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管理栄養士・お野菜レシピ考案家のいまむらゆいです。秋は里芋がおいしい季節。ぬめりのある里芋は、調理しづらいイメージがあるかもしれません。今回は皮むきいらずで、おいしく、栄養も余すことなく食べられる里芋レシピをご紹介します。
里芋を調理する時にネックになるのが、「ぬめり」。皮むきをしたり、包丁で切る際には手がかゆくなってしまったり、気をつけないと手を切ってしまう危険もあります。
実はこのぬめり成分は、ムチンやガラクタンといった水溶性の食物繊維のひとつ。消化吸収を高めたり、免疫力アップや腸活に役立つ成分です。
里芋の栄養を余すことなく食べるには、このぬめり成分を落とさずに調理することがポイントです。
里芋は皮も食べられるということを知っていますか?しっかりと土を落として洗えば、皮をむかなくても美味しく食べられる野菜です。
里芋を皮つきで蒸したり、茹でたりすることで、水に溶け出やすい食物繊維を逃さずに食べることができます。
皮ごと食べれば、皮をむく手間もなくなり時短にもつながります。
今回は、里芋を皮つきでおいしく、栄養も丸ごと食べられるおすすめレシピをご紹介します。
里芋(小)…300g
しょうゆ…大さじ1
みりん…大さじ1/2
青のり…小さじ2
片栗粉…大さじ2
米油…適量
塩…お好み
① 里芋はよく洗い、耐熱容器に入れて電子レンジ500wで6分加熱し火を通す。
② 加熱した里芋を包丁で半分に切ってボウルに入れ、しょうゆ、みりんを加えてよく絡ませる。
③ 別のボウルに片栗粉と青のりを合わせ、②を入れて全体にまぶす。
④ 鍋底に行き渡る程度の米油をフライパンに入れて中火で熱し、③を衣がカリッとするまで揚げる。皿に盛り、お好みで塩を少量かけて完成。
大きめの里芋を使用する場合には、一口大に切ってから加熱すると火が通りやすくなります。里芋独特のぬめり成分は栄養豊富だからこそ、皮ごと調理することがポイントです。
今回ご紹介した揚げ里芋は、おかずの一品にも、家飲みのおつまみにも最適。カラッと揚げることで、食べたときに皮が気にならず、食べやすくなります。
皮をむく手間もなく、栄養も丸ごととれる揚げ里芋で、より楽しくおいしく里芋を味わってみてくださいね。
この記事のライター
管理栄養士・お野菜レシピ考案家
いまむらゆい
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青果物流通の企業等で勤務後、フリーランス管理栄養士として活動を始める。レシピ提供、フードスタイリング、コラム執筆、料理教室など野菜に関する分野を中心に活動。大好きな野菜のおいしさと楽しさを伝えるため、野菜レシピを日々研究。Instagram【 #ぽんレシピ 】で150レシピ以上公開中です。
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