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美容師の河村タカシです。ショートでもボブでも浴衣の時はおしゃれで可愛いヘアアレンジをしたくはありませんか?今回はあまり長さがなくてもできる、浴衣・着物に合うヘアアレンジをご提案します!自分でもセットできる簡単アレンジばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
まず、ショートやボブのヘアアレンジをする前に大事なのはアレンジを始める前のベース作り。
ヘアアレンジの前にこの工程を挟むことにより、束感がでて顔まわりの毛までまとめ髪にしやすくなります。
A~Eの工程で説明します。
A、なにもしていない状態です。
B、毛先をアイロンでしっかり内巻きにカールをつけます。(外ハネになるとまとめりにくくなってしまいます)
C、毛先にカールがついた状態です。
D、バーム系のスタイリング剤を用意します。(ワックスだと引っかかりがでるため、バーム系がオススメ!)
E、毛先にスタイリング剤をなじませる。
毛先にしっかりカールをつけることで短い髪の毛も編みやすくなります。
ショートの場合長さがないので、編み込んで行く途中ににこまめにピン留めすることが大事です。
そうすることで編んだところが崩れずスタイルをキープできます。
・アメピン 5~8本
・Uピン 2〜3本
5分
①② 左サイドのモミアゲの後れ毛を残し、生え際に沿ってネジりながら編み込みピン留めします。
③④ さらに生え際に沿って編み込みピン留めします。
⑤⑥ 襟足も生え際に沿って編み込みピン留めします。
⑦⑧ 右サイドもモミアゲの後れ毛を残し、生え際に沿ってネジりながら編み込みピン留めします。
⑨⑩ さらに生え際に沿って編み込みピン留めします。
⑪ 毛束をホグします。
fin. ショートヘアさんの浴衣・着物ヘアの完成です。
ピンをこまめに使うことでアレンジが安定します。
こちらのヘアアレンジは自分で簡単にできる上に、大人っぽい印象になりますよね。必死にアレンジしましたと言うよりはルーズでオシャレな感じなので、こなれた雰囲気を演出することもできます。
ちなみに、もっとピンを使った方が安心という方は、おしゃれなヘアピンやヘアアクセサリーを使うことで隠さずに留めることができるのでおすすめです。
前髪や顔周りの毛は写真のようにウェーブをつけて流しても可愛いですし、くるっとまるめてサイドにピンで止めてもおしゃれです。
こちらのアレンジはルーズなヘアが可愛いので、キッチリ止めるのではなくゆるくまとめるように心がけてみてください。
今流行りのウェットヘアにしたい方は、オイルが多く配合されているスタイリング剤を使用してセットするといいと思います。
続いてはボブののヘアアレンジ!
もちろんボブの時もベースは先ほどと同じような感じで、毛先はちゃんとカールとつけバーム系のスタイリング剤をなじませてからヘアアレンジをスタートさせてください。
そして、ボブアレンジは長さがあるところを有効活用することが大切!
長さがあればくるりんぱしたり編み込んだりアレンジし放題ですよ。
・ヘアゴム 5本
7分
①②③ 左サイドトップの髪の毛を後ろでゴム留めしくるりんぱします。
④⑤ 右サイドトップの髪の毛を後ろでゴム留めしくるりんぱします。
⑥ 両サイドのくるりんぱした毛先とセンターの髪の毛を1つにゴム留めします。
⑦⑧ 右サイド耳上の髪の毛をネジりながら編み込みます。
⑨⑩ 編み込んだらセンターの左隣の髪の毛と1つにゴム留めします。
⑪⑫ ゴム留めしたらくるりんぱします。
⑬⑭ 左サイド耳上の髪の毛も同じように編み込みます。
⑮⑯⑰ 編み込んだらセンターの右隣の髪の毛とひとつにゴム留めしくるりんぱします。
fin. ボブスタイルさんの浴衣ヘアの完成です。
トップの長さを使えばまだまだ可能性のある簡単ボブアレンジ。
長さがあればハーフアップでもトップの髪の毛をだけ使って華やかに演出できます。
ちなみに長めのボブの方は、上記のアレンジの後に下の毛をひとつにクルッとまとめてアップヘアにするのもおすすめ!
浴衣や着物では襟足が見えるようなヘアスタイルが男性から人気ですので、長さのある方は挑戦してみてください。
ボブヘアはロングへアのように団子ヘアや三つ編みをすることはできませんが、アレンジによってはロングヘアよりオシャレな雰囲気を演出することができます。
ロングヘアに比べて髪の毛全体に動きが出やすいという特徴もありますので、ボブヘアなりのアレンジでオシャレヘアスタイルを楽しんでみてはいかがでしょうか。
せっかく浴衣や着物を着るならオシャレなヘアアレンジで愉しみたいですよね。
今回はショートヘアとボブヘアの簡単ヘアアレンジをご紹介しました。
ロングヘアの浴衣アレンジはこちらの記事で紹介していますので、よろしければご覧ください。
ヘアアレンジは長さに合わせたスタイルを選ぶことで、無理なくオシャレを楽しむことができます。
なかなか着る機会がない浴衣や着物こそ普段とは違う自分を演出するチャンスですので、この記事を参考にチャレンジしてみてください。
・ヘアセットの前に髪の毛を巻いておくと、まとまりやすくなる
・ウェットヘアにしたい場合は、オイル系のスタイリング剤を使用するといい
・ボブヘアはトップの長さを生かすのがポイント
・ルーズなヘアの場合は、前髪や顔周りの毛もルーズにとめるとこなれ感がでる
・髪の長さによって無理のないヘアスタイルを選ぼう
この記事のライター
河村タカシ
7031
2023年3月にPonG[ポンジー]hair&makeを開業。美容室PonGでサロン業務をこなしながら、CM、雑誌、ショーなど様々なヘアメイクの分野でも活躍中。
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