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美容ライター、コスメコンシェルジュの斎藤明子です。ヘアスタイルやベースメークが同じでも、アイメイクを変えると、ぱっと見の印象は、かなり変わりますよね。そこで今回は、古い印象に見えてしまいがちな「お古アイメイク」と、今っぽい雰囲気になりやすい「今旬アイメイク」の違いをご紹介します。
今では信じられないような話でもありますが、以前はアイシャドウは上まぶたのみに塗るのが主流でした。上まぶただけに塗るのが当たり前でもあったため、大人女子には、今でも下まぶたにアイシャドウを塗ることに抵抗があるという方が少なくないようです。
でも、下まぶたにアイシャドウを塗らないと「今っぽく」見えないだけでなく、顔の下半分の面積が大きくなり、顔が間延びして見えてしまうので注意してくださいね。
去年から今年の前半にかけて、いわゆる締め色と言われる濃い色の入っていないアイシャドウパレットが多く発売されてきましたが、やっぱり引き締め効果のある色を使いたいという人がまた徐々に増えてきているようです。
ただ、マットなブラウンなどの締め色を上まぶただけに広く入れると、目元は重くなり確実に古い印象に見えてしまいます。かえって目が小さく見えてしまうことも多いので気をつけてください。太いアイラインも同様です。
ついやってしまいがちなのが、明るい色のコンシーラーのべた塗り。くまを隠したくて、下まぶたにとんとんとぼかしているうちに、結果として目の際までべったり塗ってしまいがちなので、ぜひチェックしてみて下さい。
また、ハイライトで下まぶたのくすみをとばしすぎるときも同様です。目が小さく見えたり、顔が大きく見えたりするだけでなく、アイメイクが古く見えてしまう原因のひとつになります。
アイシャドウパレットのうち、1色は下まぶたに入れる色だと思うとわかりやすいかもしれません。もちろんピンクベージュでなくてもOKですが、なるべく、自分の肌の色に近く、暗い影に見えない色を選んでください。
明るめのベージュやピンクブラウン、コーラル系の色はOKです。そんな色をアイシャドウパレットにみつけたら、やわらかめのアイシャドウブラシで丁寧に下まぶたに塗ってみてください。いっぺんに垢抜けた印象になります。
少し前に、薄めのアイシャドウを単色塗りするアイメイクが旬といわれ、人気でしたが、今またあらたに、単色塗ではなく、わずかな色の違いでさりげなく立体感を盛る新グラデーションアイメイクが人気になっています。
まぶた全体には下まぶたに使用したような、暗い影に見えなくて引き締め効果もあるベージュ系を広めに入れて、中間色を二重幅の内側に入れます。そして、少し濃いめのカラーを締め色として入れると、ぱっと見た目には気づかないほど自然な立体感を演出できます。
アイラインを上まぶたに入れる場合もインラインに細く入れて、目じりになじみカラーを入れる自然に盛れるアイメイクが今旬です。
くまが目立つ場合は、もちろんコンシーラーでカバーした方がメイクの仕上がりはきれいです。ただし、くまを全体的に消し去るよりは、もともと自分の目元に宿っているくすみ感を活かしてメイクをすると、自然な立体感が宿ってきれいに見える効果も期待できます。
下まぶたの目頭部分に少し濃いめのピンクを入れてぼかすのも今っぽアイメイクとしておすすめです。
2つのアイメイクを比べてみました。目が大きく見える効果だけをとってみても明らかな違いがわかります。
また、顔全体で比べた場合は、顔の大きさがまったく違って見えるのがわかります。
今旬メイクは、垢抜けメイクであるだけでなく、目が自然に大きく顔が小さく見えるメイクでもあります。ぜひチェックしてみてくださいね!
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
斎藤明子
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美容ライター。広告代理店、編集プロダクションを経てフリーランスに。現在は、日本化粧品検定1級コスメコンシェルジュ、AEAJアロマテラピー検定1級、ヘルスフードカウンセラーの資格を活かしweb・雑誌等にて執筆。メイクからインナービューティまで、美容法を提案&発信しています。記事内イラスト制作:suzuka(https://profile.hatena.ne.jp/cosme_suzuka/)
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