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後輩・部下も我が子も、成長を促すマネジメント方法は共通

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職場では後輩・部下を育てる、家庭では子どもを育てる…そんなワーキングマザーたちは、いかにして彼らの意欲を高め、成長に導くかに日々悩んでいることでしょう。私がこれまで経験してきた新人のマネジメント経験、育児経験をもとに、効果的と感じている方法をお伝えします。

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目次

ほめるチャンスは「明確な成果」を挙げたときだけじゃない

4月に入社した新人、あるいは異動してきた後輩・部下などを指導する立場にある方々にとって、6月は悩ましい時期。
仕事をひととおり覚え、慣れる時期が過ぎ、そろそろ「成果」を挙げなければならない頃ですが、そこで壁にぶつかってしまうメンバーも出てきます。
どう指導し、育成していけばいいか、頭を悩ませている方もいらっしゃることでしょう。
育児においても、似たような悩みが生じます。進級したり、新しい習い事を始めたりしたけれど、テストの得点が伸び悩んだり、習い事が他の子と比べて上達しなかったりすると、親として焦りが出てくるでしょう。

後輩・部下に対しても、子どもに対しても、「マネジメント」のコツというのは共通しています。

私は新人ばかりを集めた部署で部門長を務めた経験があります。70名近くの新人メンバーがいました。
営業の部署ですので、成果=受注。中には頑張っているのになかなか受注を獲得できず、自信を失い、意欲が落ちてくるメンバーも出てきます。
大型受注を挙げたり、目標数字を達成したりして「おめでとう!」と称えられる同期メンバーを見て、委縮してしまったりします。

そこで私が意識していたのは「グッド・プラクティス」に注目すること。「グッド・プラクティス」とは、優れた取り組みや行動、また、努力によって得られた小さな成果のことです。
大きく目立つような成果だけではなく、見逃してしまいそうなちょっとした成果・変化につながるプロセスも大切にし、評価しました。
例えば、「受注には至っていないけれど、アポ獲得件数は増えた」「売上目標の達成には至らなかったが、お客様から御礼を言われた」など、前と比較して良くなっていること、ちょっとした成果などを見逃さず、ほめるようにしていました。
そんな小さな成果を積み重ねていけば、いずれ大きな成果につながるものです。

「見ていてくれる」が安心と信頼につながる

育児においても同じ。私は息子たちのフラッグフットボール、空手、水泳、英語などの教室に付き添ったり、試合の応援をしたりしてきました。
習い事や試合が終わった後には、以前と比べて成長したポイントを見つけ、言葉で伝えて褒めます。「○○ができるようになったね、すごいね!」というように。
ママの中には、ついつい他の子と比べてしまい「どうしてできないの」といった言葉を発してしまう…という方もいるようですね。

でも、他の子と比べるのではなく、その子の「以前」と比較して、よくなったポイントを見つけてあげてください。
そうすれば、子どもは「頑張ればうまくなれるんだ」と自信をつけるだけでなく、「ママはちゃんと自分のことを見てくれているんだ」と、安心します。
普段忙しくて子どもとゆっくり接する時間が少ないワーキングマザーだからこそ、こんな機会に「ちゃんと見守っているよ」を発信してあげましょう。

「得意」を活かすことで、モチベーションがアップ

ちなみに私は子どもに対し、「苦手なことを克服しよう」ではなく、「得意なことを伸ばそう」という方向で促しています。
うちの長男は算数が得意で、算数の勉強は率先してやります。「その課程はちゃんとマスターできているからもうやる必要はないのに」というところを繰り返し勉強していたりします。
親としては、「前回点数が悪かった国語や理科を勉強しなさい」と言いたくなるのですが、そこはぐっと我慢。
子どもが自主的に取り組んでいるものに対して、否定するようなことはしないようにしています。

得意な科目をやることで自信が増し、気持ちが乗れば、苦手科目に取り組む意欲も湧いてくるのではないかと思います。
だから、中学受験に臨む際にも、「あなたは算数で点を稼いで苦手科目をカバーすればいい。算数を極めていこう」と伝えていました。そのメッセージは、勉強へのモチベーションを維持する効果があったと思います。

こうした働きかけは、職場の後輩・部下のマネジメントにも有効です。
「目標」の設定は当然行うとして、その目標をどのようにして達成するか、そのやり方は一人ひとり異なっていいと思うのです。
自分のやり方を押し付けるのではなく、そのメンバーが得意とするやり方を支援してあげてください。



この記事のライター

森本千賀子

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