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住民が選ぶ、住み続けたい「美味しい街」埼玉県1位は本川越! 観光地を1本はずれた「裏川越」が激アツな理由|「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」

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当記事はSUUMOジャーナルの提供記事です

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住民が選ぶ、住み続けたい「美味しい街」埼玉県1位は本川越! 観光地を1本はずれた「裏川越」が激アツな理由|「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」

リクルートが2026年9月に発表した「SUUMO住み続けたい街ランキング2026(首都圏版)」。隔年で実施する調査の4回目となる今回は、テーマ別に街の魅力を集計したランキングを初公開! 「美味しい街(駅)ランキング」では埼玉県1位に「本川越」駅、2位に「川越市」駅、3位に「川越」駅と、川越エリアの駅がTOP3を独占した。住民から「美味しい街」と支持される理由を探っていくと、浮かび上がってきたのは地元民だからこそ知る「裏川越」の存在……! その正体に迫りたい。

観光にも人気の「小江戸・川越」は池袋・新宿まで電車で1本の利便性のよさも魅力

「SUUMO住み続けたい街ランキング2026(首都圏版)」は首都圏(東京都・神奈川県・埼玉県・千葉県・茨城県)に住む20歳以上の男女に行った調査。「住んでいる街に今後も住み続けたい」と支持された街に関する魅力などを調査してランキングしている。今年から新設した「美味しい街(駅)ランキング」は、街の魅力を探る45項目のうち「食」に関連する5項目をピックアップし、住民による各項目の評価点を基にランキングしたものだ。

埼玉県の「美味しい街(駅)ランキング」1位には、本川越駅がランクイン。2位は川越市駅、3位は川越駅となっており、この3駅は徒歩15分圏内に集中している。ランキングのTOP3を、川越エリアの駅が独占する結果となったわけだ。

■美味しい街(駅)ランキングの評価項目

美味しい街(駅)ランキングの評価項目

■埼玉・美味しい街(駅)ランキングTOP5

埼玉・美味しい街(駅)ランキングTOP5

「美味しい街」スコアはTOP3のみが300pt台で、4位以降を引き離して川越エリア3駅の圧勝となった(出典/リクルート「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」記者発表資料)

この川越3駅があるのは埼玉県西部地域の中心都市、川越市のなかでも中心エリア。本川越駅から西武新宿線の通勤急行に乗ると、西武新宿駅まで約55分で到着する。また、川越駅から東武東上線の急行に乗れば、池袋駅までは約37分。都心に好アクセスでありながら、同じ埼玉県内の大宮駅と比べても住宅価格が低く抑えられることも魅力といえる。

■川越~都心方面の路線図

川越~都心方面の路線図

東武東上線は東京メトロ副都心線・有楽町線や、東急東横線・みなとみらい線と直通運転されているため、渋谷・横浜方面に乗り換えずに行くことも可能。川越駅~川越市駅は1駅約2分、歩いて15分ほど。川越駅~本川越駅は徒歩約10分、本川越駅~川越市駅は徒歩約5分
本川越駅からの所要時間
条件:平日8:00~8:30の間に出発するダイヤの中で有料特急を除く最短の分数(「駅探」調べ)
沿線・駅の一部を省略して表記
(出典/リクルート「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」記者発表資料)

住宅相場

池袋と比べると、川越エリアの住宅相場は際立って安く感じられる(出典/リクルート「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」記者発表資料)

鉄道網が充実した川越エリアは、日帰りで気軽に行ける観光スポットとしても知られている。この街は江戸時代に入ると江戸と結ばれた新河岸川の舟運により物流の要衝となり、「小江戸」と呼ばれるほどにぎわいのある城下町として発展。そして商都として栄えた街には、明治期から昭和初期にかけて蔵造りの建物が並ぶように。現在も残る「蔵造りの町並み」は、多くの観光客の目を楽しませている。ほかにも2026年5月に本殿を国の重要文化財に指定するよう答申された川越氷川神社をはじめ、歴史ある建物が多数。また、山車行事がユネスコ無形文化遺産に登録された川越まつり(川越氷川祭)は370年以上も守り継がれてきた川越っ子の誇りであり、川越エリアは伝統文化が日常に息づく街と言えるだろう。

重要伝統的建造物群保存地区に選定された「蔵造りの町並み」が続く一番街は、飲食店やショップが立ち並ぶ観光のメインストリート(画像提供/埼玉県※複製・再転載禁止)

