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ふと鏡を見ると、今までなかったはずのシミが増えている……と、お悩みの方は多いのではないでしょうか。
40代から50代の女性にとって、シミやくすみは悩みの種ですよね。
年齢とともに増えていくシミや濃くなっていくシミに対し、外側からのケアだけでは限界なケースも。
実は、肌のトラブルはからだの内側からの原因が影響していることが少なくありません。
そんなときこそ、漢方薬の力を借りてみてはいかがでしょうか?
この記事では、シミを内側から改善する漢方薬の魅力と、実際にどんな漢方が効果的かを解説します。
シミ対策といえば、スキンケアや化粧品をイメージする方が多いかもしれません。しかし、「皮膚は内臓の鏡」といわれるように、肌のトラブルは実は内側からのケアが重要なのです。
漢方では「血(けつ)の巡りが滞ること」がシミの原因ととらえられています。血がからだ全体に栄養を与え、老廃物を回収すると考えられてきました。血の巡りが滞ると、肌に栄養が届きにくくなり老廃物の回収もうまくいかなくなります。これにより、シミができてしまうのです。
漢方薬は、からだの調子を整え、体質改善を目指せる薬。血の巡りを促し肌に栄養を届けることで、健康で美しい肌を保つことができます。また、シミだけでなくからだの内側から美しさを引き出すサポートも得意としています。
漢方薬はシミ対策だけでなく、からだ全体のバランスを整えることで、美容や健康に効果を発揮します。シミを改善しながら、冷えや疲労感など、他の不調も一緒に改善を目指せるのは漢方ならではのメリットです。
ここからは、シミ対策におすすめの漢方薬をいくつかご紹介します。
桂枝茯苓丸は、血行をよくする効果が期待できる漢方薬です。血の滞りを取り去り、肌に栄養を送ることでニキビやシミ、肌荒れなどの肌トラブルを改善します。また、打撲や肩こりにも効果があり、血の巡りが気になる方におすすめです。
桂枝茯苓丸に薏苡仁(よくいにん)という生薬が加わった漢方薬です。薏苡仁は、水分代謝を促すことで、肌に栄養と潤いを与える作用があります。シミやにきびのほか、湿疹や手足のあれなど皮膚疾患などに悩む方に用いられます。
当帰芍薬散は、婦人科系の疾患に使われることが多い漢方薬です。血流をよくすることで、冷えやむくみ、貧血の他、シミにも働きかけます。冷えが強く、疲れやすい方におすすめです。
▶つづきの【後編】を読む▶漢方薬を飲むときに注意したい2つのこととは?__▶▶▶▶▶
この記事のライター
OTONA SALONE|オトナサローネ
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