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危険な頭痛と慢性頭痛の見分け方!自分の頭痛パターンを知る方法

薬剤師の三上です。いつもと違う頭痛は、危険な場合がありますので早めの受診をしましょう。頭痛日記をつけて、自分の頭痛のタイプと痛くなる兆候を知っておきましょう。頭痛薬を1ヶ月に10日以上飲む人、何年も頭痛に悩んでいる人は専門外来を受診しましょう。

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一番多い、頭全体がギューっと締め付けられる緊張型頭痛

薬剤師の三上彰貴子です。

頭痛、生理痛などの痛みは、最も相談の多い内容の一つです。市販薬でも解熱鎮痛剤領域の売上はトップ3に入るぐらいに使われている薬剤です。それだけ悩みも多く、なかなか解決しない頭痛。季節の変わり目や低気圧、寒暖の差などで頭痛が起こりやすいようです。とてもつらいですよね。

今回は危険な頭痛と偏頭痛についてをお話ししたいと思います。

頭痛には、理由が不明な慢性頭痛と他の病気由来の二次性頭痛があります。
慢性頭痛は、根本的な他の原因の病気が無くて何度も起こる頭痛で、緊張型頭痛、偏頭痛、薬剤性の頭痛などがあります。
二次性頭痛は、くも膜下出血や脳出血、髄膜炎、脳腫瘍などの病気が引き起こす頭痛です。こちらはすぐに受診、または救急車の適応になりますが、慢性頭痛は時によって、市販薬で対応できることもあります。

慢性頭痛で一番多いのは、緊張型頭痛です。特徴として、ストレスやずっと同じ姿勢でいるときに多く、頭のおでこのあたりが全体的にキューっと締め付けられるように痛い頭痛です。
偏頭痛は、主に右か左のどちらか片側だけ痛くなり、ズキンズキンと脈打つように痛くなる頭痛です。気持ちが悪くなったり、冷や汗をかいたりするなどの頭痛の前兆が現れる人もいます。
もう一つは数%ですが、薬剤性頭痛というものもあります。これは、頭痛で鎮痛薬を飲み過ぎていると頭痛に敏感になりすぎてしまうような頭痛です。

これらの頭痛は、別々に起こることもありますが、緊張型と偏頭痛、薬剤性が混ざっている人もいますので、頭痛に悩まされている人は、一度、頭痛外来などの専門的な病院にかかって、頭痛の原因をきちんと検査しておくことをお勧めします。

原則として偏頭痛は冷やす、緊張型頭痛は温める

頭痛が起こると冷やした方がいいのか温めた方がいいのか、と質問を受けることがあります。これは、頭痛の種類によって異なります。

緊張型頭痛の場合には、血行をよくした方がいいので首の後ろから、後頭部、首の付け根の肩のあたりなどを温めると楽になることが多いです。逆にそこを冷やすとさらに酷くなることがありますので、冷房の強いオフィスでは肩や首回りを冷やさないようにスカーフを巻いておくと良いでしょう。また、パソコンに向かって同じ姿勢というのも良くないので、30分に1回ぐらいは腕や首を回したりして血行を促すようにすると予防になります。

偏頭痛の場合には、冷やした方が良いです。偏頭痛は血管が拡張することで血管周囲の神経を刺激して脈打つようにズキズキ痛くなります。対処法としては、痛みがあるところを冷やして血管を収縮させ、神経への刺激を抑えると痛みが和らぎやすいです。ただ痛みが酷いと、冷やしても少し良くなる程度かと思います。薬を上手に使って予防したり痛みを抑えていくことも合わせて重要になります。

頭痛日記をつけて痛みが起こるキッカケを知る

慢性的な頭痛に悩まされている場合には、専門外来を受診することが大事です。頭痛外来で医師からも言われると思いますが、頭痛日記をつけて自分の頭痛パターンを知ることがお勧めです。
自分の頭痛がどういう状況で起こるのかを知ると、酷い痛みを回避しやすくなります。頭痛を感じる前の状況と、痛みの酷さを記入することがポイントです。