重要伝統的建造物群保存地区に選定された「蔵造りの町並み」が続く一番街は、飲食店やショップが立ち並ぶ観光のメインストリート(画像提供/埼玉県※複製・再転載禁止)

左/川越のシンボル・時の鐘は1日4回、時を告げる音色が鳴り渡る(画像提供/埼玉県※複製・再転載禁止) 右/城下町の趣を今に伝える川越城本丸御殿は1848年造営(画像提供/埼玉県)※複製・再転載禁止

左/川越のシンボル・時の鐘は1日4回、時を告げる音色が鳴り渡る(画像提供/埼玉県※複製・再転載禁止) 右/城下町の趣を今に伝える川越城本丸御殿は1848年造営(画像提供/埼玉県※複製・再転載禁止)

毎年10月に開催される川越まつり。行き会った山車がお囃子で競う「曳っかわせ」が最大の見どころ。豪華絢爛な山車は川越の各町会が所有し、曳き手も町会の住民が主に担う(画像提供/(公社)小江戸川越観光協会)

毎年10月に開催される川越まつり。行き会った山車がお囃子で競う「曳っかわせ」が最大の見どころ。豪華絢爛な山車は川越の各町会が所有し、曳き手も町会の住民が主に担う(画像提供/(公社)小江戸川越観光協会)

観光スポットばかりではなく、3駅周辺を中心にして住民ご用達の商業施設も充実。川越駅前の商業施設「アトレ川越」「ウニクス川越」をはじめ大型商業施設が立ち並んでいる。川越駅前から本川越駅方面へと約1kmにわたって続く商店街「クレアモール」には衣食住にまつわる店舗が軒を連ね、人波が途切れない盛況ぶりだ。

川越駅前のペデストリアンデッキを下りて「クレアモール」入口へ。歩行者専用道路の両側に店舗が林立する

川越駅前のペデストリアンデッキを下りて「クレアモール」入口へ。歩行者専用道路の両側に店舗が林立する

■川越3駅周辺マップ

生活圏MAP

時の鐘周辺が観光の中心地。3駅周辺には大型商業施設やホテルが多い(出典/リクルート「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」記者発表資料)

日常使いしたい地元住民ご用達の名店は「裏川越」にアリ!

そんな川越エリア、住んでいる人たちはどんな点を「街の魅力」だと感じているのか見てみよう。1位「地域の食文化を楽しめる」をはじめ、5位「魅力的な商店街がある」、8位「雰囲気やセンスのいい、飲食店や個人商店がある」、10位「コストパフォーマンスがよい飲食店や個人商店がある」といったように、先に挙げた「食に関連する5項目」のうち4項目がトップ10入りを果たし、「美味しい街」として支持されていることが見てとれる。

川越街の魅力TOP10

川越エリアは「蔵造りの町並み」に代表される歴史的スポットが生活圏に溶け込んでおり、2位や3位の項目も納得できる結果(出典/リクルート「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」)

実際、駅前の商業施設や商店街、蔵造りの建物が並ぶ一番街にも人気のグルメスポットが多数ある。しかしそうした観光客にも広く知られた「美味しさ」は、川越エリアの「表」の顔。中心地から外れた場所や、大通りの1本裏手を通る脇道……。喧騒を離れたいわば「裏川越」にこそ、地元住民が愛する「美味しいスポット」があるのが川越の奥深いところ。

江戸時代から発展していた川越エリアは今も当時の町割りの面影を色濃く残し、縦横に路地が張りめぐらされている。そんな裏道にも、個性豊かな店舗がひしめているのが特徴的。住んでいるからこそわかる魅力的な「裏川越」が存在するのは、この街並みゆえでもある。メインストリートから離れてみると、観光客には見つけにくい隠れた名店に出合えるのだ。

脇道に入り込み、隠れた名店を探し歩くのも楽しい(画像提供/左:埼玉県※複製・再転載禁止、右:(公社)小江戸川越観光協会)

脇道に入り込み、隠れた名店を探し歩くのも楽しい(画像提供/左:埼玉県※複製・再転載禁止、右:(公社)小江戸川越観光協会)

たとえば……、観光客でにぎわう一番街から脇道に入った一角に佇む「VILLAGE」。2025年11月にグランドオープンしたこちらは、1階がカフェスペース、2階がブックスペースになっている。本川越駅近くの自家焙煎カフェの豆を使ったコーヒー、近所にある製餡所のあんこをカステラではさんだシベリアなど、カフェメニューは川越らしさが感じられるもの。川越を拠点に活動し、他の醸造所とコラボしてビールを醸造するファントムブルワリー(※自社醸造所を持たないブルワリー)である「おとなり」のクラフトビールも提供している。そして週末を中心に、「ムラビト」と呼ぶメンバーによるイベントやポップアップストアが開かれるのも特徴だ。

