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整理収納アドバイザーの徳田かなです。書類って、「いつか使うかも…」「重要って書いてあるし…」と捨てる、捨てないの判断がつかず、つい取っておきがちですよね。気づけば山積みになって、必要なときに必要な書類が出てこなくてイライラする、そんなお悩みを本当に多くの方からいただきます。今回は、ホームファイリング®(書類整理)のプロとして活動する中でわかった“みんながつまずきやすいポイント”と今日からできる解決法をお伝えします。

未処理の書類が増えてくると、「もうどこから触ればいいの…?」と手が止まってしまいますよね。
でも、いきなり手当たり次第に片付けるのはおすすめしません。
まず最初にやることは、家じゅうの書類を一か所に集めること。このステップだけで「え…私ってこんなに書類持ってたの?」と驚かれる方が本当に多いです。
その次に、大カテゴリー(家電・金融・保険など)ごとにざっくり分けるのがポイントです。

細かく仕分けたり、要・不要を判断するのはその後でOKです。この順番で進めることで、整理がぐっとラクになります。
まとめて俯瞰することで、「あれ?生命保険の証券だけ見当たらない…」「医療保険の控除証明だけ抜けてた」など、抜けている書類にも気づきやすくなるという大きなメリットがあります。
まずは、大きな枠組みから小さくしていくイメージで進めていきましょう。

書類整理で一番迷うのが「要・不要の判断」です。
“重要”と書かれているだけで捨てにくくなる気持ち、とてもよくわかります。迷う書類は無理に手放さなくても大丈夫です。
まずは、明らかにもう不要と感じるものから減らしていきましょう。
そして基本的には、ネットで検索して確認できる書類は手放してOK。
家電の取扱説明書がその代表です。私は「トリセツ」というアプリで家電を一元管理していますが、これが本当に便利で、取扱説明書を紙で持っておく必要がありません。
どうしても不安なときは、メーカーや窓口に確認すると安心。「捨てちゃって後悔…」を防げますよ。

忙しい方こそ、「毎日10分だけ書類に触れる」と決めてみてください。
10分なら、どんなに忙しくても確保できますよね。
ただやみくもに触るのではなく、区分けしたカテゴリーごとに整理すると混乱しません。 小さな積み重ねが、いつの間にか大きな片付けにつながります。
そして書類は一度見直したら完了というわけではありません。家の中を常に出入りするものだからこそ、“見直す習慣” をもつことがとても大切です。
私は毎年、年末にすべての書類を見直すようにしています。

紙の書類は昔より減ったとはいえ、完全になくなるわけではありません。だからこそ、必要な書類が“すぐに取り出せる仕組み” を整えておくことが大切です。
まずは今日から、1日10分だけ書類に触れることを習慣にしてみてください。
ほんの少しの積み重ねが、確実に書類の片付けにつながっていきますよ。
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整理収納アドバイザー
徳田かな
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看護師から整理収納アドバイザーとなった3児の母。「7秒で片付くお家が叶う」をモットーに活動中です。部屋を片付けたらお金も貯まりました♫整理収納だけでなく、家計管理も得意で5年以上継続中。5年で1,000万円の貯蓄達成!働くママが少しでも楽になるお片付け&家計管理をご紹介します!
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