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美容学校教員兼スタイリストの野澤琢眞です。紫外線の多くなる夏の時期は熱中症や暑さ対策のために帽子などのかぶり物を身につける事が多いと思います。今回は、帽子をかぶる時のアップスタイルをご紹介。帽子をかぶる時にピッタリな、三つ編みを使ったダウンシニヨンです。簡単な行程でお洒落感を最大限に出す事が出来ますのでぜひ挑戦して下さい。
① まず下ごしらえとして、髪にスタイリング剤を適量つけて髪の毛が操作しやすいようにしておきます。スタイリング剤は柔らかめのクリームワックスなどがおすすめです。
② 次に髪全体を頭頂部から順番に、大きめの三つ編みを作っていきます。
③ 三つ編みは大きく作りますが、編み込む際はしっかりとテンションをかけて編み込んでください。緩みの無いようにするのがポイントです。
サイドの髪は特に緩んでしまうと顔が大きくみえてしまうので、緩みのないようにしっかりと編み込んで下さい。
④ 三つ編みを毛先までしたら毛先をゴムで縛ります。この時のゴムがキツすぎてしまうと最後の崩しの作業が難しくなってしまいますので、キツキツの一個手前で結ぶようにして下さい。
⑤ 作った三つ編みを丸めて下の方でお団子を作ります。
お団子は緩みのないようにしっかりと巻き込んでサイドの髪が緩まないようにテンションをかけておいて下さい。この時丸めたお団子が左右どちらかにずれたとしてもサイドアップとしてデザインすれば問題ありませんので、気になさらず作って下さい。
⑥ 巻き込んだ三つ編みの毛先をクリップで留めて固定します。クリップは三つ編みの毛先部分とベースの髪をしっかりと合わせて、どちらの毛もクリップの歯でかますようにして固定して下さい。
⑦ クリップで固定が済んだら全体の髪を編み目に沿って崩していきます。崩す時のポイントはベースを壊さないように編み目に沿って少量の毛束を引き出し、後頭部の髪は特に立体感が生まれるように後ろに引き出すと頭の形がよく見えます。
頭頂部の髪は帽子をかぶってしまうのであえてここでは引き出さずに残しておきましょう。
⑧ 最後に帽子を被せて完成です。帽子はキャップやサマーニット、ツバの大きいハットなどどんな被り物にもマッチすると思います。
ポイントは帽子からはみ出る部分の髪をいかに立体的に見せる事が出来るのかです。
横から見た時にしっかりと後頭部に奥行きが出るように引き出し、なおかつお団子の部分がクリップで安定的にとめられているとバランスが良くなり見栄えもよくなると思います。
今回ご紹介した夏や湿気が多くてなかなか髪がまとまらない時に使える帽子アレンジは、ほとんどの被り物やスカーフやバンダナを使ったアップスタイルにも応用できます。
ただ帽子をかぶったスタイルよりも断然清涼感がまし、涼しげな印象を持たせる事が出来ますのでぜひこの機会にお試し下さい。
この記事のライター
野澤琢眞
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三重県内の美容室に11年勤務した後、現在は美容専門学校の教員をしながら直営サロンでスタイリスト業務も行う。美容学生に向けて発信したInstagramのヘアアレンジ動画が分かりやすいと人気となり1年で10万フォロワーを達成。2017年「次世代インフルエンサー美容師」全国1位を獲得する。学校外でも若手美容師の為のヘアアレンジセミナーを開講し活躍の場を広げている。
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