「VILLAGEという店名は、顔が見える関係性のなか気軽に集える“村”にしたいという意味を込めたんです」と話すのは、同店代表の田中明裕さん。現状のムラビトは地元の人が多いそうで、声優を目指す女性が本の朗読会を開いたり、普段は会社員として働く人が調香ワークショップを主催したり……。そこに地元や近郊から参加者が訪れて交流する、コミュニティスポットとして機能しているのだ。

「このあたりは観光エリアの近くながら、地元の人が利用する個人店も新しく生まれています。昔からのお店との関係性もよく、お互いに応援し合う雰囲気なのがいいところ。VILLAGEは地域に根差したカルチャーの基地として、ムラビトの新たな一歩を応援する場所になれたらと思っています」

古色を帯びた外観が風景になじむ建物。2階はエッセイやアート関連などさまざまな分野からセレクトした本が並ぶ。大型書店ではあまり見かけない、小さな出版社の本も(画像提供/VILLAGE)

古色を帯びた外観が風景になじむ建物。2階はエッセイやアート関連などさまざまな分野からセレクトした本が並ぶ。大型書店ではあまり見かけない、小さな出版社の本も(画像提供/VILLAGE)

ホットドッグにはオリジナルの無添加ソーセージを使用。「おとなり」のクラフトビールとの相性もぴったり(画像提供/VILLAGE)

ホットドッグにはオリジナルの無添加ソーセージを使用。「おとなり」のクラフトビールとの相性もぴったり(画像提供/VILLAGE)

続いては一気に南下して、川越駅の東口側へ。駅前を少し離れただけなのに、急に喧騒が遠くに感じられる通り沿いを歩くと赤いドアの建物が見えてくる。中に入るとカウンターとテーブル、合わせて13席というこぢんまりとした空間が広がるここは、イタリアンレストラン「Non Lavora MASSA(ノン ラヴォーラ マッサ)」。川越出身のオーナーシェフ、雨宮優一さんが直に市場から仕入れた旬の食材や川越の野菜を調理している。地元の人がたびたび足を運んでくれるため、「お客さまを飽きさせないように、週替わりのおすすめメニューも用意しています」と雨宮シェフ。来店客とシェフ、そして来店客同士も気さくに交流しながら食事を楽しむ店内には、和やかな雰囲気が漂っている。

旬のおすすめ料理はもちろん、メニューにない料理でも来店客のリクエストにできる限り応えてくれる心遣いも魅力(画像提供/Non Lavora MASSA)

旬のおすすめ料理はもちろん、メニューにない料理でも来店客のリクエストにできる限り応えてくれる心遣いも魅力(画像提供/Non Lavora MASSA)

雨宮シェフは「地元に少しでも貢献できれば」との想いから2019年5月、ここ川越にお店をオープンさせたという。2026年からは偶数月の第一日曜に昼飲みイベントも始まり、いまやかけがえのない地域の憩いの場に。「これからもイタリアンにしばられず、お客さまに楽しんでいただけるイベントを開催していきたいです!」と語ってくれた。

得意料理は「パスタ料理全般」だそうで、自家製麺が味わえる日も。「田口さんのブロッコリー」のスープなど、川越産野菜もメニューに取り入れている(画像提供/Non Lavora MASSA)

得意料理は「パスタ料理全般」だそうで、自家製麺が味わえる日も。「田口さんのブロッコリー」のスープなど、川越産野菜もメニューに取り入れている(画像提供/Non Lavora MASSA)

地元野菜、クラフトビール、肉料理……、地域密着型の食のイベントも多彩!

