つ約5cm程度の大きさで間隔を空けて絞る。
⑥ 刷毛で表面に卵を軽く塗る。
⑦ アーモンドダイスを散らす。
⑧ 210℃に予熱したオーブンを190℃に下げてまず20分焼き、170℃に下げてさらに18分焼く。
【クリームを詰めて仕上げる】
① 生クリームを固く泡立て、カスタードクリームと合わせて混ぜる。
② シュー生地の裏に十字に切れ込みを入れる。
③ 絞り袋でクリームをたっぷり注入する。
④ 粉糖をたっぷり振る。
カスタードたっぷりのザクザクアーモンドシューの出来上がり。トロ~リなめらかなカスタードがたまらなく美味しいですよ♪
おうち時間にぜひ作ってみて下さいね。
この記事のライター
製菓衛生師
nyonta
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製菓衛生師。北海道在住。製菓学校卒業後、ホテルのパティスリーやカフェで勤務した後、現在は自宅で趣味としてお菓子作りを行う。製菓材料店や製菓道具店のレシピスタッフとしても活動中。旬の食材を使い、お菓子で季節を感じられるよう常に心掛けている。作ったお菓子はブログ・HPにてレシピ公開中。
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