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モデルの押切もえさんが20日深夜放送の『夫が寝たあとに』(テレビ朝日系)に出演。6歳の長男と3歳の長女を育てる日常を明かしました。
押切もえさんはプロ野球・中日ドラゴンズに所属する涌井秀章さんと2016年に結婚、2018年に第一子の長男、2021年に第二子の長女を出産しました。
涌井さんはプロ野球選手という仕事柄、遠征が多く不在がち。基本的に“ワンオペ育児”だという押切さんの1日のスケジュールが明かされました。
まず、朝は5時起床で、6時半には小学校に登校する長男を途中まで送っていきます。いったん帰宅して今度は8時半に長女を保育園へ。午後は長男の習い事に付き添い、夕方は18時に帰宅したら20時の寝かしつけまで怒涛です。
ワンオペのため、長男の用事にもすべて妹を連れて行く必要があり、待ち時間に退屈してグズる3歳児の対応もなかなか苦労しているという押切さん。長女は夜も「全然寝ない」タイプで、絵本を5~6冊読み聞かせをしても、新たに読んでほしい絵本を持ってきたりして、なかなか寝てくれないそうです。
それを聞いた藤本美貴さんは、最後に読み聞かせをする絵本を子どもに選ばせ「(この絵本が)最後、って言って?」と言わせるという方法を伝授。子ども自身に「この絵本が最後」だと言わせることで、延々と読み聞かせをしなければならない状況を回避してきたのだといいます。
また押切さんは、長男、長女ともに「欧米式の寝かしつけ」に挑戦して挫折したと告白。周りで欧米式の寝かしつけ方法を実践している人が多かったので、自分もそうしようと意気込んでいたそう。
「赤ちゃんをベッドに寝かせたら親は離れ、泣かれても抱きに行ってはいけない、そうしたら赤ちゃんは一人で眠るようになる」というものですが、押切さんは「やっぱ置いてから40分経っても赤ちゃんが泣き続けているとさすがに……」と耐えきれず、どうしても様子を見に行ってしまい断念。
子どもも「泣けば来てくれる」と学習し、「1人目で失敗して2人目も失敗して、都市伝説なのかな……?」と訝しがっていた押切さん。「私には合わない」とわりきって、授乳もしつつ添い寝をするやり方で「幸せに寝ましょう」という考えに切り替えたと話していました。
長男はパパと野球をするのが楽しくて仕方ないそう。(※画像は押切もえさんオフィシャルブログより)
欧米の中でも、特にアメリカでは子供の自立心を育てるためにひとりで寝ることが重要と考えられているようです。これは1986年に出版されてベストセラーになった育児書が大きく影響しているといわれています。この著者の小児科医・ファーバー医師が、子供の自立性が育たないことを理由に「添い寝はよくない」という考え方を定着させました。
同様に、当時は多くの医師や専門家が添い寝を否定していましたが、この本は2006年に改訂され、ファーバー医師は添い寝容認派に立場を変えました。ただ、添い寝する場合は「できれば生後6ヶ月、遅くても3歳までにやめるべき」と早期のひとり寝を推奨しています[*1]。
「川の字で寝る」という言葉があるように、添い寝が浸透している日本ではどうでしょうか。まだ議論されているところではありますが、いくつかの研究結果から「3~4歳まで添い寝をして親子の信頼関係を育てておけば、後はできるだけ早く子ども部屋で寝た方がいい」という専門家もいます。
ただ、4歳ごろまでは子どもが望んだときは添い寝をしてよく、5歳ごろまでは、子どもが親に拒絶されたと感じないように、ひとり寝をする心の準備ができたタイミングを見計らって慎重に行うことが大切とする人もいます[*1]。寝室を分けるにしても、子ども自身が望んでいる間は無理にひとり寝させるのは避けたほうが良いかもしれません。
寝かしつけが親のストレスでなければ、続けることもひとつの選択です。赤ちゃん期を過ぎて、親の都合で寝かしつけをやめるのが難しそうな場合は、子どもがひとりで寝たいと希望するようになった時期に自立を後押ししてあげましょう。
参考:[*1]吉田美奈:添い寝が子どもの心理的発達に及ぼす影響
参照:【もりたま先生監修】寝かしつけはいつまで必要? 上手なひとり寝スタートのコツ
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