/
お魚って焼いたり煮たりの調理法がパターン化してしまったり、下処理や後片付けががちょっと手間…という方も多いんじゃないでしょうか?今回は今が旬のお魚“ぶり”を使った、下処理も不要で簡単!作り置きやお弁当にもおすすめのレシピをご紹介します。
これからが旬のブリは脂がのっていて味も良く、体に嬉しい栄養素がいっぱい。
ブリに含まれる脂は不飽和脂肪酸のDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペタエン酸)が豊富に含まれており、どちらも私たちにとっては積極的に摂りたい栄養素。
DHAは脳や神経への情報伝達をスムーズにおこうなうために必要な栄養素で、記憶力の向上やアルツハイマーの予防などに役立ちます。EPAは中性脂肪や悪玉コレステロールを減らして、善玉コレステロールを増やす働きをしてくれます。
また、ブリの血合いには鉄分が含まれているので、貧血の多い女性にはぜひ積極的に摂ってもらいたいのですが、どうしても血合いは食べにくかったり、臭みが出たりと苦手な方も多いのでは?そんな方にはとくに、これから紹介するレシピをお試しいただきたいと思います。
・ブリの切り身 2切れ
・ごま油 大さじ1
・酒 大さじ1強
A 砂糖 大さじ1と1/2
A みりん 大さじ1
A 酒 大さじ1
A 醤油 大さじ1と1/2
A にんにくすりおろし 小さじ1/2
A しょうがすりおろし 小さじ1/2~1
下準備:ブリは水でサッと洗い、キッチンペーパーなどで水分を拭いておく。
① フライパンにごま油を熱したらブリを入れて焼く。
② 片面が焼けてきたらひっくり返し、酒を回しかけてから蓋をして蒸し焼きにする。
③ 2分ほど蒸し焼きにしたら蓋を取り、水分が飛ぶまで火にかけた後、一旦お皿に取り出して、フォークで身をほぐす。
④ 身をほぐしたら再度フライパンに戻して火にかけAの調味料を入れて炒める。
⑤ 水分がほとんどなくなるまで炒めたら完成。
・酒で蒸し焼きにすることで臭み消しのほかに、身がふっくらとなります。もしあれば酒は料理酒ではなく清酒で蒸し焼きにするのがオススメです。
・しょうがの量はお好みで増減してください。
・ブリの身をほぐすときに、血合いはもちろん、お好みで皮も入れてしまってもOK。
・Aの調味料はあらかじめ混ぜ合わせておいてから回しかけた方が味の馴染みがよくなります。
このブリそぼろ、ご飯に合うのはもちろんですが、サラダに入れたり、カレーに入れたりなど、「ツナ缶」の代わりとして使うこともできます。
ツナ缶だと油(カロリー)が気になったり、添加物が気になったりという方がいるかもしれませんが、このブリそぼろは自家製の味付けで余計なものが入っていないので、作っておくととても重宝しますよ。
これがあれば三色丼もすぐできるので、ランチやお弁当にもおすすめです。
特別な下処理をしなくても臭みもなく、血合いまで美味しく食べられて、さらに体に嬉しい栄養素も摂れてしまうブリそぼろ。ブリが美味しくなるこれからの季節に良かったらお試しくださいね。
この記事のライター
ちゃんちー
86
2人の息子を持つ母で家庭料理研究家として活動中。レシピコンテストで多数の受賞を経て、現在はレシピ開発や料理教室講師、TVのレシピコーナーやwebメディア、雑誌などなど、料理のお仕事をちょこちょことさせて頂きながらlivedoor公式ブログ『ちゃんちー家の気ままな日々とおうちごはん』にて日々の出来事と一緒にレシピUPしています。
レシピの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント