/
美容ライター・コスメコンシェルジュの斎藤明子です。今、もっとも注目されているメイクのひとつが、ナチュラルなのに盛れる「白湯メイク」です。今回は、この「白湯メイク」の特徴とやり方をご紹介します。
いま、Z世代を中心に話題になっている中国発祥の「白湯メイク」。「余計な味付けのないシンブルさ」が特徴で、ナチュラルなのに盛れるメイク法として大人気です。
もちろん、若い世代のメイクを真似すればいいというものではありませんが、2023春夏新作コスメの傾向からも「ナチュラルでありながら盛れる」この白湯メイクは、今後ますます人気が集まっていきそう。アラサー以上もぜひ注目していたいメイクといえそうです。
シンプルな味付けの白湯メイク。主役は濁りのないマットな白い肌です。
やり方
白い肌が特徴とはいえ、アラサー以上の大人肌に厚塗り白マットが問題外なことはいうまでもありません!そこで、違和感なく取り入れられる白湯メイク風ベースメイクとしておすすめなのが、下地でワントーンアップして、くまや色ムラはコンシーラーでカバーするする方法。
基本中の基本といってしまえばそれまでですが、マット肌は老けて見えやすいので、その点はしっかり対策を練っておきたいポイントです。メイク前のシートパックなどでしっかり保湿してから、ツヤ感ひかえめのリキッドファンデを塗り、さらにパールの入っていないルースパウダーですりガラスのような透明肌に仕上げるのがおすすめです。
顔全体の彩度をおさえて仕上げるのが白湯メイクの特徴。チークは入れないか、もしくはベージュ系やうすいピンクなど、色を感じさせないチークをはたくのが鉄則。
やり方
うすい色のチークならナチュラルな印象になるので失敗しにくいのはもちろんですが、反対に顔色が悪いただの手抜きメイクに見えてしまう心配もあります。
そこでおすすめなのが、発色の淡い薄いピンクのチークを頬骨のあたりに斜めの楕円に入れる方法。マットよりも光に透けるとわかる程度のほんのりパール入りなら、彩度低めでもきれいな印象を彩ってくれます。
白湯メイクの前にSNSで大人気だった純欲メイクでは、ラメやグリッターでキラキラを仕込むのが鉄則でした。対しての白湯メイクは素朴な雰囲気を感じさせつつもさりげなく盛るやり方なので、ツヤ感を極力おさえたマットなベージュやブラウンの仕込みアイメイクがポイントになります。
やり方
マットな薄いベージュや明るめブラウンの単色塗りで、塗っていることを感じさせないようにアイシャドウを塗るのが白湯メイクのやり方。まぶたの上下にブラシで丁寧に塗り、さらに同じ色でもう一度目のキワに丁寧に塗り込み、さりげないデカ目効果を狙うのがおすすめです。
また、アイラインも瞳の色になじむダークブラウンを選択して、目尻は少しタレ気味に可愛い雰囲気に仕上げます。まつ毛もブラウン系マスカラで長さと適度なカールをプラスし、さらに下まぶたにうすいピンクのハイライトカラーを塗り、強調し過ぎずに涙袋をぷっくら盛れば完成です。
顔全体を色味少なめかつマットな質感に抑えた白湯メイク。リップもベージュ系で素朴な雰囲気にまとめつつも、自然なツヤをプラスして、内側からの潤い感を表現するのがこのメイク法ならではの特徴といえます。
やり方
かさかさのリップでは可愛く見えないので、まずはリップクリームできちんと保湿するのがマスト。その後、色モチのよいタイプのベージュ系リップを塗ります。さらに、リップの内側だけにパール感を盛ると適度なツヤと立体感で、顔全体が彩度低めでも地味にならなくて◎。
シンプルながらもしっかり盛れると、人気がどんどん高くなっている白湯メイクの特徴と、アラサー以上の日常メイクになじむやり方をご紹介しました。
ご自分に似合う盛り加減にアレンジして、こなれ感のある究極のナチュラルメイクを楽しんでくださいね。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
斎藤明子
4001
美容ライター。広告代理店、編集プロダクションを経てフリーランスに。現在は、日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュ、AEAJアロマテラピー検定1級、ヘルスフードカウンセラーの資格を活かしweb・雑誌等にて執筆。メイクからインナービューティまで、美容法を提案&発信しています。記事内イラスト制作:suzuka(https://profile.hatena.ne.jp/cosme_suzuka/)
ビューティの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント