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こんにちは、コスメ&メイクライターの古賀令奈です。「化粧水はたっぷりと」と言いますが、実際にどの程度使えばいいのかよくわからないという方も多いのではないでしょうか。今回は巷でささやかれるスキンケアの常識について掘り下げてみたいと思います。
「化粧水は惜しまずたっぷり塗りましょう」というフレーズをよく耳にするかもしれませんが、何事にも限度があります。
化粧水は塗れば塗るほど浸透するというものではないですし、肌の奥まで染み込むということもありません。
化粧水がなじむのは、肌の表面にある角層まで。約0.02ミリというラップ程度の厚みの膜までです。スキンケアでは、この角層をしっかりとうるおわせることが目的になります。
基本的に、化粧水の使用量はメーカーが提示している量でOKです。その量で十分にうるおっていると感じる方は、付け足す必要はありません。
物足りなく感じたり、つっぱったりする場合は、うるおいを感じるまで少しずつ足していくとよいでしょう。
メイクや汚れを落とすことは大切です。しかし、落とし残し以上に避けたいのが、落としすぎ。
過剰なクレンジングは乾燥を招き、肌のコンディション低下につながります。
クレンジングが乾燥の原因だと気付かずに続けていると、ごわつきやかさつき、肌荒れなどさまざまなトラブルを引き起こしてしまう可能性も。
長期的に乾燥でお悩みの方は、クレンジングや洗顔を見直すことをおすすめします。
ベースメイクが軽めの方は、ミルクやクリームタイプなどのマイルドなクレンジングで十分です。カバー力重視の方は、バームやオイルタイプなど洗浄力の高いクレンジングを使うとよいでしょう。
クレンジングで落としきれないメイク汚れは、その後の洗顔で落とせます。汚れにあまり過敏にならず、落としすぎないことを意識してみてください。
化粧水や乳液、美容液、クリームなどの役割を1つで叶えるオールインワン。メーカーは1つでお手入れが完了できることをアピールしていますが、すべての人が満足できるとは限りません。
肌質によって必要とする水分・油分量は異なりますし、同じ人でも季節によって必要量は変わります。
理想的なお手入れにするためにも、使用時の肌状態によって使い方を変えるのがベターです。
使用するオールインワンコスメがサラッとしていると感じる場合は、お手持ちのクリームを追加して水分を閉じ込めるとよいでしょう。
反対に、コクのある重ためのテクスチャーの場合は、最初に化粧水をつけておくと肌なじみがアップしやすいです。
1アイテムで完結と思い込まずに、1つでお手入れがぐんと楽になるアイテムと捉えると、自分の肌に合わせた使い方を考えやすくなるでしょう。
一般的に推奨される方法のすべてが、自分に当てはまるわけではありません。自分の肌の状態を毎日チェックしながら、肌が喜ぶお手入れを探してみてくださいね。
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この記事のライター
コスメコンシェルジュ
古賀令奈
1833
企業のオウンドメディアでのライティングを経て、JCLA 日本化粧品検定協会 コスメコンシェルジュの資格を取得。コスメ・メイク記事を専門とし、主に「ELLE ONLINE」、「マイナビウーマン」「つやプラ」など女性向けウェブ媒体で執筆。化粧品会社・エステティックサロン・食品会社の公式サイト作成も手がける。執筆業のほか、美容ライター講師、自身が主催する実践型メイク相談室の運営など幅広く活動している。
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