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新婚3年目に突入の国際結婚夫婦。互いに自由になること、自由にすることを基準に、ストレスの溜まらない夫婦生活を楽しんでいます。夫婦円満の秘訣はある4つのことを二人で認め合うこと。夫婦は家族ですが個人は「他人」であることを認識して行動すれば、自然と「自由」を手にできるはず…。結婚しても自由を楽しむ私が、夫婦円満の方法を教えます。
結婚した当時「友達と明日買い物に行ってもいい?」と何気に夫に聞いたら、「僕の許可がいるの?」と言われて驚いたことがありました。夫婦となってからなぜか、私が映画を観に行ったり、友達と飲み会に行ったりすることは、夫から「いいよ」という返事がもらえないと行ってはダメな気がしていたのです。
「僕が許可を出すということは、君も僕の行動にYES・NOが言えるってことでしょ?僕はそんな夫婦にはなりたくない」
そんな一言で私と彼の行動に「許可」を出すことを止めて、早めに報告することの大切さだけを守ることにしました。
時間のスペースを与え合うことを夫婦生活の基準にしています。
「僕は君にこうしてほしい、ああしてほしいと妻の当たり前は押し付けないから、君はずっと自由だし、僕も同じく自由だよ」と言われ、結婚してもなんら変わりない束縛もない自由生活が始まりました。
家事は日頃ほぼ平等ですが、私がかなり忙しい時は彼が多めに家事を行うこともあります。お互いの仕事や1日の疲れ具合、状況を見て、必要なことはできる人がするという方針。
特に在宅でフリーランスをしている私にとって、今日はこの仕事だけを考えたい、これだけに集中したいという多忙時期は、家に居ても家事から解放されることができ、心のゆとりを持てて助かります。
夫が帰宅したらご飯が食卓に並んでるというのは、毎日じゃなくてもいいんだ
家事を完璧に全部できて、仕事もできるカッコイイ奥さんにならなくてもいい
無理に妻として頑張らなきゃ!と思わされないことで、夫婦間のストレスもほとんどありません。そして私も夫に、夫らしさを強く求めることもありません。
「自由の交換」とは個人の1日の時間の使い方であり、束縛や、ルール、プレッシャーを互いに作らないことです。
普段テレビゲームをよくする夫。友達とボードゲームに出かけ夜まで帰ってこないこともある。そんな娯楽があることはいいことだと思っています。それは彼の生きる楽しみの一部であり、日頃のストレス解消になっているからです。
もちろん娯楽が行き過ぎて課金をしたり、ギャンブル中毒になるのは問題なので止める必要がありますが、家庭に支障がない趣味や遊びは受け入れることが大切です。
「遊びたい」「出かけたい」「ゲームがしたい」「友達と会いたい」など…どんどん出てくるちょっとした外部への欲を、最初からお互いに言いやすい環境を作ること。もちろん平等に。
夫婦になったからと行って同じ人間になる訳ではありません。
時間を共にしても、お互いの趣味や楽しみを奪い取らないことは当たり前。お金がかかるもの、時間を要するものは相談して決定すればいい。頭ごなしに意見も聞かずに制限することは、夫婦の心が離れていくことだと思います。
結婚しても夫婦は他人である。
頭の中でわかっていても、同じ屋根の下に住んでいると互いに何かを求めすぎるかもしれません。
夫婦は同じ道をずっと同じように歩んでいく約束をしたから、相手の行動を束縛したり、執拗に何かを求めたり、世間の当たり前を重ね合わせたりと、気づかないうちにあらゆる束縛を夫婦間で成り立たせてしまうかもしれません。
相手に合わせて行動し過ぎると、自分を見失います。
自分の欲に合わせて相手の行動に干渉すると、自分の思い通りにいかないことがいつか怒りと恐れに変わります。
束縛が当たり前になれば、夫婦間のストレスは言葉にできないまま膨張し、歯止めが効かなくなるでしょう。少しでもその傾向があるなと思ったら今すぐ見直すべきです。そしてお互いに「心と時間のスペース」を与え合い、一歩離れて「自由の交換」を約束して過ごしてみてください。
あなたとパートナーは夫婦になっても、個人であり、他人である。それを時々ふと思い出し、思いやることが夫婦円満の秘訣です。
この記事のライター
あおい
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フィンランド在住フリーランスデザイナー&ブロガー。北欧ライフスタイル・フィンランド旅行情報・国際結婚の日常などをお届けするブログ「スオミの旦那と一生一笑」を運営。日本語を勉強中の旦那(あれちゃん)とのユーモアたっぷり4コマ漫画と、国際結婚のコラムが人気。フィンランドをもっと身近に感じてもらうべく、日本に向けて様々なプロジェクトも運営中。
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