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20代のころは似合っていたカジュアルな服装が、最近だらしなく見えるようになった…。カジュアルな服を大人っぽく着こなすためにはどうすればいいの? ファッションについての気になるお悩みに人気ブログ、ケチケチ贅沢日記の筆者であるmuccoさんからアドバイスを頂きます!
Q、20代のころは大丈夫だったカジュアルな服装が、最近だらしなく見えるようになりました。現在子育て中で、休日はスニーカー必須なのですが、だらしなく見えないカジュアルコーディネートのコツなどありますでしょうか。
(30代前半・医療・既婚・子供あり)
A、ご質問いただきありがとうございます。
「カジュアル」と一言でいいますが、実はとても幅が広いものです。
お子さんの運動会で一緒にレクリエーションをするためのスポーティカジュアルもあれば、ご自宅で寛ぐときのリラックスカジュアル、会社でのオフィスカジュアル、レストランで食事するときのスマートカジュアル、までさまざまあります。
質問者さんが普段どんな感じのカジュアルコーディネートをなさっているのか情報がありませんので、何とも言えませんが、だらしなく見えてしまう大人カジュアルの典型はいくつかあります。
① トップス・ボトムスどちらも伸びる素材+スニーカーやスリッパ風サンダル
トップスもボトムスもTシャツ素材やスウェット素材など、どちらも伸びる素材の場合、20代半ばまではスポーティーに見えても、30歳を過ぎた大人が着ると、途端に部屋着の延長に見えてしまいます。
加えて足元がスニーカーやスリッパ風サンダルだと、アスリート並みの引き締まった体かモデル級のプロポーションの持ち主でない限り、だらしなく見えても仕方ないでしょう。
―解消策―
子育て中なので動きやすいパンツとスニーカー必須ですよね。その場合はトップスかパンツのどちらかを布帛素材にして、「きちんと」すれば、だらしない感じは解消できるでしょう。
例えば、
・トップスをラクに、ボトムスはきちんと。
トップス:Tシャツ、パーカ、スウェットシャツなど伸びるジャージー素材
ボトムス:センタープレス入りのアンクルパンツ、チノパンツ、コーデュロイパンツなど。
一見普通の布のようでいて、ストレッチの効いた素材のセンタープレス入りパンツや、軽くアイロンをかけてシワのないチノパンツなどは、きちんとした印象を与えます。ユニクロやZARAでは、オフィスカジュアル向けにきちんとめのカジュアルパンツをサイズ豊富に良心的な価格帯で展開しているので、これを利用しない手はありませんよね。
・トップスをきちんと、ボトムスはラクに
ボトムス:ジョガーパンツなど
トップス:ハリのあるコットンやリネンの襟付きシャツ
ハリのある素材・襟付きのシャツはきちんとして見えます。もちろんシワシワはだらしなく見える元ですので、アイロンをかけましょうね。
シャツ1枚では寒いこれからの季節、ざっくりとしたラムウールやシェトランドウール素材で少しゆったりめのVネックカーディガンやセーターを着ると温かいでしょう。もちろんカシミヤでもOK。ボトムスが伸びる素材のパンツでも、ニットのネックラインからきちんとプレスしたシャツの襟をのぞかせると、端正な印象になります。
② サイズが合っていない
カジュアル=ゆるい・楽ちん、という発想でトップス・ボトムスともダボダボした大きいサイズを選ぶと、こちらも部屋着のようになりがちで、家の外ではだらしなく見えてしまいますね。
また、襟ぐりのゆるいトップスがだらしなく見える人も案外多いので、襟ぐりもサイズ感の一つとして、似合うものを探したほうがよろしいでしょう。
③素材が合っていない
カジュアルなのでナチュラルに、とシワ加工シャツや、織りの粗いガーゼ調コットン、マットなネルなどの素材感の服を着たら、パジャマみたいに見えたり、疲れみえたり、やつれて見えたり、老けて見える…。
そういう方はナチュラル系が似合わないので、よほどその系統がお好きな場合以外は、潔くあきらめましょう。
やつれて見える服をわざわざ着る必要はないですもんね。
実はそんな方も結構いますので、その場合は綿でも光沢のあるものなど、すこしエレガントな印象のものに変えてみましょう。
世の中はどんどんカジュアルな方向へ向かっていますが、やはり大人のカジュアルには大人なりの緊張感が必要でしょう。
カジュアルといえども、だらしなくならないためには、トップス、ボトムス、靴のどれかに緊張感や端正さを持たせる、ということを頭の片隅にちょっと入れて、コーディネートしてみてくださいね。
この記事のライター
mucco
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ケチと贅沢の両立を目指すライフスタイルを綴る「ケチケチ贅沢日記」を2008年より運営。今や月間100万PVを誇る人気ブログ。東北地方の短大を卒業後、東京で服飾雑貨の販売とVMD(ヴィジュアルマーチャンダイジング)に従事。学生時代から好きだった英語を生かそうと雑誌翻訳業を目指しながら働いた外資系企業で、経済的自由と多様性の大切さを知る。
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