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ランタナは聞き慣れない名前の花ですが、カラフルでかわいらしく、観賞用として広く流通しています。ただ、プレゼントとしては少々不向きな花言葉があるので、ランタナを贈る際は注意が必要です。ここでは、ランタナの概要や特徴、花言葉、名前の由来などを詳しく解説します。
ランタナの花言葉は「心変わり」「厳格」「協力」「合意」。
ランタナは開花してからの花色が変化していき、ひとつの茎で異なった色の花を複数咲かせます。その様子からつけられた花言葉が「心変わり」。恋人に贈る場合にはあまり好ましくない花言葉ですね。
「厳格」は、開花後も100日以上絶え間なく咲く堅実な特性にちなんでいます。
「協力」「合意」は、小さな花が集まって咲く姿がお互い助け合っているようにみえることからつけられた花言葉です。
ランタナは咲いている間、花色がグラデーションのように変化していきます。その花色は多種多様。赤、オレンジ、ピンク、白、黄色、紫など実に多彩な花色があります。
ですが、色別の花言葉はつけられていません。どの花色のランタナでも、全般の「心変わり」「厳格」「協力」「合意」が花言葉になります。
ランタナに「呪い」や「死」を意味するような怖い花言葉はありません。ですが、「ランタナ 花言葉」と検索すると「怖い」という言葉も出てきます。
ランタナは美しい花ですが、その実は毒性物質を含みます。そこから怖いイメージをもつ人もいるのかもしれませんね。
また、ランタナの花言葉のひとつ「心変わり」は「心がほかに移ること」のほかに「心が正常でなくなること(乱心)」の意味も持ちます。怖い言葉ではありませんが、あまり穏やかでない言葉と言えるでしょう。
ランタナは南アフリカを原産とするクマツヅラ科の常緑小低木。熱帯原産ということもあり夏の暑さに強く、日本では沖縄や小笠原諸島に自生します。一方で冬の寒さには弱く、5℃以下になってしまう地域では寒さで枯れてしまうことも。そのため一年草として扱われることもあります。
花は多数の小花が集まった丸いフォルム。開花期は5~10月で、その間、100日以上にわたり花を咲かせ続けます。開花後は、時間の経過とともに花色が変化。同じ枝上でも先に咲く外側と新しく咲く内側で花色が異なるため、全体的にグラデーション状になるのが特徴です。
・分類…クマツヅラ科シチヘンゲ属・原産地…南アフリカ・別名…シチヘンゲ(和名)・開花期…5~10月
「ランタナ」は英語名で、ラテン語で「曲がる」の意味をもつ「lentare」が語源とされています。ただ、なぜ「lentare」が由来となったのか、はっきりとはわかっていません。そのほか、スイカズラ科ガマズミ属の「ビブルヌム・ランタナ」という花に似ているからという説もあります。
日本名の「シチヘンゲ(七変化)」は、花色が変化する特性が由来です。
誕生花とは、生年月日にちなんだ花のこと。ギリシア・ローマの神話に由来するとされています。ランタナが誕生花となる生年月日は以下のとおりです。
熱帯地域や亜熱帯地域において、ランタナは「植えてはいけない花」といわれています。その理由は、ランタナの驚異的な繁殖力。
日本では気候上、沖縄や小笠原諸島に自生地が限らているランタナですが、熱帯地域ではこぼれ種で爆発的に繁殖します。放置しておけばどんどん広がることから、自生地では雑草としてやっかいもの扱いされているのです。
ただ、熱帯地域に当てはまらない日本ではそれほど繁殖で被害を被っているわけではありません。耐熱性があり丈夫で育てやすい花として園芸用に楽しまれています。
カラフルで見た目にかわいいランタナは誕生日などに贈っても喜ばれそうですよね。鉢植えで贈るのであれば繁殖力も気にならないでしょう。
ただ、前述したとおり、ランタナには「心変わり」の花言葉があります。恋人に贈った場合誤解を招く可能性もあるので、相手を選んで贈る必要はありそうです。
ランタナを育てるにしろ贈るにしろ、小さなお子さんやペットがいるご家庭にはあまりおすすめできません。
というのも、ランタナの種子には、強い毒性をもつランタニンが含まれています。誤って口にしてしまうと、下痢や嘔吐などの中毒症状を起こすことも。
毒となるランタナの種子は果実の中にあります。果実は一見ブルーベリーのように見えますが、絶対に口にしてはいけません。お子さんやペットには特に注意が必要です。
かわいい花を咲かせるランタナですが、「心変わり」の花言葉があるので贈る相手には注意が必要です。恋人よりも、家族や友人へのプレゼントに向いているかもしれません。
ランタナの鉢植えは通販などでも手に入るので探してみてください。
この記事のライター
マイナビウーマン子育て
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