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結婚しているカップル、あるいは結婚を予定しているカップルが、お互い変えることができない気質(性格)を持ち、自分の気質が相手にどう影響しているかに気づけないと、微妙なすれ違いが生じます。性格診断の1つであるエニアグラムを用いてお互いの性格の本質を見ていく方法を吉田久夫先生が教えて下さる連載、第二弾です!
夫婦のすれ違いも、積み重なると違和感が強まり、“どうしてそうなの!”、“どうして分かってくれないの!”、とパートナーを責める気持ちを持ち始めます。
深刻な事態に陥るのを防ぐには、カップルが、自分の気質とパートナーの気質、つまり変えることができない性格の中核を、お互いに理解することが大切です。
性格の違いとは特性(タイプ)の違いです。性格を9つに分けてとらえるエニアグラム心理学では、それぞれの性格を、タイプ1、タイプ2、・・・と表現します。
今回は、以下の設問で、タイプ1の可能性を調べてみましょう。
1.「キーワード」と「その心は」を見て、次の3つに分けて下さい。
(迷うときは、「気質エネルギーの特徴」を参考にして下さい)
①ほとんど当てはまる
②ある程度当てはまる
③当てはまらない
2.各設問の回答に従って、次のように得点を計算して下さい。
①ほとんど当てはまる=2点
②ある程度当てはまる=1点
③当てはまらない=0点
3.各設問の得点を合計して総得点を出して下さい。
4.総得点が11点以上の場合は、このタイプである可能性がありますが、この後の記事を見て、他の8つのタイプの総得点と比較してから判断して下さい。
・どんなこともおろそかにせず、理想主義的で、何ごとも完全にやろうと、一生懸命に努力する人です。
・自分を律するに厳しく、その厳しさを他の人にも求める傾向があります。
・いつも時間に追われ、時間が足りないと感じています。
・他の人から誉められるのも、また他の人を誉めるのもあまり得意ではありません。
・公正無私で曲がったことはしませんが、自分を抑える傾向がありますので、ストレスをためることがあります。
・細部にこだわるあまり、全体を見失うことに注意が必要です。
なお、結婚しているカップル、あるいは結婚を予定しているカップルの場合は、
①自分について、当てはまるかどうかをチェックします。
②あなたから見たパートナーについて、当てはまるかどうかをチェックします。
③パートナーに、自分自身について、当てはまるかどうかをチェックしてもらいます。
④パートナーに、パートナーから見たあなたについて、当てはまるかどうかをチェックしてもらいます。
あなたとパートナーで、見立てが一致している設問と、一致していない設問があると思います。
一致していない設問は、見立てがどのように食い違っているのかを話し合うといいでしょう。自分が思っている自分自身の性格と、相手から見えている自分の性格とのズレに驚きの発見があるかもしれません。
次回以降、タイプ2、タイプ3・・・と順番に設問を載せていきますので、ご期待下さい。
この記事のライター
吉田久夫
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HR研究所代表 1964年 早稲田大学卒 16年間メーカーに勤務し、ヨーロッパとアメリカに7年間駐在 その後、株式会社講談社経営総合研究所社長等を経て、キャリア・カウンセリングや性格心理学(エニアグラム)講演・研修ならびに関連の執筆活動などを行っている。『人づきあいが9倍楽しくなる心理学』(しょういん)『古代の叡智エニアグラム』(月刊到知)
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