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フードコーディネーター・スパイス香辛料アドバイザーの笠原知子です。天高く馬肥ゆる秋。きのこに芋類、サンマに鮭、新米に、ぶどうに栗に…秋が旬のおいしい食べ物はたくさんありますが、忙しくてもしっかり食べたい!そんな時にちょうどいいのが炊き込みご飯。炊飯器に入れてスイッチをONすればできあがる簡単さと、おかずいらずで、ささっと食べられるのもうれしいですよね。冷めてもおいしい炊き込みご飯は、お弁当にもぴったり!多めに作って冷凍しておけば、小腹が空いたときにもすぐ食べられて重宝です。今回は、秋の食材を使って、うまみたっぷりの炊き込みご飯を作りたいと思います。
甘塩の塩鮭としめじを炊き込んだご飯は、鮭の旨みが米に染み込んで、ひと粒ひと粒がふっくらと美味!
仕上げに加えたバターがコクを加え、青じそは鮭の魚臭さを消してくれます。ひと手間かけて鮭を焼いておくと、香ばしさも加わって、おいしさがアップします。
米 2合
塩鮭(甘塩) 2切れ
しめじ 1パック
白だし 大さじ2
日本酒 大さじ1
バター 大さじ1
青じそ 6枚
炒りごま 適量
① 米を研ぎ、30分ほど浸水させ、ざるにあける。
② 塩鮭はグリルで焼き色がつくまで焼く。
③ 炊飯器に米、日本酒、白だしを入れて、炊飯器の目盛りよりやや少なめの水加減になるように水を入れて軽く混ぜる。焼いた塩鮭、石突をとってほぐしたしめじを入れて、混ぜずにそのまま炊飯する。
④ 炊き上がったら鮭を取り出し、骨とお好みで皮を取って炊飯器に戻し、千切りにしたしそとバターを加えてさっくり混ぜ合わせる。
⑤ 盛り付けて、炒りごまを振る。
塩鮭の塩具合によって、白だしを加減してください。私は皮が好きなので一緒に混ぜ込みましたが、皮はお好みで。しその代わりに、小ねぎでも。
さつまいもをごろごろ入れた炊き込みご飯は、ベーコンも入れてボリュームたっぷり!だしは白だしで和風ですが、バターを入れるので洋風の献立にも合いますよ。
米 2合
さつまいも 150g
ベーコン 3枚
醤油 小さじ1/2
白だし 大さじ2と1/2
日本酒 大さじ1
バター 大さじ1
黒胡椒または黒ごま お好みで
① 米を研ぎ、30分ほど浸水させ、ざるにあける。
② さつまいもは、1.5cm角に切って水にさらす。
③ ベーコンは1cm幅に切る。フライパンにバターを入れてベーコンを炒め、醤油を入れて香ばしく焼き色を付ける。
④ 炊飯器に米、日本酒、白だしを入れて、炊飯器の目盛りよりやや少なめの水加減になるように水を入れて軽く混ぜる。炒めたベーコン、水気を切ったさつまいもを入れて、混ぜずに炊飯する。
⑤ 炊き上がったらさっくり混ぜる。盛り付けて、お好みで黒胡椒や、黒ゴマを振る。
ベーコンをバターで炒めましたが、お好みで炊き上がってから追いバターをしても。黒胡椒を効かせてもおいしいですよ。
中華風の味付けの炊き込みご飯です。栗は手軽な甘栗を使いましたが、ほっくり甘くてご飯の味にも合います。
出回ってきたれんこんも入れて具沢山!干ししいたけを使うとうまみがぐっと増します。干し椎茸はゆっくり戻すとおいしいので、前もって水で戻しておくといいですよ。
米 2合
鶏もも肉 180g
にんじん 1/2本(80g)
れんこん 60g
干ししいたけ 2個
たけのこ 50g(あれば)
甘栗 50~60g
ごま油 大さじ1
A)醤油 大さじ1
A)砂糖 小さじ1
A)日本酒 大さじ1
A)おろし生姜 小さじ1/2
B)オイスターソース 大さじ1
B)醤油 大さじ1/2
B)日本酒 大さじ1
① 干し椎茸は汚れをさっと洗い、1カップ位の水につけて冷蔵庫で一晩おく。
② 米を研ぎ、30分ほど浸水させ、ざるにあける。
③ 鶏もも肉は、1.5cm角に切る。にんじん、れんこん、たけのこは、それぞれ1cm角に切る。干し椎茸は軸を切って1cm角に切る。(干し椎茸の戻し汁は後で使うので捨てない)
④ フライパンにごま油を入れて火にかけ、③の材料を炒める。Aを入れて味付けする。
⑤ 炊飯器に米、Bの調味料、干し椎茸の戻し汁、④の汁だけ入れ、炊飯器の目盛りよりやや少なめに水加減して軽く混ぜる。④の具材、甘栗を入れたら混ぜずに炊飯する。
炊く前に具材を炒め、味をつけてから炊き込みます。たけのこの水煮は、お湯でゆでてから使うとにおいが気になりません。れんこんは、皮ごと使いましたが、お好みで。もち米を混ぜるとおこわ風になっておいしいです。(もち米を使う時は、水加減を少なくしてください。)
今回ご紹介した炊き込みご飯を炊飯器で炊くときは、どれも普通モードでOKです。具材を米にのせたら、混ぜずにそのまま炊飯してください。我が家はストウブで炊飯するので、中火で4分ほど加熱し、沸騰したら弱火にして12分加熱後10分蒸らします。
食欲の秋のお腹を満たす炊き込みご飯。素材の旨みを吸い込んだお米のおいしさに箸が止まらなくなります。秋の炊き込みご飯、ぜひ作ってみて下さいね。
この記事のライター
笠原知子
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IT企業で8年勤務した後、出産で退職。現在は、パソコンインストラクターとして仕事をしながら、Webと、企業様向けに、お酒と共に楽しむ料理を中心としたレシピを提供しています。
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