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整理収納アドバイザーの大森智美です。SNSや雑誌を見てオシャレで片付いた家に憧れたり、「いつでもお友達をお招きできる家」に憧れている方は想像以上に多いように感じます。実は、インテリアの前にぜひ大前提としてやっていただきたいのが「片付け」なんです。今回はスッキリと素敵な部屋に近づくコツをお伝えします!
いつ来てもスッキリ片付いていてオシャレに見える家は、何が違うと思いますか?
それは圧倒的に「モノの量」。やはり、視覚から入る情報量が少ないとスッキリと見えるだけでなく、日常の片付け自体も数分で終わってしまうのです。
生活していれば散らからない家はないですが、モノの量が少ないと「負担なく家に人を呼べる状態」になるのです。しかも来客があれば「片付けよう・ちょっと掃除してお招きしよう」という意識も働くので、更に片付き清潔感のある家に。
とは言え、「いきなり家中のモノを減らすのは難しい…」そんな方は、ぜひテーブルの上・棚の上などの平面だけでもモノがない状態になるように片付けてみて。一番目につく場所がまっさらで何もない状態なだけで印象は変わります。
壁面も一緒です。あちこち飾ってもオシャレに魅せられるのは超上級者。片付けが苦手な方は、飾る場所を厳選して壁面もなるべくモノの量を抑えたほうがより素敵に見えやすいです。
収納する際のポイントはズバリ「余白」。お洒落な家で収納内がギチギチに詰まっている…という状態はイメージにないですよね。特にオープンになっている人目につきやすい収納は余白が大事になってきます。
お片付けの苦手な方は「収納=モノを詰める場所」と認識しがち。余白があれば、つい無意識にモノを置いてしまったり「何を入れよう?」と考えてしまいがちですが、余白は余白のままでOK。あえて収納せずに余白をインテリアとして楽しんだり、観葉植物を飾ってみると空間が一気に美しく見えます。
パッと見、人目に触れない収納の中やクローゼットの中、食器棚の中も詰め込み過ぎず7~8割収納をキープ。収納内は箱と同じで必ず容量が決まっているので分かりやすいですね。モノを持ちたいだけ持つのではなく、収納のサイズに合わせて持つ量を決めることも大事です。
「なんだかインテイリアがパッとしない」「片付けてもごちゃついて見える…」そんなお部屋に多いのがチグハグ収納。モノが増えると、収納を増やさなきゃ!とその都度収納や収納グッズを増やしたり、引っ越し等で今の暮らしに合わない収納を無理やり使っていませんか?
収納が多いだけでも雑多な印象になりがちなのに、色や素材、サイズ、テイストが異なる収納がひとつのお部屋に存在するとスッキリとは程遠いお部屋になってしまいます。
まずは①でもお伝えした通り、モノが増えたら整理して必要な量に厳選して減らすことから。片付けをすると「不要な収納用品が出る」というのは片付けあるあるですが、それだけ片付けが苦手な方は不要なモノを収納しているという証拠でもあります。
収納自体を厳選して、収納もなるべく色や素材、サイズ、テイストを揃えチグハグな収納を減らすことでお部屋は激変します。
お部屋をぐるりと見渡すと、「なんとなく持っているもの」「なんとなく置いているもの」たくさんありませんか?
例えば、なんとなく便利そうだなと思って買ったもの。よく分からないものがなんとなく雑多に入っているカゴ、特別欲しいわけではなかったけれど、なんとなくもらった景品。なんとなく合わせやすそうと思って買った服。なんとなく捨てられずにいるモノ…。
それらのなんとなく集まったものたちがなんとなく置かれていませんか?実は片付いた素敵な家は「なんとなく持っているもの」が限りなく少ないです。
「なんとなく」という曖昧さをなくすだけで片付けはグンと進むだけではなく、モノひとつひとつが大事な1つになり、より自分が好きなお部屋に近づきます。
「なんとなく」ではなく「これがいい」を1つ選んでみる。例えばボールペン。例えばハンカチ。例えばハサミ。そういうものから少しずつなんとなくをやめる練習をしてみる。選んだものは「なんとなく」ではなくしっかりとしまう定位置をつくってあげてください。
いかがでしたか?素敵なお家で片付けができていないお部屋はないと言っていいほど、片付けは大事。お部屋は自分自身がよりリラックスして過ごすことが多い空間だからこそ、お気に入りの素敵な空間にしていきたいですね!
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この記事のライター
整理収納アドバイザー/整理収納教育士
大森智美
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神奈川県在住の整理収納アドバイザー・整理収納教育士。建売住宅に夫と子供3人の5人暮らし。整理収納や日々のお掃除で子供がいてもスッキリとした暮らしを目指しています。Instagramでは〝わたしの気持ちをあげる″自分が喜ぶ整理収納や日々の暮らしを発信中。
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