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おいしいし、畑の肉と呼ばれ、良質なタンパク源としても注目されている「豆」。もっともっと食べたいけれど、乾燥豆から茹でるのって、時間もかかるし、なかなか億劫なもの。そんな時、頼りになるのは缶詰。豆の缶詰さえ常備しておけば、南米風のスープも、サラダも…すぐ!我が家で人気の豆レシピ、紹介します!
缶詰の豆。紙パックの豆。レトルトパックの豆。最近は、本当によく見かけるようになりました。
昔は、せいぜい大豆くらいのものでしたが、今や、キドニービーンズから、ひよこ豆、うずら豆、レンズ豆、そら豆なんかもあったりして…。長期保存もできて、良質なタンパク質のかたまり…使わない手はないですよね!
輸入食材を扱っている店なんかに行くと、パッケージデザインもいいもんだから、テンションが上がって、ついつい色々買い込んじゃったりしちゃうのです。色々ありすぎて「使い方が難しそう…」なんて思ったりしそうですが、基本そのまま使えるものばかりなので、大豆を使う感覚でどんどん試すのが吉!ってことで、気軽にガンガンいっちゃいましょー!
缶詰の豆は、だいたい、そのまま調理に使えるようになっているのが、凄〜く便利!彩りを考えて、和えて、ささっと調味料で、もうサラダの完成!もちろん、栄養満点です。
かれこれ20年来、作り続けている私の十八番レシピ。
缶を開けて一瞬でできるので、あと1品!という時にとっても重宝しています。人が集まる時なんかにも、先に作っておけるし、彩りも良く、ちょっとした箸休めにぴったり。頼りになる、名脇役的メニューです。
・ミックスビーンズ(ドライパック)…120g
・赤玉ねぎ(玉ねぎでもOK)のみじん切り…小さじ1
・オリーブ油…大さじ1/2
・塩…少々
・レモン汁…少々
・好みのハーブのみじん切り(写真はミント)…少々
① ミックスビーンズに、赤玉ねぎ、オリーブ油を混ぜます。
② 塩、レモン汁で味を整え、ハーブのみじん切りを加えてできあがり。
豆を食べない国ってあるんでしょうか?…ってくらい、どの国にも個性的で美味しそうな豆料理で満ち満ちています。これまで様々な国のレシピの豆料理を作ってきましたが、今回は、そんな私のいいとこ取りの空想レシピ!南米風?な感じのこのレシピ、ごはんやパスタにかけても最高!なんですよ。
・キドニービーンズ(水煮缶)…1缶
・ひよこ豆(水煮缶)…1缶
・豚バラ肉…300g
・塩…小さじ1
・水…600ml
・トマト缶…1缶
・ニンニク…2片
・唐辛子…1本
・玉ねぎ…1/2個
・チリパウダー…小さじ1
・カイエンペッパー…小さじ1/2
・塩…少々
・オレガノ…少々
・オリーブ油…適量
① 豚バラ肉に、小さじ1の塩をまぶしつけます。(時間に余裕があれば、冷蔵庫に一晩おく)
② 鍋にオリーブ油を熱し、①の豚肉の表面を色よく焼き付けます。水500mlを入れ、沸騰させ、アクをとりながら、肉がやわらかくなるまで煮ます。
③ ニンニクは、厚めの薄切り。玉ねぎは、みじん切りにします。
④ 別の鍋に、ニンニク、種を除いた唐辛子、オリーブ油を入れ、弱火にかけます。ニンニクがジューッと言い始めたら、玉ねぎを入れ、軽く炒めます。
⑤ トマト缶をトマトをヘラでつぶしながら加えます。焦げ付かないように、途中、混ぜながら煮て、味見をし、トマトの酸味がとれ、甘みが出ていればOK。
⑥ ⑤に②の豚と茹で汁、キドニービーンズ、ひよこ豆を入れ、豆が煮崩れてしまわないように注意しながら煮ます。
⑦ チリパウダー、カイエンペッパー、足りなければ、塩を少々加えて、味を整えます。最後にオレガノの葉を散らして、できあがり!
そのまま煮込みとして食べたり、パンと一緒に食べてもおいしいのですが、ご飯や、パスタにかけて食べるのも、おすすめ。むしろ、そっちの方が楽しみなくらい。二食目、三食めも楽しめるように、たっぷり作っておくべしです。
豆と豚の旨味いっぱいのスープと一体となった、ご飯のおいしいこと!豆が煮崩れ、とろみのついたスープが、ご飯にあうんですよねー。しかも、ヘルシー!体にやさしく、食べれば、元気みなぎる、大人気の我が家の味です。
豆と豚と、トマトですから!パスタとも抜群の好相性。塩を入れた湯で茹でたパスタに、バターひとかけを和え、煮込みをかけていただきます。
チーズをたっぷりふりかけても、また美味~。さらに、溶けるチーズをかけて、オーブンで焼いて、グラタンっぽく食べてもサイコーです。
豆って、色も形も味もいろいろ。日本では栽培しにくい豆も、缶詰だとほんっと手軽に手に入るので、いろいろ挑戦しやすいですよね。
私の十八番、豆レシピ。良かったらぜひ作ってみてくださいね。
この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
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地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
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