地元住民が愛する「美味しい裏川越」を象徴するスポットは、飲食店ばかりではない。川越エリアでは駅前の複合施設などを会場にした食関連イベントが、毎月のように開催されているのだ。特徴的なのは、観光客よりも市民向けのイベントという特色が感じられる点。もちろん市外からの来場者もいるが、地域の人たちが気軽に訪れて食のイベントを楽しんでいる。今回の調査でも「街での行動」を尋ねたところ「公園や広場でのマルシェ・フリマ・古本市等のイベント」が2位になっており、日常的にマルシェなどのイベントを訪れる姿が浮かび上がった。

本川越 街での行動TOP5

川越まつりを指しているだろう1位の「街のお祭り」に次いで、「マルシェ・フリマ・古本市等のイベント」を多くの人が選択(出典/リクルート「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」)

2024年より春と秋の年2回ペースで開催されている「おとなり麦酒市」も、そんなイベントの一つ。主催するのは先ほど紹介した「VILLAGE」で提供されている、クラフトビールを醸造する「おとなり」だ。この「おとなり」は川越エリアをベースにつながっていたビール好きの仲間が、「ビールをツールにして地域のことを語り合う場をつくり、川越地域をもっと面白く楽しみたい」と考えたのが始まり。「顔の見える温かいコミュニティと豊かな文化の土壌」が共存する川越エリアを拠点に、川越や近郊の原料を取り入れたビールづくりをしている。ビールを「コミュニティを醸造するツール」だととらえ、人と人、人と街をつなぐハブになりたいという想いから「おとなり」という名前にしたのだそう。

そして、日ごろ協力してくれている醸造所や飲食店といった「おとなりさん同士」で集まり、地域の人が主役となるローカル主導のビールイベントとして「おとなり麦酒市」がスタート。主催者の一人、西村拓也さんは「地元の人もたまたま通りかかった人も、みんなが同じ空気感を共有して笑顔になれる。そんな“心地よい街の余白”をこのイベントを通じて表現したい。単なる飲食イベントにとどまらず、川越の暮らしの豊かさ、人の温かさを肌で感じてもらえる場所にしていきたい」と語っている。

「おとなり」が醸造に協力してもらっている埼玉県や近隣地域のブルワリーが、川越市産業観光館「小江戸蔵里」に集結。直営店を持たない「おとなり」は飲食店を会場としたポップアップやイベント会場でビールを提供しており、そこで知り合った飲食店も麦酒市に出店(画像提供/おとなり)

「おとなり」が醸造に協力してもらっている埼玉県や近隣地域のブルワリーが、川越市産業観光館「小江戸蔵里」に集結。直営店を持たない「おとなり」は飲食店を会場としたポップアップやイベントでビールを提供しており、そこで知り合った飲食店も麦酒市に出店(画像提供/おとなり)

2026年5月に開催された「KAWAGOE BAR FESTA.3」も、回を重ねるごとに注目度が高まっている。当日は会場に川越のバー13軒と「日本ホテルバーメンズ協会 東関東支部」によるブースがずらり! イベント用に各店が考案した「川越カクテル」をはじめ、さまざまなドリンクを手に談笑する人々で埋め尽くされた。来場者に声をかけてみると、「川越が地元で、行きつけのバーが出店すると聞いてやって来た」という人が複数。なかには「現在は引越しをして住まいは川越近郊だが、なじみのバーの応援に来た」という人もいて、川越っ子(と元・川越っ子)たちの地域愛の強さが伝わってきた。

川越駅とペデストリアンデッキで結ばれた複合施設「U_PLACE」で開催。入場自由のイベントのため正確な数は把握できないが、「3回目を迎えた今回が一番の人出に感じる」と出店者は語る

川越駅とペデストリアンデッキで結ばれた複合施設「U_PLACE」で開催。入場自由のイベントのため正確な数は把握できないが、「3回目を迎えた今回が一番の人出に感じる」と出店者は語る

同イベントは、川越のバー店主たちによる「みんなで集まって川越のバー文化を発信したい」との声が発端。実は川越にはバーが多数あり、特徴もさまざまなことを広く知ってもらえるようにとイベントを構想し、2024年に第1回目の開催が実現したという。実現した背景には、バー同士が協力しあえる関係性のよさがある。同業者はライバルでもあり仲よくなりにくい気もするが、出店したバー店主によると「普段からお客さまに他店を紹介するし、逆に他店からの紹介で来店する人も。自分もいろんな店に飲みに行くので、日常的にバー同士の交流がある」とのこと。バーの組合があるわけでもなく、自然発生的につながりが育まれているようだ。

河越煎茶や越生柚子を使った特製の川越カクテルを提供した「Bar Ruzek」。店主はバーフェスタの立ち上げにかかわった一人

河越煎茶や越生柚子を使った特製の川越カクテルを提供した「Bar Ruzek」。店主はバーフェスタの立ち上げにかかわった一人

「“一緒に川越を盛り上げよう”という意識が強いので、バーフェスタのようなイベントも実現できるんです」と話すのは、同イベントの発起人である(一社)川越Farmer’s Marketの代表理事・石川 真さん。そしてバーに限らず飲食店全般の横のつながりが強く、さらには客である地元住民の地域愛も強いと教えてくれた。「川越の人はチェーン店よりも個人店を好む傾向があります。だから、一般には“バーは潰れやすい”と言われますが、川越だと常連さんが小さなバーに定期的に通って応援するので全然潰れないし、結果的に店舗数も多いのだと思います」

