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大東京下北沢で日々狭小三層建売住宅との死闘を繰り広げておりますわたくしは、お片付けが苦手です。特に苦手なのが「引き出し収納」。そんなわたしが無印良品の鉄板アイテムで作った、出しやすく、それでいて定位置に戻しやすい「キッチンツール投げ込み収納超絶技巧」をご紹介いたします。
こちらが我が家のvery veryスモールキッチンになります。
4年前にリフォームしましたが、構造上配置を変えられなかったため、正に「置き換えただけ」の、今時珍しい2400mmのI型です。
オシャレなアイランドキッチンでも家族と対話しながら調理できるカウンターキッチンでもないので、この際「わたしだけの作業場」と割り切って、可能な限り収納スペースを広く取ること、お掃除がしやすいことに拘りました。
ショールームには便利そうな高価なオプションが沢山用意されていたのですが、あらゆる誘惑に打ち勝ち、最もシンプルな棚と引き出しだけをつけていただきました。
どうせ使いこなせやしないからです。
スイッチ一つで棚が自ら降りて来たり、細かく仕切った「何かの専用」引き出しがあったり…多くの主婦にとって便利で機能的であることが、わたしにとってもそうであるとは限りません。
キッチンツールや器を買い集めるのが好きで、要領の良い人なら一つで使い回せるものを複数持ちたがり、器用な人なら必要ない便利グッズも手放せない、しかし、小さなキッチンに見合わない量のモノ全てを、出しっ放しにすることなく収め切りたい、決して片付けが得意ではない大雑把なわたしでもできる方法で。
そんなワガママ収納、ショールームにはご用意がありませんでした。
自分で創り出すしかないのです。
今日ご紹介するのはキッチンのほんの一部、ですがわたしの性格を如実に反映した引き出し収納です。
空間を無駄にせず可能な限り沢山、モノを収める、ただ収めるのではなく「再現性が高い」、即ち「出しやすく、元に戻しやすい」、そんな収納を目指しました。
「超絶技巧」などと大風呂敷を広げましたが、安心してください。
わたしにできることは誰にでもできる!
みんな大好き無印良品のファイルボックスに、高さが半分のものが登場し、話題になりました。
【ポリプロピレンファイルボックス・スタンダードタイプ・1/2】
これを見た瞬間、メジャーを手にキッチンに走りましたよ。
思った通り、ピッタリでした。キッチンの引き出しの奥行に。
【ポリプロピレン収納キャリーボックス・ワイド】
同じ素材、同じ奥行のキャリーボックスと、ステンレスワイヤーバスケットも購入、目的の場所にセットしてみます。
なんというシンデレラフィット。
これらを使ったのは最も開閉頻度の高いシンク下の引き出し、収納したのは細々とした、大きさも素材も統一性の無い、キッチンツールの1.5軍~2軍のみなさんです。
写真奥から。
作業スペースから最も近いファイルボックス①にはキッチンツールの1.5軍を「投げ込み」収納。
奥行が32cmあるので、控えのお玉やトング、ミートハンマーまで、大きさバラバラのキッチンツールが全て収まりました。
ファイルボックス②には、キッチンツールの2軍を。
スライサーやグレーター、どうしても手放せない「どんな屈強のビンの蓋でも開けられるオープナー」もここに。
水道管が通っていて一部奥行が浅い部分に合わせた無印良品のステンレスワイヤーバスケットには、4つも持っている計量カップを。
手前のキャリーボックスが、この引き出し収納の肝とも言うべき部分です。
細かくて大きさバラバラ、いざ使おうとする度に探し、取り出すのに時間の掛かっていたキッチンツールを、使用頻度の高い順に手前から、全て立てて収納することができました。
いざとなればキャリーボックスごと取り出せます。
いかがでしたか。
「まずはモノを減らしましょう」
という、片付けのセオリーを完全無視した、スモールキッチンの収納でした。
モノが多く、お片付けが苦手なあなたに、勇気と希望をお届けできたら幸いです。
この記事のライター
rainydaygirl
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大東京世田谷村下北沢在住、名をrainydaygirlと申します。ブログ「ていねいに暮らせない」で、築20年狭小三層建売住宅との死闘を綴っております。スカンジナビアのカホリ漂うステキインテリア、シンデレラフィットがコンボするエクストリーム収納、美しい食器に美しく盛られたお料理が並ぶ幸福な食卓を目指して勉強中。まずは汚片づけから攻略します。
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