状況の例として、家に帰ってきてホッとした時に頭痛が起こる(リラックスにより副交感神経が優位になり、血管が拡張して偏頭痛が起こる)、気圧の変化で起こる(気候もですが、電車同士がすれ違う時の気圧の変化がきっかけで痛くなるなど)、チョコレートやワインなど硝酸塩が含まれているものを食べると痛くなる、強くまぶしい光をみた時、同じ姿勢で長時間いた時に痛くなるなどがあげられます。

痛みの酷さは、今まで一番酷い痛みを10として、10段階評価で記載、または5段階ぐらいの評価でも構わないので、基準となる酷い痛みと比較して書いてみましょう。

危険な頭痛は、直ぐに救急車を呼んで!

頭痛ぐらいで救急車?!と、思うかもしれませんが、危険な頭痛は命にかかわることがあります。次のような場合には、救急車を呼ぶか、救急外来を受診してください。

いつもと違う酷い頭痛

くも膜下出血、脳卒中などの可能性があります。目をつぶって「前ならえ」のように前方に両手を出して、10秒カウントしてどちらかの手が下がっている。または呂律が回らない、吐き気がする、鏡をみて顔が左右対称ではないなどの症状があったら、直ぐに救急車を呼びましょう。

妊娠時の酷い頭痛

妊娠時は、血管が比較的破れやすくなっていますので、脳出血の可能性があり、酷い頭痛の場合は大変危険です。

5歳以下、50歳以上での初めての頭痛

5歳以下で頭が痛い!と訴える場合には、注意が必要です。早めか救急で病院にかかりましょう。逆に50歳ぐらいまで特に頭痛を持っていなかったのに、突然頭痛になった場合にも危険な場合があります。

目が覚めるほどの酷い頭痛

痛くて飛び起きてしまう、誰かにバットで殴られたような痛み、というような、突然ドカンと痛い状態も、くも膜下出血、脳卒中など危険な可能性が高いです。しばらく横になっていたら大丈夫と、そのまま放置しないでください。手足のしびれ、きちんと話せるか、吐き気や冷や汗の有無も確認しましょう。そのまま寝ついてしまって発見が遅くなりお亡くなりになるケースもあります。

お酒を大量に飲む人が頭をぶつけた時の頭痛(2~3週間後に痛くなります)

泥酔状態で転んで頭を強く打った場合、その時にはアルコールのせいであまり痛みを感じません。次の日は痛いかもしれませんが、単にぶつかっただけとか、二日酔いということで、そのままにしてしまうことがあります。
転倒での頭のケガを忘れたころに、酷い頭痛が起こることがあります。これを放置すると非常に危険です。酷い転倒で頭蓋内出血が起こると通常は次の日ぐらいに血がたまって頭痛となり発見されます。が、お酒を大量に長期間飲んでいると脳が委縮して小さくなっており、脳内に血がたまるまで2~3週間ぐらいかかることがあります。そこで痛くなっても理由が分からず、放置してしまうと結果として脳障害を引き起こしてしまったり、最悪は死に至る可能性があります。(友人の父がこれで、しばらくして亡くなりました…。)

様子を見ていい頭痛と、直ぐに受診した方が良い頭痛があります。全て鎮痛剤を飲んで様子をみておくというのは危険です。おかしいなと思ったらすぐに救急にかかってください。

最後に…以前、救急医からこんなことを聞いたことがあります。
「いつもと違う酷い頭痛により救急車で運ばれてくることがありますが、本当に命に関わるのはそのうちの5%ぐらいで、あとは、そこまでたいしたことはない。でも、この5%を発見できるかどうかがとても重要なのです。本当に変だなという場合には躊躇せず救急車を呼んでください。」

今、救急車を安易に呼ぶということが問題視されています。慢性頭痛では、安易に呼ばずに一度病院の救急外来に電話してからという方法もあります。自身のことだけでなくご両親や高齢の親族の方で、いつもと違う酷い頭痛が起こったら対処できるよう、この記事がお役に立てれば幸いです。
いつもと違う頭痛はすぐに受診してください。


執筆者:三上彰貴子



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