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どんなに仲が良い親友にも、はたまた母親や姉妹にも話しづらいのがデリケートゾーンのこと。話題に出しづらいだけではなく、お風呂でも丁寧に洗っていない、自分のものを見たことがないという人も多いのではないでしょうか?
そんな日本女性の現状に警鐘を鳴らしているのが、助産師のたつのゆりこ先生。
「デリケートゾーンで起こる様々な不快症状、例えばかゆみ・乾燥・ニオイなどは、全てからだの中=内臓の異常サイン。だから、“
その場のニオイが、かゆみが取れればOK”
という表面的なケアでは不調を取り除いたことにはなりません。
このパーツはからだ全体の臓器ばかりでなく、自律神経やホルモン状態をも左右すること、みなさんはなかなかご存じないですよね。(中略)」
たつの先生によれば、現代社会では日常生活を送るなかで、知らない内にデリケートゾーンに負担がかかってしまっているんだそう。
「子宮の上には口から入れた食べ物を含んだ腸がのっています。そして、現代人は座り仕事が多いため常に下からも圧迫を受け続けています。だから、普通に生活をしているだけでもデリケートゾーンの血流は悪くなりがち。循環が悪いとうっ血したり、かゆみが出たり、ニオイの強いおりものが出ることも。いわゆる自浄作用がうまく働かなくなるのです。運動不足、セックスレスの人はさらに深刻な状況のはず。
それは、デリケートゾーンだけではなく、顔色のくすみ、特に目のまわりの血行不良として症状にも出てきます。みなさん、顔は気にして鏡で見ていますが、本当に美しくなりたいなら顔を見るより女性器を見て健康状態をチェックする方が先!
女性器と顔は内側でつながっています。高価な化粧品を使わなくても、女性器のケアをしっかりしていれば自然と肌に潤いも、艶も出ます。
継続していれば、年老いたときの尿もれや子宮下垂など深刻な病気を防ぐこともできるんですよ」
運動不足やデリケートゾーンの血流悪化が続くと、膣が硬くなったり乾燥、たるみが出てくることが。すると、子どもを産む力が低下するのみならず、イライラや記憶力の低下、便秘や痔といった膣とは関係がなさそうな症状まで出て来る怖れが……!
そこで『& ROSY』11月号の特集では、デリケートゾーンの血行改善を目指せるマッサージなどケア方法をご紹介しています。その他のデリケートゾーンに関するお悩みQ&Aコーナーも併せてチェックを。
↑こちらの特集は、Be born 助産院・産後養生院 院長、たつのゆりこ先生の指導・監修書『ちつのトリセツ』(原田純著・径書房刊)を参考にお届けしています。
illustration:miya
text:YUKO NAGAE, SHIORI AKASHI[YNdecoration]、Takarajima-online
※誌面画像の無断転載はご遠慮ください
↑『& ROSY』11月号は特別付録「美人おでかけセット! 3大付録」が付いてきます
この記事のライター
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