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娘・ふーみんが保育園に入園した初日。一人で朝のお世話と支度を終え、自宅から離れた保育園へと送り届けた青鹿さん。「ほんの少しの時間でも」と仕事を始めてみたところ……?
バタバタと始まった慣らし保育1日目!今までずっと娘・ふーみんと一緒にいた私は、離れるのが初めてだったので、「親子ともに保育園に早く慣れたらいいな」「ふーみんも私も寂しくて泣いてしまったりするのだろうか」と不安に思いながら保育園のドアを開けました。
出迎えてくれたのは、とてもやさしそうな担任のM先生でした。
柔和な物腰で「今日からよろしくお願いしますね~」と話しかけてくれたM先生。最初はキョトンとしていたふーみんだったのですが、M先生に手渡したところ、即ギャン泣き!
「あぁ~!ふーみんがあんなに泣いてしまっている……っ!」と私がオロオロしかけたところ、先生は笑顔のままで「じゃあ、お母さん!」と登園してから親がすべき一通りの準備を、怒涛の勢いでレクチャーしてくれました。
登園後にやることを一気に覚えなくてはならず、しかも他の親子も続々と登園するので、早く準備して退散しなければ玄関が詰まってしまう状況。半ばパニックになる私。それでも、なんとか朝の準備を終え、気づいたら保育園の玄関の外にいました。「ふーみんと離れるのがつらい〜」と感傷に浸る時間はありませんでした(笑)。
初日の慣らし保育は、たったの1時間。保育園は自宅から遠かったので、いったん帰ることもできず、近くのカフェに入って仕事のメールをしようと思いました。今日は仕事は手に付かないだろうと思いつつ、メールに集中しはじめたところ、あっという間に1時間が経過!ヤバい!お迎えに行かなくちゃ!
「ふーみんは大丈夫だろうか?」と保育園の窓からのぞいてみると、そこには先生に抱っこされて不満な顔ながらも泣き止んでいる娘の姿がありました。
とりあえず泣き止んでよかったとホッとしたのも束の間、先生から渡された帰りの大きな荷物にゲンナリ。毎日こんなに荷物を持って往復するのかと思ったのですが、さらに手渡された連絡帳にはビックリ!たった1時間の保育時間内にあったふーみんの様子がびっしりと書きこまれていたのです。たくさんの子どもを抱っこしたり、お世話したりしながら、いつの間にこんなに書いたのだろうと思う量でした。
そして2日目の慣らし保育は、3時間の予定。前日と同様に、お迎えの時間になるまで少し仕事をしようと思いました。寂しくて集中できないかもしれないと思っていたのですが、お迎え時間のアラームが鳴るまでしっかり集中できました。
3日目、ふーみんが保育園に慣れるのが早かったので、午前保育となりました。少しまとまった時間があったので、ネーム(漫画の設計図のようなもの)作業に取り組んでみることにしました。ただ、産後は切り替えが下手になって3時間ではネームを描ききれないこともあり、あまり期待せず取り組んでみたのですが、ものすごくはかどってビックリ!
今まで、ふーみんを横にいさせて仕事していたのですが、子どもが隣にいるというだけで気が散っていて、全然集中できてなかったことに気づかされました。
集中して進められると、仕事がとても楽しくなるーーそんな嬉しい気持ちで娘のお迎えのために自転車に乗り、そこでハタと気づきました。
「あれ?私、ふーみんと離れていても寂しく感じてない」
もちろん、「ふーみんに何か不便がなければいいな」「保育園が楽しければいいな」とは思ったものの、私自身が寂しくて何も手につかないといった状況にはならなかったのです。
子どもの保育園・幼稚園・こども園などの入園時、想像と違っていたのはどんなところか教えてください。私は、私自身の母子分離が割とあっさりとしていて驚きました。もっと寂しさをかみしめるかと思っていたのに!
#新入園時に意外だったこと#ふうふう子育て
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次回更新は、4/23(日)の予定です。どうぞお楽しみに!
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青鹿ユウ
漫画家。夫と娘と猫と暮らしている。自分の経験、専門家から学んだことを「気軽に楽しく読めて、ちょっとためになる」漫画にしたいと思っている。著書に『今日から第二の患者さん』(小学館)、共著書に『子どものアトピー性皮膚炎のケア』、『ほむほむ先生のアレルギー教室』がある。 Twitter:@burubanblog:http://aoshikayu.com/
(編集協力:大西まお)
この記事のライター
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