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花王はこのほど、「くらしの研究」サイト読者を対象に「冬場の結露の発生」について調査を実施しました。
エネルギー価格の高騰もあり、暖房は節電・省エネしながら行っている家庭が多いと思いますが、暖房の利用や暮らし方によって結露が発生しやすくなります。結露を放っておくと、床や壁紙、カーテンなどを傷めたり、カビやダニの発生につながることも。
今回の調査では、寒冷地に限らず全国的に半数以上の家庭で結露が発生していることがあきらかになりました。
「くらしの研究」読者に、冬場の自宅窓の結露状況について聞いたところ、57%が「結露が発生する」と回答しました。
住居の築年数別にみると、住宅設備の進化よって断熱性能向上などによる影響もあるためか、築年数の浅い家の方が結露の発生は少ない傾向にありました。
ただし築浅の住居でも、暖房器具の種類や暖房温度が高めで外気温との差が大きいケースや、「窓を開けると寒いから」「風が入るので強制換気を切っている」といった理由で換気が不十分だったり、「洗濯物を室内に干す」「就寝中も加湿器を使用」「寝室に親子家族4人が就寝」などで湿度過多になったりする暮らし方をしていると、結露が発生することもあるようです。
築年数の分布状況には地域による差はほとんどなく、結露の発生が最も高かったのは豪雪地帯を抱える北陸地方で69%でした。
次に高かったのは東北地方の64%で、寒さの厳しい北海道では住宅設備が寒冷地に対応している家が多いためか、「結露が発生する」割合は58%と全国平均値と同等という結果でした。
地域別で最も低かったのは九州・沖縄地方の51%でしたが、結露の発生はすべての地域で5割を超えていました。
このことからも、結露の程度に差はあるとは思いますが、日本の冬は単にそれぞれの地域の外気温が低いという理由だけでなく、暖房機器の使用状況や換気の仕方、調理時や入浴時の換気扇利用、加湿器の利用といった暮らし方も結露の発生に影響していると考えられます。
「ご自宅の結露に状況について」◎2022年2~3月/インターネット調査/「くらしの研究」サイト読者/有効回答者数 7,321人
花王http://www.kao.com/jp/
(マイナビ子育て編集部)
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