/
広島の器屋「LOUTO」の田中雪絵です。おいしいものがいっぱいの秋。なかでも女子人気NO.1と言えば、何といっても栗。そして栗を使ったキング・オブ・スイーツといえば…そうです!モンブラン♪今回はみんな大好きモンブランを、甘栗と、手軽で身近な材料と道具で、あっ!という間に作っちゃいます。
秋ですねー。秋といえば、栗!コンビニもスーパーもケーキ屋さんも、どこもかしこも、栗のお菓子がいろいろ出てきて…。
栗のお菓子、何が好きですか? 栗パフェに、栗きんとんに、マロンパイも捨てがたいけど、私は、やっぱり、やっぱり、モンブラン!大好物です。
口溶けの良いマロンクリームに、サクサクのメレンゲ、チョコでコーティングされた栗の渋皮煮が入ってたり…。モンブランと一言で言っても、ケーキ屋さんによって、様々、趣向が凝らされて、もはや芸術品レベルですよね。
王道モンブランは、ケーキ屋さんにおまかせするとして、今回、紹介するモンブランは、拍子抜けするくらい超簡単!だけど、「モンブラン食べたい」欲は、ちゃんとかなえてくれる、お手軽で優秀なモンブランなんです。
材料は、至ってシンプル。栗は、生の栗じゃなく、今回は、甘栗でOK!栗クリームはなめらかに仕上げたいのでお砂糖は、粉砂糖を選びましょう。クリーミーでさっぱり爽やかなヨーグルトでクリームを仕上げて、タルト台は、市販のクッキーで代用します。ラム酒は、あればで構いません。どの材料も、家にありそうでしょう?
モンブランのおいしさといえば、栗クリームの滑らかさ。甘栗、固いけど大丈夫かな?って思いますよね。フードプロセッサーで?ミキサーで?もしや、あの面倒な裏ごし、って言い始めるんじゃ…?
ノンノン。
登場するのは、コレ。おろし金です!
甘栗をおろし金でおろすなんて、初めての体験かも知れませんが、ぜひ、やってみて欲しいです。栗が、みるみるうちに、さらさら滑らかに変身するんですよ。我ながらこれは大発見!(笑)。
作る時間も、ほんとにあっという間!混ぜてのせるだけなので、5分もあれば、できあがります。「モンブラン、食べたい!」と思った時に、パパッと作れる、ひとくちモンブラン。ぜひ作ってみてくださいね。
・甘栗…50g+1〜2個
・粉砂糖…25g
・プレーンヨーグルト…約15g(ヨーグルトのやわらかさで加減してください)
・ラム酒…少々
・クッキー…2枚
① 甘栗をおろし金で、細かくおろします。
② 粉砂糖を入れてよく混ぜます。
③ ぽってりとクリーム状になるように、ヨーグルトを加減しながら加え、混ぜます。好みでラム酒をほんの少々、加えます。
④ クッキーに、甘栗1個をのせ、
上から、③の栗クリームを山の形にのせます。
④ スプーンやフォークで形を整え、最後に茶こしで粉砂糖の雪を降らせればできあがり。
簡単ひとくちモンブラン。ぜひ作ってみてくださいね。
甘栗でなく、栗の渋皮煮で作ると、より本格的なモンブランに。栗の甘露煮で作ると、懐かしい昭和のモンブランっぽくできあがります。
栗の季節、いろんなモンブラン、楽しみましょう!
この記事のライター
広島の器と道具の店「LOUTO」店主/フリーランスエディター
田中雪絵
6035
地元福岡にて編集部に勤務後、フリーランスのエディターとして活動。2008年に器と道具の店「LOUTO」を主人の実家のある広島に開店。自身が実際に使い、惚れ込んだ器や道具を、使い手の実感を込めて紹介する。また月に一度、企画展や作家の個展も開催。何よりの楽しみは、毎日の料理と晩酌!
レシピの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント