/
「今年こそは、お片づけを終わらせる…!」と決意したものの、気がつけば大晦日は目前。大掃除特集をチラリと見ては、焦りはじめている方も多いのではないでしょうか?そんなあなたにオススメなのが、衣服のお片づけ。中でも、短時間で作業でき、すぐにスッキリ感が出る「かける服」のお片づけポイントをご紹介いたします。
お片づけが終わったら、何がしたいですか?お片づけは、「片づくこと」そのものがゴールではありません。
あなたが「今」必要としているモノを整えて、最大限人生を楽しむ事ができること。それが、お片づけの真のゴールです。少し時間をとって、思いついた言葉を紙に書き出してみましょう。
お片づけはじめに「衣服」を勧める理由は2つ。衣服は、私達が最も選び慣れているモノだから。そして、衣服が、最も体に近いモノだからです。
今、この記事を読んでいるあなたも、あたり前のように服を選んで着ているはず。私たちが毎日、無意識のうちに選んでいるモノである「衣服」。お片づけの手初めには、自分の好みを感じやすい服からトレーニングするのが良策です。
「お片づけ」と聞くと、「収納」を思い浮かべてしまう方がとても多いですが、いきなり収納を始めてしまうのは誤り。はじめに行うべきは、「収納するモノの選別」です。お片づけの基本ステップは、「出す・分ける・しまう」。このステップに基づいて、一緒に「かける服」のお片づけを進めてみましょう。
はじめに、衣服を出して選別するための作業スペースを確保しましょう。一畳ほどスペースがあれば、作業場所としては十分。ベッドの上などでも構いません。
スペースが確保できたら、クローゼットにかかっている衣服を、全部外に出しましょう!その際、「何も服がかかっていないプラスチックハンガー」や「『おわり』と寿命を儚く告げる防虫剤」や「いつ誰にもらったかわからないポプリ」なども一緒に取り出します。
クローゼットのポールは、何もモノがかかっていない状態にリセット。今後このポールに戻ることができるのは、本当にあなたが必要とするモノだけです。
衣服を出し終えたら、要・不要を見極めます。衣服を選ぶ基準は、「この先も、お世話になりたいモノかどうか」。服をハンガーからはずし、自然に「使いたい」と思えるモノかどうかを、1つ1つ手にとって確認します。
「これ、使えるかな…」と考え始めた時は、要注意。無理矢理そのモノを使うための言い訳を頭で用意し始めている場合がほとんどです。もしその服がお店に並んでいたとして、「再びお金を出しても、この服を買いたいか」と自分に問いかけてみましょう。
衣服を選別し終えたら、ポールに服をかけていきます。この際、使用するハンガーをお気に入りのモノに統一しましょう。ハンガーを統一するだけで、クローゼットが一気にすっきりします。
残す服の総量が決まったら、必要なハンガーの本数をチェックして、入れ替えるのがオススメです。シンプルな木製のハンガーは、IKEA、ニトリ、無印良品などの生活雑貨店や、ホームセンターで手軽に手に入れることができます。
また、かける服の量が多い場合は、スリムタイプのハンガーもオススメです。最近は衣服がすべらない加工がされたハンガーなどもあるので、ぜひお気に入りのタイプを探してみてくださいね。
かける服が整ったら、他の場所の乱れが気になってくるはず。同じ要領で、トップス、ボトムス、靴下、下着…とカテゴリごとに「出す・分ける・しまう」を繰り返してみましょう。少しずつでも諦めずに行えば、スッキリした空間が確実に広がっていきますよ。
この記事のライター
小坂泉
71
流式片づけコンシェルジュ。三重県四日市市生まれ。NAIST情報科学研究科修了。後にNECに入社。多忙な毎日に精神を蝕まれ、16才から32才にかけてメンタルクリニックにお世話になる羽目に。ある時、頭の中が混乱するほど、部屋が散らかること気づき、ベストセラー『人生がときめく片づけの魔法』を読み開眼。著者・近藤麻理恵に師事し、独立。「人とモノが、互いにに最高の力を発揮できる世界」を理想としている。
ライフスタイルの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント