読み込み中
ログイン・会員登録すると好きな記事をお気に入り登録できます

兼業主婦は辛いよ…家事と仕事の両立に疲れて仕事を辞めても大丈夫?

夫が大切。我が子は可愛い。仕事も辞めたくない。終わりのない家事や想定外に苦労がつきまとう子育て、家庭と仕事の間で疲弊するは女性ばかり。600社以上の人事コンサルティングに携わり、活躍する女性たちを見てきた松本利明さんが教える、家事と仕事の両立に疲れて仕事を辞めたくなった時に考えるべきこととは?

このコラムにありがとう

目次

夫の収入で生活がやりくりできるなら辞めてもかまわない

それぞれの家庭により生活スタイルは違います。生活スタイルにより必要な生活費は異なりますが、将来設計を含め、夫の収入で何とかなるのであれば退職して家事や子育てに専念してもかまいません。

まだ人生の旅の途中、結婚しても出産しても、女性が働き続けられる社会は年々整ってきています。
子育ての時期に、これでもかと、タップリ子どもと一緒にいられて良かった!と思えるかけがえのない時間を過ごすことは素晴らしい人生でしょう。

ライフステージに合わせて、仕事をしたり、プライベートを充実させたり…時代の変化を察知してキャリアは自分で形成してく段階にきています。
北欧含め、海外では出たり入ったりのキャリアは男女に関わらず一般的に広まっています。ただ日本ではこれからなので辞めるとなると不安を感じるのもいたしかたないでしょう。
実際、「時短勤務時に辞めてしまい、子育てが一段落したので再就職しようとしたけど苦労した。」「資格や専門性があるけど書類審査で落ちまくった」というような記事やWebの投稿を見れば不安でしょうがなくなるのは否定しません。

反面、ブランクがあっても、子育てしながら自分らしく再就職したり、手に職をつけて活躍されたりしている女性がいるのも確かです。その違いは何になるか、早速解説してきましょう。

ブランク期間の過ごし方で再就職への道が決まる

資格や専門性があるだけで安心していると痛い目にあいます。
実際、この変化の激しい時代に5年や10年前のノウハウや専門性がそのまま通用するとは限りません。
キーになるのは、無職ブランク期間にどう過ごしていたかです。
専門資格は更新し、情報を最新にアップデートしておくのが当然のこと。
パートや、せめてボランティアとして専門性を活用して価値を出し、磨きあげておく活動があれば、ただ単に専門資格を持っていてブランクがある人よりプラスとして見てもらえるでしょう。

あわせて、地域ボランティア、町内活動・学校関連の大役役員経験を踏まえ、どんな価値やネットワークを築いてきたかもキャリアにはプラスになります。
新聞や社会情勢に疎くなるのも危険です。特に子育て中はそれに関係あることだけの情報に集中しがちなので、ちゃんと世の中の変化をおさえておかないと浦島太郎状態になります。

例えば、新卒で大手の研修会社に就職し、結婚・出産を機会に退職。子供が大きくなるにつれ、地元の商工会や役所の会合で、キーマンとボランティア活動などで絆を深め、ボランティアでワーママの視点を取り入れた女性活躍の方法を確立。
ご自身が40代中盤となり、子育てが一段落ついたところでワークライフバランスの講師資格を取り、現在では売れっ子のワークライフバランスコンサルタントの一人として家庭と両立しながら自分らしく楽しく仕事をされている女性がいます。
こういう方はわかりやすいお手本になるでしょう。

スキルは3階建てで考え「専門性」を入れ替えしても倒れないようにする

この女性コンサルタントが成功した要因の一つは、思い切って退職前の研修の専門性は捨てたことにあります。10年以上前のノウハウは時代に合わなくなったからです。
逆に子育て&ボランティアで得た、ワーママの共感を得られる視点と時代にあった新たな専門資格を組み合わせたことに成功の要因があります。

専門性は一度で仕入れると「失いたくない」と考えるのが普通でしょう。
しかし、これからの時代、もっとも陳腐化するスピードが速いのも専門性です。

今から10年前に焼きカスタードが入った「白いたい焼き」が大うけして、そのノウハウをまとめたフランチャイズが大流行しましたが、1年少々で流行は去り、その時のノウハウは今となっては役に立ちません。
ビリーズブートキャンプなどのダイエットノウハウは実際今でも効果がありますが、時代にあわないノウハウでは「採用」してもらえなくなります。

専門性はスキル構造の中の優先順位は一番上で入れ替え前提。下から「資質」「ポータブルスキル」「専門性」の3階建てで組み立てておくのが安全です。

「資質」は、20歳頃までに形成される特徴であまり変わることがないと言われているもの。
「細かく丁寧」などその人がもつ「持ち味」になるものです。
立ち直りがはやく、社交的で、達成意欲が高ければ営業の新規開拓に向くなど「どんな特徴がある仕事であれば自分に向いているか」がわかるものです。

資質は心理学の世界で「心の利き手」と言われており、利き手の方が、利き手ではない方より楽に早く作業できるように、資質にあったスキルは楽に早く身に付くと言われています。
資質は人生観が変わるような大きな出来事がない限り変わりにくいので、これを土台に仕事やスキルの積み上げを考えましょう。
資質については「キャリアアップの方法を人事コンサルタントが伝授!自分の資質の見つけ方とは?」で詳しく説明しています。

「ポータブルスキル」とはどんな会社でも通用する、仕事を任されたら、自らリーダーシップを発揮しながら仕事をどんどん前に進めていく能力になります。
簡単に言うとPDCA力+コミュニケーション力+対人育成力になります。このスキルは時代が変化しても色あせない仕事の基本なので、出産前までに身に着けておきましょう。
「ポータブルスキル」については「出産後キャリアアップしたい女性が事前に準備できること」で詳しく説明しています。

最後に「専門性」。専門性は時代によってどんどん入れ替わることを前提にしておくと気が楽になります。
資質に応じた専門性であれば短期でアップデートできるからです。

こう考えてみてはいかがでしょうか。お子さんも日曜の朝観ているでしょう、仮面ライダー。
今はエグゼイド。敵が強くなるに連れてレベルアップしていきます。
仮面ライダーとして適合者が「資質」、変身したり基本的な戦う強さは「ポータブルスキル」、相手に応じて戦い方を変えたり、強さをアップする「ガシャット」がいわば「専門性」になります。

あなたの資質がプリキュアなのか、仮面ライダーなのか、それとも宇宙戦隊キュウレンジャーなのか。
キューレンジャーとしてもシシレッドなのかテンビンゴールドなのかにより、戦い方や技もバージョンアップの仕方も違います。

ご自身の資質をもとに、ブランクがあっても勝てる土俵をみつけ、いざ再就職する時に土俵に合った専門性をアップデートすれば、あなたのキャリアは時代にあったものに変身できるでしょう。もう怖くはありません!


執筆者:松本利明

更新日:2017年6月26日

この記事に投票する

回答せずに結果を見る

SNSでも新着記事をお知らせしていますmichill 公式アカウント

ログイン・無料会員登録