石川さんご自身も川越で生まれ育ち、熱い地元愛を胸に抱く一人。バーフェスタのほかにも農産物直売イベント「川越Farmer’s Market」をはじめ、数々の食のイベントを手掛けている。

川越Farmer’s Marketの様子

年数回、さまざまな会場で開催する「川越Farmer’s Market」。スタートから10年以上が経ち、最近は「各農園にファンがいて、“夏はあの農園のとうもろこしが美味しい”なんて話すくらい市民も詳しいんですよ」と石川さん。同様に農産物の直売と飲食物販を行う毎年冬恒例の「くらしをいろどるFarmer’s Market」は100店舗以上が集い、前回は過去最多の2万人以上が来場(画像提供/川越Farmer’s Market)

2014年ごろに石川さんが農産物直売イベントを立ち上げたのは、「市内の農家、農産物の魅力を地元の人に知ってほしい」との考えから。それ以前より地域の飲食店に川越の農産物を紹介して料理に取り入れてもらい、飲食店を窓口にして市民に川越の食の魅力を広める取り組みをしていたそう。そして、こうした行いは無償の市民活動としてやっているとのこと! 普段は食や農業とは別分野の会社員として働くかたわら、「この街が好き、という市民をもっともっと増やしたい」との一心で活動しているのだ。仕事でもないのに!?との驚きを伝えると、「でも“川越のために”という気持ちで、こういう市民活動をする人はこの街では珍しくないんですよ」とほほえむ。最後に、住民の一人として石川さんが感じる「川越エリアに住む魅力」をうかがうと、こう語ってくれた。

「各町の住民がそれぞれに協力して山車を曳く川越まつりの文化を土壌にして、川越は今も住民同士のつながり、郷土愛が受け継がれています。観光で来るのではなく実際に住んで、コミュニティに交わることで面白さが倍増するのが川越の魅力。行きつけの店ができ、客同士が顔なじみになり、おすすめの店を紹介されて……と、どんどん輪が広がっていく。そうして地域コミュニティに深くかかわりたい人こそ、川越にハマるんじゃないでしょうか」

2021年からは「川越肉フェスティバル」がスタート。全国各地から出店するグルメフェスとは異なり、川越エリアの人気店のみが集結する地域密着型。2026年4月の開催時は39店舗が「ウニクス川越」「ウェスタ川越」の広場で一堂に会した。先ほど紹介したイタリアンレストラン「Non Lavora MASSA」も出店(画像提供/左:川越Farmer’s Market、右:Non Lavora MASSA)

2021年からは「川越肉フェスティバル」がスタート。全国各地から出店するグルメフェスとは異なり、川越エリアの人気店のみが集結する地域密着型。2026年4月の開催時は39店舗が「ウニクス川越」「ウェスタ川越」の広場で一堂に会した。先ほど紹介したイタリアンレストラン「Non Lavora MASSA」も出店(画像提供/左:川越Farmer’s Market、右:Non Lavora MASSA)

KAWAGOE COFFEE SELECTIONの様子

自家焙煎コーヒー店やカフェも充実している川越エリア。2026年2月には「KAWAGOE COFFEE SELECTION」を初開催! 市内15店舗のコーヒーと、ベーカリーや菓子店、飲食店によるコーヒーに合うグルメを楽しむイベント。こちらも「ウニクス川越」「ウェスタ川越」広場が会場で、開催地となる大型施設が駅近くにあることもイベントの多彩さを支えている

●取材協力
・VILLAGE
・Non Lavora MASSA
・おとなり
・U_PLACE
・川越Farmer’s Market

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「SUUMO住み続けたい街ランキング2026 首都圏版」調査報告書

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この記事のライター

SUUMO

『SUUMOジャーナル』は、魅力的な街、進化する住宅、多様化する暮らし方、生活の創意工夫、ほしい暮らしを手に入れた人々の話、それらを実現するためのノウハウ・お金の最新事情など。住まいと暮らしの“いま”と“これから= 未来にある普通のもの”の情報をぎっしり詰め込んで、皆さんにひとつでも多くの、選択肢をお伝えしたいと思っています。

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