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「可愛い」女性ってどんな人だと思いますか?肌がきれい?スタイルが良い?ハリのあるツヤツヤな髪?いいえ、「可愛い」は見た目だけじゃないのです。美容師の阿波連さんが、体験したほっこりエピソードと共に、可愛くいる為の一番大切なことを教えてくれます。
こんにちは。
プーさんのような可愛らしい体形がチャームポイントの美容師の阿波連大竜です。
好きな蜜は、ケーキシロップ>メイプルシロップ>ハチミツの順になります。
美容師歴25年。
今まで何万人という女性と『可愛い』についてディスカッションしてきた僕が、ずっと可愛くいる為に一番大切だと思うことのお話をしてみます。
ある日、ネットサーフィンをしてたらこんな言葉を見つけました。
・恥じらいを覚えた瞬間から、「女の子」は「女」になります。
・恥じらいを忘れた瞬間から、「女」は「おばさん」になります。
これって『恥じらい』の部分を『可愛くなりたい気持ち』に置き換えても成り立つと思いませんか。
やっぱり可愛くなりたいっていう女性の気持ちって素敵だなあって思います。
たまに小さな子のカットをすると
男の子は「まだー?まだー?」 みたいな感じで早く終わって遊びたい空気満載なんだけど
女の子は「可愛くしてね!」 って感じのキラキラした目で鏡の中の自分を見てたりします。
そんな小さな女性のお客様には、ちゃんと女性として接しなければなりません。
「お客様はどのようなお姫さまがお好みですか?」 みたいな気持ちで。
そんな時はお姫様に喜んでもらう為に美容師の爺やも気合いを入れて頑張ってしまいますね。
数年前のある日、花粉症の薬をもらいに近所の病院に行った時のこと。
良い天気だけど風が強いという花粉症にはツラい日だったこともあり、鼻をぐすぐすさせながら待合いで自分の番を待っていると、外から髪の毛がボサボサに乱れた見るからに慌ててる様子のお婆ちゃんが入ってきました。
そのお婆ちゃんがあまりに慌てているのが気になったので横目で見ていると、待合いのイスにカバンをドサッと置くなりおもむろにガサゴソとカバンの中を漁りだしました。
そして目的のモノが見つかったようで、まるでドラえもんが道具を出すように『秘密兵器』を取り出したお婆ちゃんに僕の目はもう釘付け。
その時お婆ちゃんが取り出したモノは…テレレレッテレー♪
く~~~し~~~!!
秘密道具を取り出すなりすぐさまボサボサになったクセ毛の髪の毛を一生懸命なでつけ続けました。
そしてひとしきり髪の毛を梳かして満足した様子のお婆ちゃんは、ホッと安心した表情でイスにちょこんと腰かけました。
僕は心の中で叫びました。
かわいいいいいいいいいい!!
美容師なのでやはり髪の毛は見てしまうのですが、梳かした後のお婆ちゃんの髪の毛はお世辞にも整っているとは言えません。
なんなら今すぐにでもカットしてスタイリングしてあげたいくらい。
でもね、もうそんな事どうでもいいんです。
問答無用に可愛いんです。
その行為や気持ちが。
それは、この記事の中の小さなお姫様や髪の毛を整えるお婆ちゃんのような『可愛くなりたい気持ち』を持ち続けることだと思います。
世の中に可愛い女性が溢れかえるといいなぁと思うプーさん似のオッサンでした。
この記事のライター
阿波連大竜
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美容師が好きがゆえ、オーナーにならずに美容師として生きていく道はないかと模索しながら様々なタイプのサロンを渡り歩く。その傍らヘアメイクの講師を務めていたデザイン系の学校が代官山に新しくヘアサロンをオープンさせる事になり立ち上げから参加。店舗責任者を任せられる。二年後、ここらで独立したらなんだかワクワクしそうだなという思い付きのみで2008年、代官山に自身のサロン『VoguA』をオープン
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