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ビネガー・発酵料理研究家のいわまあきこです。Twitterで「30分チキン」が話題になりましたが、今回は豚肉を使って、お酢の力で「30分ポーク」にしてみました。ポークのビタミンB1で夏疲れ解消!メインのおかずにも、アレンジできるので作り置きとしても活用できます。
今年の夏もまるで亜熱帯にいるようでしたね。暑さから逃れようとついつい冷たい飲み物やアイス、食べやすい麺などばかり食べてしまっていませんでしたか。
これら糖質を摂り過ぎると胃の働きが鈍くなり、体がだるくなったり、食欲不振などの夏疲れを起こしがちです。
夏疲れで乱れた体内サイクルを戻すには、胃を元気にしてビタミン・ミネラルをしっかり摂ることが大切です。
そんな時こそお酢!お酢を摂るとあの酸っぱ~い味と香りで食欲が増進され、胃の働きも活発になり、栄養素を効率的に消化吸収できる状態を作ってくれます。
また、お酢に含まれる酢酸・クエン酸は体に溜まった乳酸の分解を促進することで、疲労回復に効果があると言われているんです。
夏に酸っぱいものサッパリしたものを食べたくなるのは、体がこの効果を求めているからかもしれませんね!
豚バラ肉ブロック 200g
塩・胡椒 少々
黒酢 小さじ1
にんにく 1/2個
こめ油またはサラダ油 少量
① 豚バラ肉ブロックを塊のまま塩・胡椒し、黒酢を揉み込む。にんにくは、薄切りにする。
② フライパンに油を薄く引き、にんにくを軽く炒めたら、豚バラ肉の脂のところを下にして入れ、弱火で30分じっくりと焼く。(ポイントはあまりお肉を触らないこと!)
③ 30分経ったら裏返して中弱火で2分焼く。
④ アルミホイルを2枚重ねた上に②を取り出して乗せ、巻く。火を止めたコンロのそばに置いて予熱を入れていく。そのまま粗熱がとれるまで放置。(約40分程)
⑤ 粗熱が取れたら食べやすい大きさにカットし、お好みでソースをかけて完成。
醤油 大さじ1
黒酢 小さじ2
味醂 大さじ1
発酵ソースは材料を混ぜるだけ。かけても漬けても美味しいです。
涼しくなりはじめの秋にピッタリ。お酢の「タンパク質を固める作用」を活用して罪悪感のないレシピに仕上がりました。
スパゲッティ 100g
ローストポーク 50g
オリーブ油 大さじ1
にんにくすりおろし 小さじ1/2
卵 1個
A)豆乳 40ml
A)白ワインビネガー 大さじ1/2
A)塩 小さじ1/2
A)粉チーズ 大さじ1
黒こしょう 適量 (多めが美味しいです)
① ローストポークは1cm幅に切る。Aと卵を準備しておく。
② たっぷりのお湯に塩(分量外/1Lに対して10g)を 加えてスパゲッティを茹でる。
③ フライパンにオリーブ油を入れて熱し、にんにくと①を入れて中弱火で炒める。
④ Aを入れてかき混ぜ、火を止めコンロから下ろし、②の茹で汁大さじ1と茹で上がったスパゲッティを入れて混ぜ合わせ、卵を入れ手早く絡める。
⑤ 器に盛り、黒こしょうを振る。
お酢の力で食欲増進、是非作ってみてくださいね。
この記事のライター
ビネガー・発酵料理研究家、発酵食品ソムリエ
いわまあきこ
59
人気料理研究家さんのレシピをお伝えする講師に応募・合格。世界の家庭料理を紹介する中で、酸味を活かしたレシピに興味がわき、お酢の世界に魅了されました。現在は、ビネガー・発酵料理研究家そして発酵食品ソムリエとして活動中。お酢とお酢料理の研究をしながら、「美味しく毎日できる料理で知らずに元気に美しく」をテーマに料理教室と日本各地のお酢で巡る「全国お酢旅」を開催しています。
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