
/
こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。「今っぽいメイクで垢抜け感を出したいけど、思っていた仕上がりにならない」とお悩みではありませんか?ナチュラルすぎて物足りなかったり、控えめにしたつもりが塗りすぎていたりと、加減がうまくできずに迷子になる方は少なくありません。そこで今回は、垢抜けを妨げるメイクとお直し方法をご紹介します。
近年のアイシャドウパレットは、全色淡めの色で配色されたアイテムが増えています。ニュアンスを効かせたナチュラルメイクを楽しめますが、一方で目力が出にくいため物足りなさを感じる方も多いでしょう。
しかし、アイシャドウが淡くて目力が足りないからといって、手持ちの濃い締め色を足すのはおすすめしません。淡い色で構成されたアイシャドウは、柔らかな陰影で自然に目元の印象や透明感を高めるように設計されているため、濃い色を使うとその持ち味が損なわれてしまいます。
淡い締め色を使うときは、目のキワだけでなく広範囲に使えるものが多いため、陰影を広めにつけることで目力を高めましょう。
さらに、上まぶたのキワに細くアイラインを引き、ダマにならないように気をつけながらマスカラを塗ってまつげに長さを出してください。
陰影は控えめでもアイライナーとマスカラで補うことで、目元の印象がさりげなく強まるでしょう。
使用したアイシャドウは、ルナソル「アイカラーレーションN」04 12°C signs of spring(税込7,700円)。
さりげなくICカラーを取り入れたベージュ系のパレットが、透明感を引き立てながら春らしい柔らかな目元に彩ります。
アイライナーは、イルム「ウルトラシン リキッドアイライナー」LE02 モカブラウン(税込1,320円)。
0.01mmの超極細筆が、繊細なアイラインを叶えます。汗・皮脂・涙に強く、にじみにくいうえお湯で落とせるのも魅力です。
マスカラは、メイベリン「スカイハイ」01 ブラック(税込1,694円)。
しっかりと長さとカールを出しながらもダマになりにくく、元から長く量のあるまつげかのような目元に仕上がります。
ベージュ系のチークでありがちなのが、いつの間にか塗りすぎてしまうパターンです。ナチュラルに仕上げでほんのり血色感を出そうと調整しているつもりが、血色感を超えて塗った部分がくっきり見えるほど塗ってしまう方も少なくないのではないでしょうか。
淡いチークであっても足しすぎるのはNGです。適度な加減で止めるコツは、大きな鏡を使ってバストアップで映るくらいの位置から塗ること。引いた状態から確認しながら調整すると、塗りすぎによる失敗が起こりにくいでしょう。
使用したチークは、デイジードール「パウダー ブラッシュ ブルーム」01 ユウグレシナモン(税込1,650円)。
ゴールドパールが輝くヘルシーなオレンジベージュで、自然なツヤ感と血色感を与えます。
昔流行した肌の色に近い色みのベージュリップが、近年また注目を集めています。昔は抵抗なく使えたという方でも、40代になって使ってみると顔色が悪く見えるというケースは少なくありません。
肌の色に近い白みがかったベージュは、40代になるとくすみが際立って感じられやすくなるため、難易度の高いカラーといえます。とくに、今回のメイクのように目元や頬をナチュラルにしている日は、口元まで淡い色を使うと顔がぼやけてしまうでしょう。
ナチュラルさを損ねることなく垢抜け感やこなれ感を演出したいときは、ブラウンリップがおすすめです。甘さや華やかさは抑えながら血色感を出せるので、ベージュリップが好みの方も使いやすいでしょう。
使用したリップは、KANEBO「ルージュスターブリーズ」B108. Timeless Honor(税込4,620円)。
深すぎず淡すぎない使いやすいブラウン系で、上品にこなれた口元を演出します。ほんのり湿度を帯びたマットブラウンは、透明感のあるベージュアイメイクと相性抜群です。
最後に、間違いメイクとお直しメイクを比較してみましょう。妙に張り切った感じがするチグハグなメイクから、透明感のあるメイクに変わったのではないでしょうか。
間違いメイクとしてご紹介した内容に心当たりのある方は、ぜひ少し変えてみて表情の変化を楽しんでみてくださいね。
この記事のライター
コスメコンシェルジュ
古賀令奈
1882
企業のオウンドメディアでのライティングを経て、JCLA 日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュの資格を取得。コスメ・メイク記事を専門とし、主に「ELLE ONLINE」、「マイナビウーマン」「つやプラ」など女性向けウェブ媒体で執筆。化粧品会社・エステティックサロン・食品会社の公式サイト作成も手がける。執筆業のほか、美容ライター講師、自身が主催する実践型メイク相談室の運営など幅広く活動している。
ビューティの人気ランキング
新着
カテゴリ
公式アカウント