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コスメコンシェルジュ、美容ライターの斎藤明子です。秋から冬にかけては、気温の低下とともに空気が乾燥し、メイクの注意点も変わってきます。さらに今年はマスク着用が当たり前…。そこで日常的にマスクをしているからこそ、ついやってしまいがちなNGメイクとその解決策を挙げてみました。ぜひ参考にしてくださいね!
湿度の高い夏の間は、マスクの中で肌が蒸れてしまいがち。メイクが崩れないことを優先にファンデーションを選んでいた方が多いのではないでしょうか。
でも、秋冬は空気が乾燥して、バリア機能が低下しやすくなります。それにより、マスクの摩擦が肌への刺激となって肌荒れが起こりやすくなります。
例えば、マスクの中でニキビができたり肌荒れしたりすると、蒸れたせいで皮脂が過剰に分泌されたのでは?と思ってしまうかもしれませんが、バリア機能の低下した肌に皮脂吸着型のケアは危険です。症状が余計に悪くなってしまう可能性が高いので、まずは、保湿を心がけましょう。
肌荒れすると肌のキメが荒くなり、ファンデーションが密着しにくくなります。そこで、粗が目立たないようにファンデーションを厚塗りしてしまいがちです。
これが悪循環の素。表面の整っていない肌にファンデーションを厚く塗れば塗るほど、粗が目立ちやすくなります。解決のためには、肌表面をフラットに整えて保湿効果もある下地を使うようにしましょう。
マスクを外さない日は、トーンアップ下地とお粉でベースメイクを仕上げましょう。
マスクを取ったり外したりする日は、崩れにくいファンデーションをきっちり塗りこむことで肌悩みを解決しようとせず、下地→ファンデーション→コンシーラーの順で仕上げるようにしましょう。メイクの仕上げに粉っぽさのないルースパウダーをふんわりとはたくと崩れにくく、マスクに色もつきにくくなります。
写真右:ラロッシュボゼ UVイデア XL プロテクショントーンアップ ローズ SPF50+・PA++++ 3,400円(税抜)
敏感に傾いた肌にも安心して使えるラロッシュボゼの人気下地。自然な血色感をさりげなく与えてくれるローズがおすすめ。
写真左:セザンヌ UVウルトラフィットベースEX 全3色 SPF30・PA++ 680円(税抜)
プチプラ派にはこちらがオススメです。肌になめらかにフィットして微細パールの効果で肌をトーンアップ!(画像は02ピーチ)
マスクで口元が隠れてしまうので、アイメイクに凝って目元を明るくしたいですよね。アイシャドウパレットのハイライトカラーで、まぶたまわりを明るくしたりラメできらきらさせたりして、思いっきり華やかな印象に彩っているという方が多いかもしれません。
でも、真夏の日差しの下で映えるきらきらも、秋冬には悪目立ちしてしまうので注意してください。まぶたがテカテカしていると目がかえって小さく見えてしまうだけでなく、時代遅れな印象にもなってしまいがちです。
パールやラメではなく、光の当たり方を操ることで目元を明るくするのがおすすめです。また、この秋のアイメイクはくすんだピンクやパープルよりのウォームブラウンがトレンドなので、強いパールではちぐはぐな印象になってしまいます。
色をきれいに出すためにもまぶたのくすみは解消しておきたいので、明るいベージュなどのアイシャドウベースでまぶたを明るく整えるといいでしょう。
キャンメイク シルキースフレアイズ 06 トパーズピンク 750円(税抜)
人気のアイシャドウパレットから限定発売された新色は、この秋注目のパープルとくすみピンク。ハイライトカラーもギラギラせずに、品よく旬の目元に彩ってくれます。
本来、唇は冬に乾燥しやすい箇所です。マスクをしていることによって乾燥しにくくなるということもあるかもしれません。
ですがリップがマスクにつかないことと長時間落ちにくいことに留意してリップ選びをするあまり、マスクの摩擦と併せて刺激を受けやすい状態になっていることもお忘れなく!
インクのように落ちないティントリップを塗り重ねると、マスクを取った時に、荒れてめくれた唇の皮に色がこびりついているように見えてしまうことがあるので注意しましょう。
マスクを着けていない時は、ケアオイルやリップクリームでしっかりと保湿しましょう。
マスクを着けっぱなしの日は、マスクの摩擦から唇を守るためにも、ぜひリップバームを!オイルはマスクに移りやすいので、薄い膜で刺激から守ってくれるバームがおすすめです。自然な血色っぽさのある色付きバームなら、マスクを取った時にも顔色が悪く見えません。
マスクを着けたり取ったりする日は、セミマットでありながら内側で保湿してくれるタイプのリップがマスクへの色移りも目立たずおすすめです。
ロムアンド ジューシーラスティングティント 1,200円(税抜)
みずみずしい感触で唇に自然な光沢を与えながらテカらず発色も絶妙。マスクにつかず、色モチがいいのでマスクをとったり外したりする日におすすめ。
秋冬ならではのメイクの注意点とあわせて、マスク着用が当たり前の今だからこそ注意したいポイントをご紹介しました。
肌や唇をしっかりとケアしてダメージを最小限に抑えながら、秋ならではのメイクを楽しんで下さいね!
※記事内の商品価格は筆者購入時の価格です。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
斎藤明子
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美容ライター。広告代理店、編集プロダクションを経てフリーランスに。現在は、日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュ、AEAJアロマテラピー検定1級、ヘルスフードカウンセラーの資格を活かしweb・雑誌等にて執筆。メイクからインナービューティまで、美容法を提案&発信しています。記事内イラスト制作:suzuka(https://profile.hatena.ne.jp/cosme_suzuka/)
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