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美容学校教員兼スタイリストの野澤琢眞です。今年こそは髪を短く切ろうと思っている方や、すでに髪を短くされている方の中には、髪をまとめるのが難しくて悩んでいる方も多いと思います。今回は髪が短い方でも簡単に髪をまとめる方法をご紹介します。
髪をまとめたり、ヘアアレンジを簡単にするためにはベース作りが大切です。
具体的にどのような事をするか説明します。
ヘアアレンジをする前の下ごしらえで1番大切なのが髪の毛をドライヤーで乾かす事です。
この時、ただ乾かすだけではなく、根元の髪が立ち上がるようにしっかりと根元の髪に熱風を当てて乾かして下さい。
根元から髪が立ち上がっていないとヘアアレンジをした後に立体感がなく、頭の形を良く見せる事が出来ません。
日本人の骨格はハチが張っていて後頭部にボリュームが無いので、髪をまとめた後に骨格を矯正をするため髪の毛でバランスを整えなければなりません。
この時、根元の髪が立ち上がっていると根元の髪の操作がかなりやりやすくなりますので、必ず1番初めにドライヤーで下ごしらえをしておいて下さい。
髪の毛にクセがもともとない方は、そのままでは動きを出す事が出来ません。
髪の動きがなければ髪を操作する事が難しくなってしまいますので、コテやアイロンであらかじめ髪の毛を巻いておく事が大切です。
コテやアイロンを使う際は髪の毛が痛みすぎないようにするために180度以下で使うようにして下さい。
髪の毛をまとめるためには髪1本1本がまとまらなければいけませんが、何も髪についていない状態だとまとまりにくいので、髪全体に適量のスタイリング剤をつける事が大切です。
おすすめはクリームタイプのスタイリング剤やワックなどのミドルタイプ。
クリームは特性上、髪と髪をくっつける接着剤のような役目を果たしてくれますので、髪をまとめやすくするには必ず必要なアイテムになります。
スタイリング剤には硬さがあり、ソフトタイプ、ミドルタイプ、ハードタイプと徐々に硬くなっていきます。
ソフトタイプですと粘着力が少なくなりすぎますし、ハードタイプですと逆に粘着力が強すぎて髪をまとめるのにはあまり向いていませんので、ちょうど真ん中くらいのミドルタイプの物を選ぶようにして下さい。
今回ご紹介した短い髪でも簡単にまとめるための下ごしらえをしっかりと行えば、以下のヘアアレンジを簡単に作る事が出来ますのでぜひお試し下さい。
① 前述した下ごしらえをします。
② すその髪を捻ってゴムで縛ります。
③ 毛先をピンで固定します。
④ 程よく崩して完成です。
こちらのヘアアレンジは、下ごしらえさえすれば簡単に作る事が出来ますのでぜひお試し下さい。
今回ご紹介した簡単ヘアアレンジで、毎日の生活がより素敵なものに出来たら幸いです。
この記事のライター
野澤琢眞
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三重県内の美容室に11年勤務した後、現在は美容専門学校の教員をしながら直営サロンでスタイリスト業務も行う。美容学生に向けて発信したInstagramのヘアアレンジ動画が分かりやすいと人気となり1年で10万フォロワーを達成。2017年「次世代インフルエンサー美容師」全国1位を獲得する。学校外でも若手美容師の為のヘアアレンジセミナーを開講し活躍の場を広げている。
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