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夏の暑さや日差しにも慣れたはずなのに、何だか肌の調子が落ちているよう。
メイクのりが悪く、化粧水も肌に入ってこない……。
そんなときはどんなケアをプラスすればいい?
ウォブクリニック中目黒総院長の髙瀬聡子さんに伺いました。
紫外線を浴びた肌は、自らを守ろうとして角質を厚くします。また紫外線で生まれ変わり(ターンオーバー)のサイクルが乱れることでも、角質は厚くなります。「角質が厚い」とは、うるおいをため込む力がなく、ゴワついた古い角質が肌に居座っている状態。水分が浸透しづらいため、乾燥やくすみを引き起こし、肌を守るバリア機能も低下。外気の刺激を受けやすくなり、肌老化も加速。まずは角質ケアで、余分な角質をきちんと落としましょう。
古い角質を除去すれば、ある程度は解消できます。もう1つ、血行を促して肌の代謝を上げることも大切。マッサージがおすすめですが、力を入れすぎないように。肌に強い負荷がかかると、コラーゲンが壊れてたるんだり、刺激でシミができたりすることも。クリームですべりをよくして、なでる感覚で行いましょう。また、炭酸コスメを取り入れてもいいでしょう。炭酸は分子が小さいので、肌の深部にまで届いて血管を広げ、血流を促してくれます。

人さし指・中指・薬指の腹で、あご下から口角へ指をすべらせ、口角から耳下に向かってらせんを描くように引き上げ、耳の前のくぼみをプッシュ。これを3回行う。

眉間からこめかみに向かってらせんを描くようにマッサージしたら、こめかみをプッシュ。これを3回行う。

3本の指の腹で、下まぶたの目尻から目頭へ、そのまま上まぶたの目頭から目尻へ、円を描くようにやさしく指をすべらせる。これを2回行う。

手のひら全体を使って、頬を下から上へと引き上げる。他の箇所よりは、少しだけ強めに圧をかけてOK。これを3回行う。

親指以外の指全体で、手に残ったクリームを首になじませる。下から上になで上げた後、耳下から鎖骨へリンパ液を流す。これを5回行う。

ティッシュを顔の半分にあて、押さえるようにクリームをオフ。反対側はティッシュを半分に折り、きれいな面できちんとオフして。
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教えてくれたのは・・・
髙瀬聡子さん

たかせ・あきこ●ウォブクリニック目黒総院長。東京慈恵会医科大学卒業、同大学附属病院に皮膚科医として勤務。2003年からスキンケア化粧品「アンプルール」の研究開発に携わり、07年にウォブクリニックを開設。丁寧なカウンセリングによる美容医療で人気が高く、雑誌・テレビでも活躍中。著書に『いちばんわかるスキンケアの教科書』『ゆる美容事典』(ともに講談社)など。
撮影/古財秀昭 モデル/山田寿子(ゆうゆうモデル) 取材・文/髙橋千恵子
この記事のライター
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