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篠原さん「ではクイズです! ズバリ、ツヤとは何ですか? はい星さん」
星「えっ…う~ん、髪の潤い? あとは…髪の水分量とか?」

篠原さん「そうですね。不正解です!!!」
星「ギャッ」
篠原さん「大丈夫ですよ。このクイズ、ほとんどの人は『潤い、水分量』と答えます。全員ハッキリ答えられないんです」
星「9割の人は知らないんですもんね」
篠原さん「そうです。そもそもの知識がわからなかったり、曖昧だと、どうなりますか?」
星「どう対処していいのか分からなくなります…」
篠原さん「そうです。対して、ちゃんとした知識(髪のツヤの正体)があれば必ずゴール(髪のツヤ)に辿り着くことができます!!」

篠原さん「例えば家屋やビルの壁は眩しくないようにでこぼこしています。それに対し、ツヤが欲しいもの、例えばライトなどは表面がでこぼこしていません。これは光の反射の法則の『乱反射』と『正反射』で説明がつきます」
星「なつかし~! 中学1年の理科の時間にやるやつですね!」

篠原さん「これを髪に置き換えるとこうです。髪には一つ大きな厄介な性質があります。それは…」

篠原さん「ズバリ、髪のフタであるキューティクル!お風呂から上がってドライヤーをあてないと、フタが開きっぱなしになります」
星「キューティクルって自然乾燥だとちゃんと閉じてくれないんですっけ」
篠原さん「そう!閉じないんです!だから、ドライヤーで乾かしてフタを閉めないとパサパサに見えるんです」
星「え、じゃあ潤いは関係ないってことですか?」
篠原さん「実は……そうなんです!! 潤いは関係ない。それを証明する三つの事例を見ていきます」
次ページ:潤いがなくても誰でもツヤ髪になる方法

篠原さん「このモデルさんは、乾燥して見える髪をドライヤーでブローし、アイロンを当ててツヤを出しています。乾燥して見える髪に、さらにドライヤー・アイロンで水分を奪っているのですが、上手くやればツヤツヤになるんです」
星「水分量は変わっていない…というかむしろ減っているのに潤ってみえますね」
篠原さん「それは、キューティクルが平らになって正反射しているからです」

篠原さん「逆をやってみましょう。ツヤのある状態の髪に逆毛を立てれば乾燥してみえます! 逆毛によって、平らだったキューティクルがでこぼこした表面になり『乱反射』がおきている状態です」
星「乾燥しているのではなく、乾燥して見えているだけなんですね」
篠原さん「そうです。髪の水分量は全く変わっていなくとも、見え方に違いが出るのです」

篠原さん「この要領で、どんなにダメージがある髪でも、ブリーチを何回もしている人でも、ちゃんとストレートアイロンをすればツヤツヤの髪になります」
星「メモメモ…(ストレートアイロンの当て方も今後記事にしなくては…っと)」

篠原さん「髪と同じタンパク質の爪で例えるとわかりやすいですね。水分量は関係ないことがわかります。
星「表面がデコボコだと乾燥っぽく、表面が平らになるとチュルンと潤って見えますね」
次ページ:分かればこんなに簡単!今回のまとめ

篠原さん「というわけで、今回のまとめ! ツヤとは、キューティクルが平らになって正反射している状態です!」
星「おおーっ、一行でツヤの正体が明らかに! ありがとうございました!」
★次回予告
「ツヤ髪の敵は『潤い』!?!?」(4月9日 午前7時公開)

星「こ、これは……波乱の予感!(ゴクリ)」
日本髪型研究所では、この他にもたくさんのメソッドをご紹介。
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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