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「思うように貯金ができない」「夫が家計に協力してくれない」michill世代の家計相談あるあるです。住まいや子どもの教育費など、これから必要なお金はたくさんあるのに思うように貯まらない、のは困りますよね。そこで、月間130時間のお金のコンサルティング経験の中から見つけた、「お金が貯まる家計管理」のポイントをご紹介します。
よく、夫婦で財布=お金の管理が別々という方がいらっしゃいます。
例えば、家賃と光熱費は夫が出して、食費や日用品は妻。
携帯代や保険料はそれぞれが負担。お出かけした時は交互に出す。
それ以外は、お互いに好きなようにしているというパターン。
あなたはいかがですか?
お互いに必要な支出以外は計画的に貯めていればいいのですが、多くの場合、
・お互いに貯金していると思ったら、どちらもあまりしていなかった。
・子どもの進学費用をどちらが出すかで、将来モメる
・家電買換えなどの大きな支出があったときに、慌てる
ということになりがち。
お互いに「なんとかしているだろう」と相手をあてにして、いざという時に困るって相談にいらっしゃるケースです。
そうならないためには、夫婦で財布は一緒にする。
若いうち、子どもがいないうちは「割り勘」感覚でもなんとかなりますが、年齢とともに必要なお金は変わっていくもの。
お互いの収入でカバーしていかないと成り立たなくなります。
ですから、お互いの収入と支出はひとつにして管理するのが、「貯まる家計管理」のコツ。
管理をするのは、妻でも夫でもどちらでもいいです。
家計相談を受けていると以外に多いのが、「夫の給料がいくらか知らない」「妻がいくら貯金をしているか知らない」というもの。
例えば、毎月決まった生活費分を夫から受け取り、残りは自分の収入などからやりくりをする、というもの。
これも、「貯まらない家計」によくあるパターンです。
子どもが大きくなるにつれて生活費が増え、塾や習い事代などがかかるようになる分は、妻の支出。
夫が、それ以外を貯金しておいてくれればいいですが、自分の趣味や会社の部下や後輩におごって貯金0円、というケースもあります。
いざ、住宅ローンの頭金や子どもの進学費用が必要、となった時には、妻の独身時代の隠し貯金から…というご相談もよくあります。
また、リタイア後の収入は年金が主。
その時になって、別々だった財布を一緒にしようとしても折り合いがつきません。
ですから、お互いの収入や貯金はOPENにし、これからの見通しをしっかり立てておくことが「貯める家計管理」のためには大切です。
michill世代のご相談で一番多いのが、ご夫婦で将来設計が異なること。
例えば、今後の住まいや子どもの人数、子どもの進路など。
妻は、子どもが生まれたら戸建てを購入し、子どもが独立し自分たちがリタイアした後はマンションに住み替えを希望。
夫は、現役時代は通勤に便利な都心のマンションに住んで、将来は田舎暮らしを希望。
という具合に、住まい選びの希望が真逆のパターンは少なくありません。
どちらにしても大きな買い物なのですが、ここに抜けているのは"どのくらいの予算が自分たちに合っているのか"ということ。
前回の記事でもご紹介しましたが、住まいの買換えや多大な子どもの教育費は、自分たちの老後の生活資金を大きく圧迫するもと。
ですから、いつまでに、なにをどうしたいか。そのために必要なお金はいくらか。それをどうやって準備するのか、までしっかり夫婦で話し合って共有しておくことが大切です。
目標がしっかりと共有できていれば、お互いに家計管理に協力し合えますから、当然「貯める力」はUPします。
いずれにしても、「貯まる家計管理」のコツは、夫婦でお金の話をOPENにすることです。
今から早速、話し合ってくださいね。
この記事のライター
鈴木茂美
995
自分らしく生きるためのお金の知恵のナビゲーター 年間200組以上の家計相談・家計指導と150回のセミナーを実施する経験豊富なファイナンシャルプランナー。30〜40代女性がお金の悩みから解放されて”自分らしく生きる”手伝いをすることがモットー。家計管理教室を開催し、ワークショップ形式で”お金に賢い女性”を増やしている。Career&Moneyデザイン室代表 ファイナンシャルプランナー、キャリアコンサルタント
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