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こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。ナチュラルメイクの流行やマスク生活などの影響から、近年はかなり薄く淡いメイクをしている方が少なくありません。実は、ナチュラルメイクは大人世代には老け見えしやすい要素が多く、定番と思われている方法にも老け見えの原因がたくさん潜んでいます。そこで今回は、40代の方が気をつけたいNGメイクとお直しメイクをご紹介します。
マスクを常用していたコロナ禍では、化粧下地とフェイスパウダーのみでメイクを済ませる方も多かったのではないでしょうか。その頃の習慣が抜けず、薄すぎるベースメイクのままで過ごす方も少なくないかもしれません。
シミやくすみ、赤みなど40代の肌悩みは、化粧下地とフェイスパウダーだけではなかなかカバーしきれないもの。マスクを外しても堂々と過ごせるように、カバー力をアップさせましょう。
おすすめは、なめらかなコンシーラーをプラスする方法です。柔らかいテクスチャーのコンシーラーなら部位を問わず使いやすく、カバーしたい部分においてぼかすだけで肌印象が大きく変わります。
筆者は、頬の薄く広がるシミ・クマ・小鼻のキワの赤み・口角のくすみをカバーしたいため、少量ずつおきます。コンシーラーブラシや指で丁寧にぼかしていくと気になる色ムラがカバーされ、肌全体の印象がアップしました。
使用したのは、ベアミネラル「ベアプロ 16HR オールオーバー コンシーラー SPF25」ライト 255 ニュートラル(税込4,620円)。
ファンデーション感覚で使える柔らかいテクスチャーで、コンシーラー・ファンデーション・ハイライター・シェーディング・毛穴カバー下地・美容液・日焼け止め(SPF25・PA+++)と7つの用途で使える便利なアイテムです。
筆者はシミカバーをメインに使うため、濃いめのカラーを選んでいます。
筆者の周りには、マスクメイク以来すっかりチークを使わなくなったという方が少なくありません。「チークを塗るのが面倒」「チークを塗ると毛穴やシミが目立つ」などさまざまなお悩みがあり、塗らないという選択をする方が多いようです。
大人の肌は顔色が悪く見えやすく、チークなしだと不健康な印象になりやすいもの。簡単かつ毛穴やシミを目立たせないようにチークを塗る方法を取り入れてみてください。
おすすめはパウダーチーク。クリームやリキッドタイプは少量ずつ丁寧に塗らないと下のベースメイクがヨレてシミが目立ちやすくなるため、パウダータイプを含ませたブラシでやさしく置くように塗るとよいでしょう。
置く場所は、毛穴が目立つ部位を避けてください。ブラシをスライドさせるとヨレることがあるため、ずらす際は顔から外して再度置くように塗るとシミが目立つ現象を防ぎやすくなります。
使用したチークは、デイジードール「パウダー ブラッシュ ブルーム」02 ホロヨイチェリー(税込1,650円)。
表情がパッと華やぐレッド系で、ぽわっと上気したような頬に仕上がります。3色のパールが配合されているため輝きも美しく、ハイライトいらずのアイテムです。
近年はブラウン系のマスカラやアイライナーが人気ですが、実際に使ってみると物足りなさを感じる方も多いのではないでしょうか。ナチュラルメイクが主流のためアイシャドウも淡い色が増えており、そこにブラウンのマスカラを合わせると目元がぼんやりした印象になるケースは少なくありません。
目元をくっきり見せたいなら、ブラックのマスカラがおすすめです。ブラウンよりも目力が強くなるため、ナチュラルメイクでも適度に締まった印象になるでしょう。
今回使用したのは、ファシオ「まつぱ級 フィルム マスカラ(ロング&ボリューム)」01 ブラック(税込1,320円)。
軽やかな使用感で、長さとボリュームを出せるマスカラです。落ちにくさとにじみにくさに優れながらもお湯で簡単に落とせるため、クレンジングによる目元の摩擦対策にも貢献します。
数年前激増したマットタイプのリップは、今も一定の支持を得ています。乾燥しにくい高機能な商品が増えており、縦じわの問題も解消されつつありますが、大人の唇にはうるおい不足になりやすい点は否めません。縦じわが気になる方には、ツヤタイプのリップがおすすめです。みずみずしい質感に仕上げていると縦じわが目立ちにくくなり、若々しい印象になります。
今回使用しているのは、デイジードール「リップ スティーラー」05 素直のスモーキークリスタル(税込1,980円)。
甘さ控えめなコーラル系で、唇と肌の色をキレイに見せるカラーです。たっぷりとしたツヤ感で縦じわも気にならず、うるおいと立体感にあふれた口元が叶います。
最後に、NGとOKメイクを比較してみましょう。いずれも少しずつ変えただけですが、全体で見ると大きな変化を感じられるのではないでしょうか。お悩みに合わせてぜひ取り入れてみてくださいね。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
古賀令奈
1852
企業のオウンドメディアでのライティングを経て、JCLA 日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュの資格を取得。コスメ・メイク記事を専門とし、主に「ELLE ONLINE」、「マイナビウーマン」「つやプラ」など女性向けウェブ媒体で執筆。化粧品会社・エステティックサロン・食品会社の公式サイト作成も手がける。執筆業のほか、美容ライター講師、自身が主催する実践型メイク相談室の運営など幅広く活動している。
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